ライティング対策4つのポイント~帰国子女でもない私がハイスコアを獲得した英語学習法〜

ライティング これまで単語編、リーディング編、リスニング編、スピーキング編とTOEFL、IELTSで高得点を目指す方向けに連載として紹介してきました。 ラストである今回はライティング編です。 ライティングは単語力や文法の能力だけでなく、いかに早く正確に書くことができるか求められる試験なので、苦手意識を持っている方もいるかと思います。 ですが、ライティングはTOEFLもIELTSもコツを掴めば4つの技能の中で一番点数の伸びやすいセクションでもあります。 今回はライティングのスコアアップを狙うための4つのポイントを紹介したいと思います。

1.参考書でネイティブの表現を真似る

スピーキング編でもポイントの1つとして書きましたが、まずは参考書やネイティブがネットにあげている表現をそのままテンプレートとして覚えてしまうという方法です。 例えばあるウェブサイトでは When people succeed in life, it is because of hard work. Being lucky has nothing to do with success in life." Do you agree or disagree with the quotation above? Use specific reasons and examples to explain your position. という問題に対して、 Nowadays, many self-help books or novels with subliminal messages help people become successful. Similarly, several conferences, videos and workshops about the best way to achieve success have been frequently published on television; however, nobody is able to explain how success is exactly achieved in life because it depends on many factors. Although many external variables affect a person's success, a particular attitude will help significantly to achieve it: hard work. Personally, I agree that people succeed in life due to hard work, and being lucky has nothing to do with their success. Persevering and always doing my best will help me to achieve success, and both attitudes are consequences of hard work. 出典:https://www.quora.com/What-does-a-score-of-30-look-like-on-the-TOEFL-iBT-writing-section というサンプル回答が紹介されています。 ここから私たちは何を学べるでしょうか? これは、人によって様々かと思いますが、私はここから
  • 自分の意見を言う前に”hook”を書く
  • ”I”を文頭に多用しない
  • 文章構成を工夫する
ことによってライティングのレベルを上げることができると思います。

Hook

順番に説明して行きますが、まず”hook”と言うのは、文章の導入部分で読み手を文章の世界に引き込む役割をするものです。 ここにはトピックに関連する簡単な背景や歴史などを書くことが多いのですが、これを書くことによって文章全体がアカデミックな印象になるだけでなく、特にTOEFLのライティングで重要な「文字数」を稼ぐことができます。

”I”を文頭に多用しない

次のポイントは文頭に”I”を多用しないと言うことです。日本人が書く英文を見ていると、文章がいきなり”I think”や”I agree that”で始まるものが多いように感じます。もちろん、これでも間違いではないのですが、そこに例文のようにPersonallyと副詞を入れてみることによって文章のレベルがグッと上がります。文法を”I”にしたとしても、ただ単に”I think”と書くのではなく、”I strongly believe that”など動詞の前に副詞を入れるのもおすすめです。

文章構成を工夫する

最後に、この例文から文章構成を工夫すると言うことも学ぶことができます。これを強く感じたのは、”Persevering and always doing my best will help me to achieve success”の部分です。例えば同じようなことを言いたい場合、”In order to achieve success, persevering and always doing my best are important”などど言い換えることができると思いますが、いつも~ is importantのような例文だとつまらないので~ will help meや~will allow meなど少しひねった文章構成にしてみることで文章のレベルを上げることができます。 このように、短めの例文から学べることがたくさんあるのがお分かりでしょうか? ここではTOEFLの例文を参考に紹介しましたが、IELTSでも同じことが言えます。 ぜひ、お手元の参考書やインターネット上のウェブサイトの例文を参考にしてみて、普段自分がなかなか使わない表現を取り入れることから始めてみましょう!

2.TOEFL: テンプレートに加え、具体例・文字数(500文字以上)を意識する

次に、TOEFLとIELTSのライティングの点数アップのコツをそれぞれ簡単に紹介したいと思います。 まずはTOEFL。コツはズバリ、
  • 具体例を必ず書く
  • 長く書く

具体例を書く

です!まず「具体例を書く」と言うことについて説明すると、思いついた理由1つ1つに具体的な経験や本で読んだ内容などを書くということです。 とは言え、ほとんどの人は「どのトピックにも対応できる経験・知識なんてない」と思うかと思います。 そんな時のちょっとした裏技が「嘘をつく能力」です。 TOEFLが求めているのは、単語力や文章構成能力であり、書いている文章が事実かどうかは判断基準にありません。したがって、自分に経験や知識がない問題でも、あたかも自分がそのトピックに関連する経験をしたかのように書いても点数を引かれることはありません。 この時に5W1Hを注意して書けば、立派な具体例に仕上げることができます。

長く書く

次に、「長く書く」というのは、だいたい450文字から500文字を目指して書くということです。文章の長さは、高得点につながる要因の1つですので、上記で紹介下”hook”や「具体例」をたくさん書いて、どんどん文字数を増やして行きましょう。 暗記する

3.IELTS: 言い換えのパターンを頭に焼き付ける

IELTSのライティングの特徴はTOEFLと違ってグラフの言い換えがあるところかと思います。 例えば、 “the number of automobile being manufactured went down from 10 million to 5 million between 1950 to 2000” のような文章が問題文にあったとします。 IELTSで高得点を狙いたいのであれば、この文章をそのままコピーすることは禁物です。 どうすればいいかというと、この場合、 “In 1950, the number of automobile manufactured was 10 million, but it dropped down to 5 million in 2000.” などのように、文章の構成を変えて言い換えをすることが重要です。 これは、IELTSの参考書やウェブ上の対策ページにたくさん例文が載っているので、数字の変化やグラフを説明する時にどのような表現があるのか、ノートにまとめておくと後で見返すことができるのでおすすめです。

4.スペル・文法ミスには要注意!

最後に、TOEFLでもIELTSでも、スペルや文法のミスは減点対象になってしまいます。 時間のない中、早く、正確に各能力が求められるため、
  • 1つのパラグラフを書いたら軽く見直しをする
  • 最後2〜3分時間をとって全体のスペルや文法をチェックする
など、自分なりにミスをチェックする時間を設けましょう。 いかがでしたでしょうか? これは全てのセクションに言えることかもしれせんが、ライティングでは特に、インプット(参考書やウェブのページ)をした後に、アウトプット(実際に書いてみる)ことによって新しい表現を定着させることが何よりもレベルアップの近道だと思います。 1度表現を覚えてしまえば、その後何度も使うことができるので、1日1つ新しい表現を覚えてみる、など自分なりのペースで少しずつ表現力を上げていくのもいいかもしれません。 それでは、読者の皆様のご検討をお祈りいたします!  

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