【ライターたちの知恵袋】留学ドコ行く?英語圏編

留学先選び 学生終了まで、あと3週間をきりました、まーです。旅行に、親不知の抜歯にと、残りの学生生活を有意義(?)に過ごしています。 さて当サイトもなんと!オープンして半年が経ちました。そこで、これまでの記事の総集編を数回にわたって、お届けしたいと思います。今回のテーマは、「留学先の選び方」。この記事では英語圏への留学に焦点をあてます。留学経験者のライターたちは、どんな理由で留学先を決めていったのでしょうか…!?  

はじめに:英語圏に留学するメリット

英語圏に留学 留学先を決める上で、最初に考えるのが英語圏か、非英語圏か、だと思います。英語圏に留学するメリットの一つは、ネイティブの英語に触れられること。ロンドンに4週間の語学留学をしたさわっちさんも、英語圏留学のメリットを「学校にいる間だけでなく、バスに乗る時やカフェで一休みするとき、いつどこにいても英語を使うことができる」と語っています。 公用語が英語かどうかは、生活面にも影響します。例えば、フィンランドに留学した私の先輩がイギリスに遊びに来たとき、「サンドイッチの中身がわかる!」と感動していました。どういうことかというと、フィンランドでは英語を難なく使う人が多いので会話に苦労しないものの、買い物など日常の場面でフィンランド語の読み書きができず、苦労することがあるとのことでした。言語が理解できるかどうかは、それだけ大きな問題なのです。 また、アメリカやイギリスなど英語圏の大学は、世界大学ランキングの上位校が多く、専攻性を深めるためにも、留学先として選ばれることが多いです。こうした理由から、英語圏への留学が特に人気なのだと思います。 それでは、実際の留学経験者がどんな理由で留学先を選んだのか。国別にみていきましょう。  

<アメリカ>オンリーワンを狙え!中西部留学のススメ

アメリカ留学
MIDWESTと書かれているのが中西部
語学留学・交換留学・正規留学、どれをとっても人気の留学先・アメリカ。一口にアメリカといっても国土は広く、どこに留学するかで、雰囲気もだいぶ違うようです。特に人気が高いのは、ロサンゼルスやニューヨークなどの大都市ですが、実はいま、地方都市がアツい…!アメリカ中西部に留学していたRayさんとLeoさんが語る、中西部の魅力をまとめました。

勉強と遊びのバランスがとれる環境

リベラルアーツ専門の大学が多い中西部。その理由は、①都市部の喧騒から離れて「静かに」勉学に集中できる、②自然豊かな土地で「健康的に」勉学に励めるためだといいます。中西部は豊かな自然があり、スポーツや芸術などの趣味を楽しみつつ、仕事・勉強とのバランスをとる人が多いそうです。落ち着いた環境で、健康的な生活を楽しめる、それが中西部の魅力のようです。

日本人の少なさ

RayさんとLeoさんがそろって口にしていたのが、「日本人の少なさ」。大学によっては、日本人が自分ひとりだけということもあるようです。日本からアメリカに留学に行く学生は、2012年時点で2万人弱いますが、そのなかのオンリーワンになれるなんて、なんだか特別な気分ですね! さらに、中西部の人は「フレンドリー」だといいます。留学前にも中西部での生活経験があるRayさんによれば、
中西部でも、差別はゼロとは言えませんが、他の地域(特に南部や東部)に比べるとオープンな人が多く、積極的に友好関係を結ぼうとするフレンドリーな人が多いです。私が住んでいたオハイオ州でも、日本人はとても少なく、通っていた学校にも日本人は私一人だけでした。今思えば、イジメや民族差別みたいなイヤ~なことがあってもおかしくはない状況でしたが、先生も生徒も皆私を受け入れてくれ、緊張をほぐそうと積極的に話しかけてくれました。のちの留学先に同じ中西部を選んだのも、あの「心の広さ」をもう一度体験したい、という気持ちがあったからです。(Ray、インディアナ州、交換留学) 出典:アメリカ留学するなら中西部もアリ。日本人、少ないよ!
「また帰ってきたい」と思うほど、居心地のいい中西部。アメリカ留学を考えている人は、要チェックですね!  

<カナダ>イギリス英語も!アメリカ英語も!な欲張りさんへ

カナダ留学 次は、アメリカのお隣・カナダ。世界で最も住みやすい都市ランキングでは、バンクーバーやトロントがトップ5の常連になっており、治安のいいイメージがあります。 カナダの公用語が、英語とフランス語というのは有名な話ですが、実はアメリカ英語とイギリス英語が混合しているというのは、意外と知られていないことかと思います。カナダ東部に留学中のともさんが留学を決めた理由も、そんなカナダらしさに惹かれたからでした。
“イギリス英語も捨てがたいが、アメリカ英語も捨てがたい!!”…(中略)…なので、イギリス英語もアメリカ英語も聞くことが出来る環境で英語を学びたいなと。そう考えた時、ふっと高校時代のカナダ人英語教師が授業中に言っていたことを思いだしました。「カナダにいるネイティブスピーカーは、イギリス英語とアメリカ英語を話す人間が半々くらいだ。」と。そこでカナダについて詳しく調べていくうちに、カナダが移民の国だということを知り、さらに興味を惹かれました。この国に行ってみたい!この国で、英語を勉強したい!そう思って、カナダに留学することを決断したのです。(とも、ノバスコシア州、交換留学) 出典:カナダ留学!私がカナダの”Saint Mary’s University”を選んだワケ
また、留学先の大学を選んだのは、①学費の安さ、②治安のよさ、③大学のグローバル性だといいます。多くの留学生が学びに来る大学は、サポート体制も充実していることが多いので、留学先を選ぶポイントの一つになります。  

<イギリス>「憧れ」からはじまる留学

イギリス留学 イギリス文化や雰囲気が好きで、留学する。イギリス留学に行く人に、多い傾向だと思います。かく言う私も、幼い時にテレビで見たイギリスの風景の美しさ、そしてハリーポッターの世界に憧れて、中学生くらいから「留学するなら絶対イギリス!!」と考えていました。バーミンガム大学に留学中のみずほさんも、イギリスのファッション、ロック、アフタヌーンティーの文化などへの憧れが、理由の一つになっていたと語っています。 また、イギリス、特にロンドンにはたくさんの見どころがあります。ウェストミンスター寺院やロンドン塔などの世界遺産から、大英博物館やナショナルギャラリーといった博物館・美術館まで。イギリス人の友人が「ロンドンに飽きたら、人生に飽きたのと同じ」と言っていましたが、本当に退屈しない街だと思います。

ヨーロッパに留学するメリット

現在、EU離脱を検討中のイギリスですが、イギリスがヨーロッパにあるからこそ、留学先に選ぶ人もいます。一つは、移動の手軽さ。ヨーロッパでは、格安航空会社(LCC)が発達しているので、片道3000円くらいから気軽に海外に行けます。お隣のアイルランドであれば、マンチェスターからは片道£10(およそ1600円)で行けるので、おトクに旅行を楽しめるのが、ヨーロッパ留学の楽しいところです。 また、「敢えてアメリカには行かない」という理由で、イギリスを選ぶ人もいます。日本とアメリカは、政治や経済などでつながりが深いですが、ヨーロッパにおける日本は、地理的に離れていることもあり、まだまだ未知の国という印象を受けました。イギリスはヨーロッパのなかでも、ちょっと独特な存在なので一括りにはできませんが、ヨーロッパの価値観やスタンスを知るという意味では、イギリスに留学することで得られるものは多いと個人的に感じます。
これはアメリカを選ばなかった理由ともいえますが、日本は生活や政治経済で強くアメリカの影響を受けているイメージを持っていました。そのため大学の授業においても、アメリカに行くよりイギリスに行った方が、今まで日本で培ってきた見方とは違った新しい発見があるのでは、と考えたのです。(みずほ、バーミンガム、交換留学) 出典:イギリスに来てよかった!?留学先を選んだ理由と、理想と現実の差
 

<オーストラリア>快適な気候、自然に囲まれた開放感を味わう

オーストラリア留学 意外と侮れないのが、気候です。寒いのが苦手な人は、寒い地域への留学は苦痛でしかないですし、ただでさえストレスの溜まりやすい海外生活に、気候で気分を左右されたくないですよね(天気の悪いイギリスに留学していた私が言っても、説得力がないですが…)。 くろさんが春休みに短期留学したオーストラリア南西部のパースでは、湿気がほとんどなく、雨も全然降らなかったようです(この時期のパースは夏~秋の気候)。夏季の過ごしやすさは抜群なので、夏好きの人にぜひおすすめだとか。 さらに、オーストラリアといえば海!綺麗なビーチが多く、パースもコテスローやスビアコなどのビーチが有名です。留学先の近くに海があると、学校が始まる前にサーフィンしてから来る人もいるみたいです。夏好き・海好きにはたまらない環境ですね!  

おわりに

いかがでしたか?今回は、英語圏に特化して、当サイトのライターたちの「留学先の選び方」を紹介しました。 こうして見てみると、英語圏といっても大都市ではなく、地方都市に留学した人が多いのが目立ちます。日本人が比較的少なく、落ち着いた環境が人気の理由だと感じました。ロンドンのようなシティライフも楽しいですが、地方都市のゆったりした環境でしか味わえない体験もあるでしょう。どちらが自分の性格に合っているかを見極め、留学先を選んでいただけたらなと思います。 ※非英語圏への留学を考えてる方は、こちらもチェック! 賢く留学準備をするなら、こちらの記事も参考に! 「自分にピッタリの留学エージェントを探せ!」
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