アメリカの大学に入学・編入する際には知っておきたい奨学金のこと

アメリカの大学は学費がすごく高いって聞いたことはありませんか。現在、アメリカの大学の学費は毎年6%ずつ値上がりしています。そこで、多くのアメリカの大学生が利用しているのが奨学金です。奨学金は手順をちゃんと踏めば、留学生でももらえることがあります。 アメリカの大学留学

アメリカの大学の学費はどれくらい?

一般的にアイビーリーグなどの名門私立大学ほど学費は高くなります。ハーバード大学での2015-2016年度の学費は、寮費などを含めておよそ$65000程。日本円にすると740万円程になります。https://college.harvard.edu/financial-aid/how-aid-works/cost-attendanceこれが一年間の学費です。日本の名門私立大学と比べてみても高額です。ちなみに慶応義塾大学の初年度の学費は学部によって異なりますが、一番高額な医学部でも380万円ほどになります。 参考 http://www.keio.ac.jp/ja/education/tuition/faculty_001.html アメリカ大学留学費用 こんなに高額な学費を四年間も払って大学に行くなんて、よっぽどのお金持ちじゃなければ難しいと思います。しかし、アメリカも日本と同様学歴社会です。いわゆる中流以上の企業に就職するには大学を卒業していなければいけません。そのため、およそ全体の7割の学生が大学へ進学します。もちろんその中には裕福ではない家庭も多くあります。なにしろアメリカは格差社会です。上位20%が金融資産の90%を持っているといわれています。 大学に行くことのできる実力がありながら、学費を負担することが難しい学生の多くは奨学金制度やローンを使って大学へ進学します。 参考 http://socius101.com/poverty-and-inequality-of-the-us/ アメリカの奨学金

アメリカでの奨学金制度の利用

日本で奨学金を利用している大学生は全体の約半数というデータがありますが、アメリカの大学では約85%もの大学生が奨学金を利用しているというデータがあります。 アメリカは上記のように大学の学費がとても高額なので、奨学金の利用者が多いことも納得できます。奨学金の他に学生ローンを利用して進学する人も多くいます。 参考 http://socius101.com/poverty-and-inequality-of-the-us/ https://nces.ed.gov/fastfacts/display.asp?id=31

奨学金に種類はあるのか?

奨学金の種類というと、まず給付型と返済型があります。給付型はもらうだけで返済しないで良い奨学金。返済型は、いずれもらった分を返済していなければいけない奨学金です。 給付型の奨学金の例としては、Grant, Financial aid, Scholarshipがあります。Grantは政府や学校からもらえる奨学金です。Financial aidは家庭の経済状況にあわせて、必要に応じて(Need-based)学校から給付される奨学金です。Scholarshipは優秀な学生に与えられる(Merit-based)奨学金です。 返済型の奨学金の例は、Student loan(学生ローン)やwork studyです。Work studyとは大学構内で働き、学費に充てることできるということです。大学の中にはfinancial aidを受給する学生は全員work studyしなくてはいけないというきまりがあることもあります。 アメリカ留学の奨学金 わたしは奨学金で留学費用のほとんどが間に合っています。学費の5割ほどを大学からのgrant、同じく5割ほどをスカラーシップ、その他諸費用のためのwork-studyで賄うことになっています。わたしの学校では奨学金に応募する学生はすべてwork-studyに参加することになっています。その他、日本からボストンもしくはニューヨークまでの渡航費も支給されています。 アメリカ留学

奨学金を申請しよう!

奨学金の申請方法は学校によりけりです。大学がよく採用している申請方法はCSS Profile を利用したものです。 大学によっては独自の申請方法を採用している学校もあるので、学校に確認しましょう。基本的には、申請方法は、申請書を記入し、納税証明書や銀行の残高証明書など、家庭の経済状況を証明する書類を提出するだけです。家庭の年収制限はありますが、ちゃんと必要なひとはもらえる制度になっています。 アメリカ留学

おわりに

多くの大学、特に有名大学など教育の質の高い大学は、能力があるにも関わらず、費用が理由によって進学を断念する学生が出ないようにしようという意向が強くあります。大学の学費が高いからといって、アメリカの大学への進学を諦める必要はないのです。もし自分に学費の支払い能力がないことが明らかにないのに、大学が奨学金を一銭もくれない場合、わたしだったら何百万も払って、その大学に行く価値があるかどうかをまず疑います。留学するとなるとなにかと費用がかさみがちになると思うので、奨学金など利用できるものはどんどん利用していきましょう!

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