【留学体験談】アメリカ留学で感じたメリット&デメリット
アメリカは留学に行ってみたい国では不動の人気を誇ります。
筆者であるわたしもアメリカに留学しており、9月からでついにアメリカ滞在4年目(!)になりますが、良いところも悪いところも、いろいろありました。
ここではアメリカの「いいなあと思うところ」と「悪いところ」を経験をもとに紹介していきます。アメリカ留学を考えているひとは、参考にしてみてください。
アメリカ留学のメリット
1.都市によって違った魅力がある
広大な国土のなかで、行く場所によって趣がまったく異なるところは、アメリカのいいところです。
大まかな地域だけではなく州による違いもあり、多くのアメリカ市民が自分の出身州に誇りを持っています。
”アメリカ人”としての意識よりも、”どの州の人間であるか”をアイデンティティとしている人が多いように感じました。
2.様々な人種がいて、様々な文化がある
歴史上で考えると、アメリカでは、ほとんどが移民してきた人たちです。
民族グループにそれぞれの文化があり、移民の背景があり、とても興味深いです。
3.たくさんの価値観に出会える
アメリカは自由というイメージが強いかもしれません。人とは違って当たり前、という風潮が基本なのです。
例えばLGBTQや、他の人とは違う道を生きる人々を受け入れる姿勢を、多くの人が身につけているように思われます。
4.いろんな個性が受け入れられる
日本では他の人と同じであることが重要視されたり、「出る杭は打たれる」などという言葉もありますよね。
一方のアメリカでは、人と違えば違うほどユニークだね(良い意味で変わっているね)と評価されます。
5.素晴らしい研究施設を持った大学が存在する
日本より実力主義社会なところもあり、評価と熱意、野望があれば若い大学生でも研究に参加していくことが可能です。
また大学では奨学金による進学が可能なところも大きなメリット。学校によっては、返済不要の全額奨学金で進学することができます。
アメリカ留学のデメリット
1.格差が激しいこと
良い方面にも悪い方面にも、振り幅が広いです。
2.食の安全性に疑問
アメリカではどんな食品を選ぶかが、自分の健康を守るためにとっても重要になってきます。悪い意味での個人主義の現れの一部なのかもしれません。
ただしその分、有機農業など、環境にも人間にもやさしい農業が発達し、暮らしに浸透してきていることは良い部分でもあります。
3.教育費が高い
奨学金が充実していることも事実ですが、そもそもの教育費が信じられないほど高額です。
4.異文化に”とても寛容”とは言えない
アメリカでは異文化を受け入れるというよりも、アメリカの文化に染めるという風潮の強いと思います。
例えば隣国のカナダでは、移民の人々それぞれのルーツと文化を尊重し、新たな文化に適応することを求めません。アメリカよりも寛容といえるでしょう。
5.差別がある
差別が存在し、そして一部の地域ではあからさまに態度で示されることは、大きなデメリットです。
もちろん地域差、個人差がありますが、ひとつの特徴として人種差別の傾向が強いように思えます。
6.治安はやっぱり不安
アメリカはどうしても、日本に比べると治安が悪いです。スリが多かったり、薬物の危険が本当に身近にあったり、日本よりも安全指数は低いなと感じることが多いかもしれません。
自分の身はできるだけ自分で守れるようにしましょう。もちろん必要な時には助けを求める勇気も必要です。
7.車社会なこと
アメリカでは車がないと、何かと不便です。
ボストンやニューヨークなどの都市部では地下鉄などもありますが、基本的には車での移動が多い郊外では、日本の整った公共交通機関に慣れていると不便に感じることも。
アメリカ留学のメリデメまとめ
どこの国の文化にも、良いところと悪いところがあります。
自分が慣れ親しんだ文化とは異なる文化に飛び込むときには、何かしらのカルチャーショックに遭うことも多いでしょう。
ですがそれも含めて、全部が留学体験の一部として楽しむことが、留学を成功させるコツなのかもしれません。
アメリカ留学に興味がある人は、勇気を出して一歩踏み出してみるといいと思います。