海外留学時の滞在方法のホームステイのメリット、デメリット
こんにちは。たぬとらみです。今回は、海外留学時の滞在方法のホームステイのメリット、デメリットについて紹介します。私は、アメリカで2か月(2軒)、オーストラリアで1ヶ月ホームステイをしたことがあります。
また、他の記事で紹介したように寮生活も体験しました。寮生活と比較して、ホームステイについてを紹介していきます。

ホームステイのメリット
①第2,3の家族ができる
これは人生の宝物だと思います。私もホームステイ先のご家族にはとてもよくしていただいて留学が終わった後も連絡を取り合い、自分の人生の転機には相談にのってもらっています。
留学後に「また遊びにおいで!」と言ってくださり、1年後にまたアメリカに遊びに行った時には泊めてもらいました。
普通の日常生活では第2,3の家族とは出会えないので、これは留学してホームステイをした人ならではの貴重な体験だと思います。
②現地の文化や生活習慣を学べる
これは、ホームステイの醍醐味ですね。実際に生活していく中で、その土地ならではの文化を知ることができます。
オーストラリアでは、家族との時間を大切にすること、朝食は自分で作ることを学びました。衝撃的だったことは、カンガルーの肉を食べたことです。これはなかなかお店では食べられないので良い経験でした。
アメリカでは、夜にみんなでボードゲームをしたのが楽しかったです。
③語学の練習の機会が増える
家に帰ってからも語学の練習ができるのは良いです。授業中、クラスメイトと会話できなかったり、外国語を話す時間が少ないと感じた時でも家に帰ればホストファミリーがいます。
言語は話して上達していきます。
一番、身近に話し相手がいるのは大きいと思います。オーストラリアのおばあちゃんにお願いして、オーストラリアならではのスラングを毎日教えてもらっていました。
例えば、no worries はアメリカ英語で言うno problem であることなどです。アメリカのお母さんは外国語学習に造詣が深かったので、英語の発音の練習に付き合ってもらいました。
なかなか授業中にすべてのわからない単語の発音やルーツまで知ることができないのでホストマザーに聞けたのはとても良かったです。
③相談相手がいる
これがホームステイの1番のメリットかもしれません。
慣れない土地、環境で不安なことがいっぱいだと思います。そんな時に相談にのってくれるのがホストファミリーです。
私も課題が終わらない時にはホストマザーに相談にのってもらって一緒に考えてもらいました。
その土地や環境、言語のことを詳しく理解しているのでとても心強かったです。皆さんも留学で困ったときはまず初めにホストファミリーを頼ってみてください。

ホームステイのデメリット
①気を遣う
やはり他の人と生活するのは気を遣います。もちろん最低限の礼儀は必要ですが、気を遣いすぎると疲れてしまいます。
私は、自分の部屋はきれいにすることと毎日1つホストファミリーのためにお手伝いをすることを心がけていました。
裏を返せば、それ以外は比較的自由に振る舞っていました。
気を遣いすぎて、ファミリーの用事に自分の用事を合わせていたときにオーストラリアのおばあちゃんが「ここはあなたの家よ!好きにしていいのよ。」と言ってくれました。この言葉で肩の力が抜けました。
②ホストファミリーと仲良くなれないと生活しづらい
実の家族とでも一緒に暮していると不満があります。それが赤の他人と暮らせば、気を遣うのは当たり前です。
そして、言語や文化の壁があります。より難しいと言えるでしょう。
しかし、あまりにも気が合わないと疲れてしまいます。毎日、暮らす家で気を張り詰めるのは想像以上にストレスがかかります。
このページの最後の方でホストファミリーと仲良くなるコツを紹介したので参考にしてみてください。
②自分の生活リズムが作りづらい
ご飯の時間であったり、家族のルーティンで決まっていることが多いです。自分のスケジュールで動くことができないのは大変です。
私も最初はホストファミリーに気を遣いすぎてファミリーの予定に合わせすぎて自分の予定をこなすことができなくなってしまった時があります。
例えば、私は実際に毎晩「一緒に映画を見よう」とホストファミリーに誘われて、次の日の予習を夜遅くまでやるはめになってしまっていました。ときには、断ることも大切ですね。
でも、ただ断るだけでなく、今度は自分から誘うようにすると良い関係が築けると思います。
③すれ違いもある
海外のホストファミリーは日本と違っておもてなしの心で受け入れている訳ではなく、ビジネスとして受け入れているご家族が多いです。
私の友人はご飯も出してもらえず、シャワーも数分しか使うことが許されてなかったそうです。
また文化が違うことでうまれるすれ違いもあります。
私はオーストラリアにいたときホストグランドマザーと朝食の量について揉めてしまいました。おばあちゃんだったこともあり、朝食は紅茶かコーヒーだけでした。食べたければ自分で用意していいと言われたので、用意して食べたら量が多すぎるよと怒られてしまいました。
そこで自分の意見を伝えて、提案もしてみました。私は朝食を食べないと力が出ないタイプの人間だったので自分でお金を出すから食べたいとお願いしました。
今までホストファミリーに来たアジア人は自分の意見をはっきり言わないから知らなかったよ!そういうことなら構わないよ。」と笑顔で承諾してくれましたもちろんわがままはダメですが、せっかくならお互いが気持ちよく過ごせるように提案していきましょう!!
ホストファミリーと仲良くなるコツ
・感謝を忘れない&1日1つ家のお手伝いをする
ここで私なりのホストファミリーと良好な関係を気付くコツを紹介します。私がホストファミリーと暮らすうえで気を付けていたことは感謝を忘れないことです。
また1日1つはお皿洗いやホストブラザーと遊ぶなど家の仕事を手伝っていました。
・自分から積極的にコミュニケーションをとる
英語が得意じゃないから、シャイだからと自分から積極的にコミュニケーションをとるのが苦手な人もいるかもしれません。しかし、せっかく留学に来ているのですから殻を破ってみましょう。
コミュニケーションといってもはじめは話しかけるのが難しければ、挨拶からで構いません。
オーストラリアのホストマザーははじめはあまり話してくれませんでしたが、私が毎日学校であったことを話していたら、聞いてくれるようになりました。まずは挨拶からでもいいです。話してみましょう。
・郷に入っては郷に従え
文化や言語の違いでホストファミリーとすれ違いが生じることがあります。その時はまずは相手の意見に合わせられるようにしましょう。郷に入っては郷に従えと言いますよね。これも良い留学の経験です。
どうしても難しいと感じた時は正直にあなたの意見を言いましょう。言語がまだ不慣れで伝わる自信がなければ手紙でもいいと思います。日本と違って海外は察する文化はありません。自分が言わないと伝わりません。
最後に伝えたいのがどうしてもホストファミリーと気が合わずストレスを感じるようだったらホストファミリーを変更しましょう。あなたがどれだけ努力しても相手がいる問題です。どうしようもないときがあります。
私は幸運にも良いホストファミリーに3軒とも恵まれましたが、友達はご飯も出してもらえず、家政婦のように家事をすべてしないといけなかったそうです。こういう場合にはご縁がなかったと思って変更しましょう。
ホストファミリーをもし選ぶことができたら
・子供が好きなら、子供がいる家庭を選ぶ
ホストブラザー、シスターはよき英語の先生です。大人よりも遠慮がないので((笑))間違った発音で話しているとすぐ直されます。私も当時3歳のホストブラザーのおかげでかなり発音が上達しました。
また、学校の課題や人間関係で疲れていてもホストブラザーと遊んでいるとリラックスできました。
一つ注意したほうがいいのは、事前に教えられた子供の年齢が違い自分よりも年上の兄弟、姉妹がいることもあることです。海外では前述したようにホストファミリーをビジネスとしてやっている人が多いです。
子供の年齢が大きいと希望者が減るためわざと小さく書いている家族がいます。友人の話ですが、7歳の男の子だと思ったら17才だったそうです。一つ屋根の下で過ごすので、特に女性は気を付けた方がいいかもしれません。
・ペットが好きなら、ペットがいる家庭。動物アレルギーがあれば、ペットがいない家庭を選ぶ
私は動物が好きだったのでペットがいる家庭を選びました。話題がなくなってもペットがいれば沈黙が気になりませんでした(笑)
また、ホストファミリーがペットと会話する言葉やしつけの言葉などをまなぶことができました。そして、忙しい日々の中の癒しでもありました。
逆に動物アレルギーがある方は気を付けましょう。海外では動物を家の外で飼う習慣はほとんどありません。家の中で一緒に暮らすので動物の毛などでアレルギー反応を起こしてしまうかもしれません。
まとめ
ここまでホームステイのメリットとデメリットを紹介してきました。寮生活も体験した私がおすすめするのは寮生活です。もちろんホームステイも多くのメリットがあります。
しかし、留学で外国語や学問を勉強しに来たのなら勉強に力を入れられる環境がベストな環境だと私は思います。他の記事で紹介したように寮生活では友達と一緒に勉強できたりなど、静かで集中しやすいです。
もし、皆さんの留学の目的が勉強よりも海外の文化や生活を経験することなどであれば、ホームステイの方が良いでしょう。
留学の目的を考えて、選択してみてください。この記事が少しでも皆さんの選択の役に立つと嬉しいです。