アメリカF1ビザでできること・できないこと
アメリカの大学や大学院に交換留学生とではなく正規留学する場合、多くの場合はF1ビザと呼ばれる学生ビザを利用することになります。
いかがでしたでしょうか?学生ビザは複雑な部分が多く、またトランプ政権の影響でこれからこれらの規則が変わることも十分考えられます。(変更があった場合には、変更にあわせて内容をアップデートしていきたいと思っています。)
学生ビザ保持者は念には念を入れ、なにかをする際には事前に学校の留学カウンセラーやアドバイザーに確認をとることもおすすめです。
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ひと目でわかる アメリカ学生ビザでできること
○☓ | ポイント | |
学期期間中学校内でのアルバイト(Work-study) | ○ | 学校による雇用であれば、学期期間中週20時間まで、学期外であれば週40時間まで働くことができます。 |
学校の外でのアルバイト | ☓ | F1学生ビザを持つ留学生は学校雇用による就労のみが認められています。 |
学校の中でのボランティア | ○ | 学校におけるボランティアや学校主催のボランティアでは食事などがお返しとして与えられていても行うことができます。 |
学校の外での一度きりのまかないや宿泊込みのボランティア | ○ | 一度きりである場合、労働に対する報酬を与えられたとしてもF1ビザの規則に反するという扱いにはなりません。 |
学校の外での定期的なまかないや宿泊込みのボランティア | ☓ | ボランティアであっても、定期的にまかないや宿泊といった見返りが与えられている場合、それらは報酬と見なされます。F1ビザでは金銭に限らず、報酬を与えられることはボランティアとしては認められず、就労ということになるので、F1ビザではすることができません。 |
在学中の学校による雇用の有給インターンシップ(フルタイム) | ○ | Curriculum Practical Training (CPT)の申請が通った場合のみ、可能。ただし、CPTを12ヶ月以上行うことは可能ですが、12ヶ月以上行った場合にはOptional Practical Training(OPT) を卒業後に行うことができなくなります。 在学中の学校による雇用のインターンシップでも、フルタイムの学生として授業を履修しながら行うのはほぼ無理ですので、その場合はWork-Studyとしてのポジションがあるかどうかを学校側に確認することをおすすめします。 |
在学中の学校による雇用の無給インターンシップ(フルタイム) | ○ | Curriculum Practical Training (CPT)の申請が通った場合のみ、可能。ただし、CPTを12ヶ月以上行うことは可能ですが、12ヶ月以上行った場合にはOptional Practical Training(OPT) を卒業後に行うことができなくなります。在学中の学校における無給のインターンシップの場合には同じ仕事内容のWork-Studyやボランティアのポジションがある場合があります。もしもWork-Studyやボランティアとして活動できる場合にはフルタイムの学生として授業を履修しながら行うことができ、CPTを他の企業や組織でインターンシップをするときのためにとっておくこともできるので、学校の留学アドバイザーやインターンシップアドバイザーとよく相談しましょう。 |
学校外による雇用の有給インターンシップ(フルタイム) | ○ | Curriculum Practical Training (CPT)の申請が通った場合のみ、可能。ただし、CPTを12ヶ月以上行うことは可能ですが、12ヶ月以上行った場合にはOptional Practical Training(OPT) を卒業後に行うことができなくなります。 |
学校外による雇用の無給インターンシップ(フルタイム) | ○ | Curriculum Practical Training (CPT)の申請が通った場合のみ、可能。ただし、CPTを12ヶ月以上行うことは可能ですが、12ヶ月以上行った場合にはOptional Practical Training(OPT) を卒業後に行うことができなくなります。無給の報酬の与えられないインターンシップだったとしても、CPTの申請は必須です。 |
インターンシップなどと両立してのパートタイムでの就学 | ☓ | 学生ビザのステータスを維持する条件として絶対的なものの一つが常にフルタイムの学生でいるということです。そのためガッ期間中に学業の合間に、履修する授業の数を減らしパートタイムにした上でのインターンシップは認められていません。 |
学校の敷地外や学校所有ではない建物や部屋の賃貸契約 | ○ | F1ビザでは特に賃貸契約に関する規則は定められていません。なので、学校の寮を出て、自分で家主と賃貸契約を結ぶことは可能です。 |
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