人生で必ず役に立つ技術、スピーチとプレゼンテーションスキルを磨こう!・・・前編
皆さん、こんにちは!
今回のテーマは、一見すると留学とは無関係に思えます。しかし海外、特にアメリカへ留学を考えている方には大いに関係あるテーマです。「人生で必ず役に立つ技術、スピーチとプレゼンテーションスキルを磨こう!・・後編」では、アメリカの大学ではプレゼンテーションによる授業評価があることをお伝えしました。しかし、この傾向は小学校からあり、彼らにとってプレゼンとスピーチは出来て当たり前のものなのです。
その一方で、テレビに映る政治家やスティーブ・ジョブスのような才能ある人たちのプレゼンテーションやスピーチは、特別なものがあります。観客に何かをアピールしたり、考え方を変えるような影響力のあるスピーチやプレゼンを行うのは、ネイティブにとっても難易度の高いものです。
そのため、アメリカの大学では、そのような技術を学ぶ専門の授業があります。私も、「カッコいいプレゼンが出来るようになりたい!」という動機で受講しました。実際の授業では、基本的なスピーチ技術から、ネイティブも驚く裏ワザも学びました。今でも役に立っている、実践的な技術です。
今回は、そんなスピーチ・プレゼン技術習得授業について、お伝えします!
*私が履修した授業に基づくものですので、実際の授業は各大学・教授によって異なる場合があります。
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スピーチ技術を学ぶ授業!?
私が留学に行った理由のひとつに、「テレビで見る人たちのような、すごいプレゼンテーションスキルを身につけたい」という目的がありました。そのような相談を留学担当の方にしたところ、“Public Speaking”という授業を教えて貰いました。これは、人に影響を与えるような効果的なスピーチ技術を身につけることを目的としたものです。日本の大学にはない、大変面白い授業ですよ。 しかし、幼いころからスピーチやプレゼンをしているような人がいる国で、なぜこのような授業があるのでしょう?それは、人に影響を与えるようなスピーチは、様々な場面で役に立つ実践的な技術だからです。上記にも記しましたが、ただ人前で発表することと、他人を動かすような話をすることには、大きな違いがあります。たとえネイティブスピーカーでも、それは大変難しいことです。そのため、この “Public Speaking” は、現地の生徒からも人気の高い授業科目となっています。もちろん、今までスピーチもプレゼンもしたことが無い・・・なんて人でも安心ですよ!実際に受講してみた
そんなわけで、留学先の DePauw University で行われている “Public Speaking” の授業を受講しました。私のように人前での発表がほとんどない人から、スピーチコンテストで受賞した経験のある人もいる、千差万別のクラスでした。クラスメートは13人ほどで、少人数に加えて皆フレンドリーだったので、すぐに打ち解けることが出来ました。教授も、数々の大企業の幹部や社長向けに講師を務めたことのある、大ベテランの方で、毎回勉強になることを教わりました。授業でまず驚いたことは、初日から自己紹介も兼ねたスピーチをしたことです(笑)内容は自分自身について、というシンプルなものでしたが、実際に演壇に立ってクラスメートの前で発表させられました。いやぁ緊張しましたねぇ。 成績も実践第一です!中間にスピーチ、期末にプレゼンテーションを行い、その出来栄えで評価されました。形式は、「視覚情報を使わないものを1つ・使うものを2つ」というもので、期末は「自分のスピーチでクラスメートを説得する」という、特に難しい課題でした。 スピーチの内容は、「個人が興味のあるもの、クラスメートに伝えたいこと」であれば、自由に選べました。ノルウェー出身の生徒は母国の文化について、サーフィンが好きな生徒はその魅力について等々・・・私は「サメについて・おいしい日本食の作り方・帽子をかぶるメリット」という3つのテーマを選びました。実際にクラスメートの前で発表するのはものすごく緊張したし、「もうヤダ帰りたい」って何度も思いました。しかし、自分の留学目標を達成していることと、自分の成長が実感できるので、大変貴重な経験でしたね。スピーチの授業で学んだ大切なこと
授業では様々なことを学びましたが、特に勉強になったものが2つあります。一つは【スピーチ】と【プレゼンテーション】の違いです。似ているようですが、この2つには、「視覚情報があるかないか」という違いがあります。簡単に言えば、よくあるPowerPointを使ったものはプレゼンテーション。そういったものを使わず、言葉のみで発表するものがスピーチです。 もう一つ勉強になったのは、スピーチの種類です。実はスピーチには、「知らない情報を提供するもの(英語ではInform speech)」と「相手を説得するもの (英語ではPersuasive speech)」という2つに分かれています。前者は他の人が知らないような情報を発表するもので、後者は観客にこうしてもらいたい、という目的で行われます。種類の違いは伝える内容の違いにもなります。どの場面でどんなことを伝えたいのか、ということを理解しておかないと、スピーチは意義を失います。皆さんも、これからはこの違いを理解して、発表に臨んでみてください。(これぞまさしく、Persuasive speech ですよ!)身に付く技術
“Public Speaking” 最大の目的であり、皆さんが最も気になる点・・・実践的なスピーチ・プレゼンの技術!1学期の授業で、私は多くのものを学びました。最も印象的で、今でも大切にしていることは「伝わりやすい情報は、わかってもらいやすい」ということです。当たり前のことかもしれませんが、それ故に忘れられがちなポイントです。 皆さんの中にも、私と同じように人前で発表することに慣れたい方やカッコよくプレゼンできるようになりたい方がいるのならば、この “Public Speaking” の授業を履修してはどうでしょう?きっと満足のいくものが得られますよ。 さて、授業で身につけた技術を紹介するには、記事が少々長くなってしまいます。そのため、詳しい内容は『後編』にてお伝えします!気になる方は、ぜひご覧になって、アメリカ式のスピーチ・プレゼン術を身につけましょう!!大学・大学院留学 関連記事
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