留学するならどっち?オーストラリアとニュージーランドの違いを調べてみた!

こんにちは。
僕はオーストラリアとニュージーランドに行ったことがあるのですが、皆さんはオーストラリアとニュージーランドの違いって分かりますか?
どちらもオセアニアを代表する国で、日本からは飛行機で13時間ほど。国旗も似ているし公用語は英語だし、何となく同じようなイメージという人がいるかもしれません。
結局、留学するならどっちの方が良いのでしょうか?
今回は、そんなオーストラリアとニュージーランドの違いについて調べてみました!
※この記事は2016年12月5日現在の情報を基に作成しています。
オーストラリアとニュージーランドの違い

先住民
オーストラリアの先住民はアボリジニ(アボリジナル、オーストラリア先住民)、ニュージーランドの先住民はマオリ族です。
人口としてはアボリジニはオーストラリア全体の3%程度、マオリ族はニュージーランド全体の15%程度を占めています。
僕が行ったオーストラリアのパースにもアボリジニの人たちはいましたし、ニュージーランドのオークランドにもマオリ族の人たちがいました。
・オーストラリアのアボリジニ
アボリジニと言えばドットによって独特な世界観を描く「アボリジナルアート」が有名です。
元々は情報伝達やボディペインティングのために用いられていたものだとも言われていますが、イギリスの芸術家であるジェフリー・バーデンによってアートとして見いだされ、今ではオーストラリアを代表する芸術として世界的にもその価値が認められています。
・ニュージーランドのマオリ族
マオリ族と言えばマオリ伝統の踊りである「ハカ」。
「ハカ」はマオリ族が戦いの前に相手を威嚇するための踊りです。
ニュージーランドのラグビー代表チーム”オールブラックス”(世界ランキング1位)はラグビーワールドカップでも3回優勝(大会最多)している強いチームとして世界的に有名。
試合前に迫力のある踊りを踊ります。
この踊りはマオリ族の「ハカ」がもとになっています。
ちなみに僕はマオリ族の人達に目の前で「ハカ」を見せてもらったことがありますが、ものすごい迫力でした。
地理・天候
どちらも南半球に位置する国なので、日本とは季節が逆です。また、どちらも人間より羊の方が多い国です。
・オーストラリア
オーストラリアは国土面積(7,692,024km²)が日本の約20倍で、世界で6番目の大きさです。
6つの州と特別地区に分かれており、首都はメルボルンです。非常に大きな国であるため、州ごとに気候が異なりますが、基本的には1年を通して温暖な地域が多いです。
またオーストラリアはグレートバリアリーフやサーファーズパラダイスなど海のイメージが強いですが、世界で2番目に降水量が少なく、砂漠地帯が国土の40%以上を占めているとも言われる非常に乾燥した地域です。
晴れの日が多く過ごしやすい気候である反面、1年を通して紫外線が強いので、外に出る時は常に紫外線対策をする必要があります。
・ニュージーランド
ニュージーランドでは羊が多すぎて(約4千万頭いるらしいです)、羊のゲップが国の温室効果ガス排出総量の半分を占めていると問題になったこともあります。
現在のニュージーランドでは羊の量は減ってきているようですが、僕が行った時は滞在先が郊外だったこともあって、いたる所で大量の羊を目撃しました。
ニュージーランドの国土面積(270,534km²)は日本の約4分の3です。北島と南島とに分かれていて、北島の中心はオークランド、南島の中心はクライストチャーチ、首都のウェリントンは北島にあります。
日本に比べると年間の気温差は少ないですが、1日の寒暖差が激しいです。
1年を通して緩やかな季節の移り変わりが見られ、日本ほどはっきりしてはいませんが四季を感じることができます。
また、オーストラリア同様、ニュージーランドも紫外線が強いので対策が必要です。
アクティビティー
・オーストラリア
オーストラリアでは、オペラハウス(シドニー)やグレートバリアリーフ(ケアンズ)、サーファーズパラダイス(ゴールドコースト)と都市ごとに有名なスポットがあり、どこに行っても見どころがあるのが特徴で、世界各国から多くの観光客が訪れます。
またオーストラリアではサーフィンやダイビングなどマリンスポーツが有名ですが、バーベキューも欠かせません。
大きな公園であればバーベキュー用のコンロが無料で貸し出されているので、気軽にバーベキューを楽しめます。
・ニュージーランド
ニュージーランドもオーストラリア同様にサーフィンやダイビングなどマリンスポーツが盛んですが、そのマリンスポーツと同じくらい盛んなのがトレッキング。
ニュージーランド内には、魅力的なトレッキングスポットが数多く存在します。
特に国内最大の国立公園であるフィヨルドランド国立公園は、周辺の3つの国立公園(アオラキ/マウント・クック国立公園、ウエストランド/タイ・ポウティニ国立公園、マウント・アスパイアリング国立公園)と共に世界遺産に登録されており、広大な自然を体感することができます。
フィヨルドランド国立公園に位置するミルフォードサウンドは、その美しさから、映画『ホビット』のロケ地としても使用されました。
また、ニュージーランドには温泉があります。
大体150の温泉があるとも言われ、北島にあるロトルアは温泉観光地として有名です。入り方は日本とは異なり、水着を着用して温水プールのように楽しむようです。
生活
僕の主観ですが、オーストラリアもニュージーランドもフレンドリーな人が多く、のんびりとしているので日本の人でも過ごしやすいのではないかと思います。オーストラリア、ニュージーランド共に治安も良く、イギリスのエコノミスト紙による「2016 Global Peace Index(世界平和度指数)」のランキングでは、ニュージーランドが4位、オーストラリアが3位とどちらも10位以内にランクインしています(日本は9位)。
生活費はオーストラリアもニュージーランド共に高い傾向にあります。海外移住者向けの情報サイト「movehub」では、「The highest cost of living」と題して物価の高い国TOP10を発表しており、オーストラリア(6位)とニュージーランド(7位)どちらもランクインしています。
物価目安
それぞれの国内最大都市であるシドニー(オーストラリア)とオークランド(ニュージーランド)で比較してみました。参考にしてみてください。
シドニー(AUD)
- コーヒー1杯 3~3.8
- 水(500ml) 3.70~
- ビックマック(Mセット) 8.95~
- 卵1パック(12個入り) 4.50~6
オークランド(NZD)
- コーヒー1杯 3~
- 水(500ml) 2.5~
- ビックマック(Mセット) 9.40~
- 卵1パック(12個入り) 3.8~4
オーストラリアとニュージーランドの留学事情

留学費用
年間の学費を調べてみるとオーストラリア留学には150万円以上、ニュージーランド留学には130万以上とそこまで差は見られません。渡航費や生活費もほとんど変わらないので、費用的にはどちらに留学してもあまり差がないようです。
語学
どちらも英語を公用語としています。イギリス英語の影響が強く、オーストラリアの英語とニュージーランドの英語はよく似ていると言われます。
どちらも地域によっては訛りが強い場所もあるようです。
語学留学生の受け入れにはどちらも力を入れており、どちらの国にも語学学校は多い傾向にあります。
シドニーやオークランドなど都会に行くほど日本人の数も多くなるので、日本人が少ない方が良いという人は郊外の都市を選ぶと良いようです。
大学
オーストラリア、ニュージーランド共に、イギリスの教育制度を基にしており、通常3年間の本課程修了で学士が取れますが、コースや学部によって4~6年かかることもあります。
また、卒業したての高校生など学部科目に対する知識や大学の授業に必要な英語力がない学生向けに「ファウンデーションコース」と呼ばれる入学準備コースが用意されており、大学入学前に1年かけて大学で必要な基礎的な学力を養うことができます。
近年では「ディプロマコース」と呼ばれるコースも人気で、こちらは修了後大学2年生として編入が可能です。
ファウンデーションコースよりはレベルが高くなりますが、直接入学するのと同じ期間で大学を卒業することができます。
イギリスの大学は9月頃に開始しますが、オーストラリアとニュージーランドの大学はどちらも2月~3月頃に始まり11月~12月頃に修了します。
オーストラリアには大学が41校(内国立大39校)あり、海外からの留学生も積極的に受け入れています。
日本に比べると大学数が少ないですが、オーストラリア国立大学 (キャンベラ)、メルボルン大学 (メルボルン)、シドニー大学 (シドニー)、クイーンズランド大学 (ブリスベン)、ニューサウスウェールズ大学 (シドニー)、モナッシュ大学 (シドニー)、西オーストラリア大学 (パース)、アデレード大学 (アデレード)のGroup of 8 を筆頭に、高い教育レベルを維持しています。
ニュージーランドには大学9校(内8校が国立大)あり、そのほとんどが大学院を持っています。
国の充実したサポートの中、レベルの高い教育を受けることができ、中でもオークランド大学は人類学や考古学の分野で世界的な評価を受けています。
ワーキングホリデー
オーストラリアもニュージーランドもワーキングホリデービザで渡航可能な国です。オーストラリアとニュージーランドのワーキングホリデービザには違いがいくつか見られたので、書いてみました。
・オーストラリア
同一の雇用主の下で働ける期間→6ヶ月まで
(3ヶ月季節労働した場合の)延長可能期間→1年
語学学校に通える期間→4ヶ月
・ニュージーランド
同一の雇用主の下で働ける期間→制限なし
(3ヶ月季節労働した場合の)延長可能期間→3ヶ月
語学学校に通える期間→6ヶ月
おわりにどちらもワーキングホリデー協定国としての歴史が長く、日本人の受け入れ態勢が整っているので、仕事先や滞在先を探すのにはあまり困らないようです。最低賃金はオーストラリアが17.70AUD(Fair Work Commission―National minimum wage ordersより)、ニュージーランドが15.25NZD(EMPLOYMENT NEW ZEALAND―Minimum wageより)とオーストラリアの方が高めです。
まとめ
いかがでしたか?
オーストラリアとニュージーランド、どちらもフレンドリーな人が多いことは共通しているので、留学に向いていることは間違いないと思います。
もっと具体的に語学学校や費用のことなどを知りたい方は、留学エージェントさんのパンフレットを取り寄せてみてください。
留学エージェントさんによっても扱っているプログラムが違うので、複数のエージェントさんのパンフレットをチェックしてみてくださいね。
留学エージェントさんから現地の様子なども教えてくれますよ。
留学voiceから、複数の留学エージェントさんのパンフレットをまとめて取り寄せることができるので、まずは情報収集から始めてみましょう!ぜひ自分に合った渡航先を見つけてください!




















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