ホームステイは短期留学の定番!イギリスでホームステイしてみた

イギリスでホームステイ 夏休みを利用して、イギリスに短期語学留学に行ってきました。もちろん、滞在方法はホームステイです。ホームステイの体験レポです。

どきどきのホームステイ

短期留学の場合、滞在はホームステイになるかと思います。親子留学などで、ホテル滞在するケースもあるようですが、予算も考えるとホームステイが一般的ですね。語学学校のパンフレットに掲載されている料金には、学費と滞在費(ホームステイ)がセットになっているパターンが多いです。ホームステイの手配は、語学学校側がしてくれることになります。 ホームステイの受け入れを行っている家庭は、空いた部屋を貸し出して、家計の助けにしている場合が多いようです。子供が大きくなって家を出た後の空いた部屋を、ホームステイ用として貸し出すパターンなどですね。私が滞在したホストファミリーもこのパターンで、元々は長男の部屋でした。

ホームステイ先は選べるの?

ホストファミリーと馬が合うかどうかは運次第ですが、基本は何かネガティブな要素があっても、受け入れることが肝心です。短期留学の場合、途中でホームステイ先を変更するのは現実的ではありません。 独力で探すのでなければ、語学学校側に依頼することになりますが、候補を呈示してもらって選ぶということはできません。たまたまその時期に受け入れが空いている家庭が、割り当てられるというのが現実です。 ただ、ホストファミリー側で、人種や性別に関してナイーブな問題がある場合は、そこは避けて割り当てられます。例えば極端な話、アジア人は絶対に嫌だと思っているホストファミリーに、日本人留学生が割り当てられることはないので大丈夫です。 長期留学の場合であれば、色々な環境を見てみたいとホームステイ先を換えるのもアリです。語学学校の事務局に相談すればOKです。

アレルギーの対応はどうする?

ペットが絶対ダメという人は、あらかじめ希望を伝えておきましょう。ペットのいない家庭を探してもらえます。ただ難しいのは、食事のアレルギーです。
ホームステイ先でのアレルギー
アレルギーのことは伝えておきましょう
ホストファミリーは、プロの料理人を抱えるホテルではなく一般家庭ですので、アレルギー対応の食事は望めません。アレルギーの品目が多い場合は、食事は外食なりで対応するしかありません。
  • ペットがダメ → 対応してもらえる
  • 食事アレルギー → 外食する
いずれにしても、事前に相談しておくのが肝心です。留学エージェントを利用するのであればエージェントのカウンセラーに、直の場合は語学学校の担当者に、アレルギーの状況を説明してどうするか決めておきましょう。

ホストファミリーへの事前の挨拶メール

申し込みの手続きをお願いした留学エージェントさんからは、事前のアドバイスをもらいました。ホストファミリーへは、予めメールや手紙を送っておいた方が良いとのこと。簡単で良いので、挨拶と自己紹介を事前送っておくと、ホストファミリーもこれから来る人が何者かが分かって、受け入れがスムーズとのことでした。
イギリスホームステイ先への挨拶
イギリスもポストの色は赤
簡単で良いとは言え、何を書けば良いの?と相談すると、ざっと下記の内容を簡潔に書けば良いとのこと。
  1. 初めましての挨拶
  2. 名乗る ※いつ行く誰べえです
  3. ホームステイの受け入れへの感謝
  4. 自己紹介
  5. 会えるのを愉しみにしているよ!
語学学校に通う留学生という前提なので、たどたどしくても問題ないから、自分でガンバって書くようにと諭されました。 ライティングには自身がなかったので、google先生に「ホームステイ 挨拶 メール」や「ホームステイ 手紙」などど、聞けば教えてくれました。

ホストファミリーへのお土産どうする?

これは悩ましい。留学経験者の誰に聞いても、曖昧な返事が返ってきます。ホストファミリーは何人もの留学生を受け入れて来ている場合が多いでしょうから、そこまで気合いを入れても空回りするだけかもしれません。気持ちの問題ですので、余り悩まずに行きましょう。多少なりとも、日本的なものをチョイスしておけば無難かと思います。 時期が夏なら、扇子がオススメ。東京に住んでいるので、扇子の中でも江戸扇子をチョイス。江戸の扇子の説明文を丸暗記しておいて、蘊蓄をたれてみたり。扇子も色々ありますが、例えば、海外からのお客様にもウケがいいので、TAKAHASHI HIROKOさんデザインの江戸扇子をちょいちょいプレゼント用に買っています。 ホームステイ先へのお土産

空港到着!送迎サービスはどうする?

空港に到着すると、ホームステイ先までいかないといけません。海外初心者だと、これが意外にビビります。ただ、多くの語学学校はオプションサービスで、送迎してくれるようです。余りに不安であれば、送迎サービスを申し込めば良いでしょう。 ただ、イギリスであれば交通機関が発達しているので、片言の英語でも特に困ることはないでしょう。私は、地下鉄とタクシーに乗ってみたかったので、送迎サービスは利用しませんでした。 ヒースロー空港からロンドン市内へは地下鉄を利用しました。市内からは、タクシーです。そうブラックキャブです。タクシーを拾うときは、日本では上に上げますが、腕を水平方向にだします。
ホームステイ先までの送迎
手を横に出してタクシーを呼ぶ
ブラックキャブの資格はかなり難しく、世界一難しいとも言われ、優秀なドライバーのみが試験にパスできるとのこと。いい加減な発音で行きたい場所を告げると、なんども丁寧に聞き直してくれて、凄くフレンドリーな対応でした。
イギリスのタクシー
今は黒じゃないキャブも走っている
見た目の外観サイズよりも、社内が広くゆったりしており、乗り心地がいいです。ただ、日本のタクシーのように自動でドアは開きません。また、あれだけのカード社会にもかかわらず、何故かタクシーではクレジットカードが使えません。使える車もあるようですが、結構な手数料をとられるようです。 全部、黒なのかと思っていましたが、今は黒くないタクシーも結構走っていました。

ホストファミリーとのファーストコンタクト

住宅街をウロウロして、やっとたどり着いた一軒家。おそるおそる呼び鈴も鳴らすも、応答がありません。何度、押しても誰も出てきません。あれっ、間違った?語学学校から、来る日が伝わってない??ヤバい、そろそろ暗くなるぞ・・・・・ イギリスのホームステイ先 だんだん焦り始めたところへ、後ろから女性の声が。ホストマザーでした。私が送迎サービスを利用せず、かつ到着時間を伝えていなかったので、ホストマザーは買い物に出かけていたのでした。 何か飲み物はいるか?と聞かれたので、イギリス定番のレモネードをリクエスト。ちゃんと、ありました。こういうのは、遠慮せずが一番です。 グラスを片手に、庭、家の中を一通り案内してもらいました。泊る部屋は、一人暮らしをしている大学生(長男)の部屋でした。お金持ちの家庭ではないようでしたが、日本の家に比べると遙かに広いです。優に8畳はありました。 「家の中を案内されたら褒めるといいよ」と聞いていたので、相づちを打ちながら、褒め言葉を挟んでみました。滞在期間中、褒め言葉を色々な場面で利用するので、褒め言葉の言い回しのバリエーションを覚えておくと良いでしょう。

お風呂というかシャワー

私が滞在した家では、バスタブがあるタイプでした。ただ、家族で共用ですので、湯船にゆっくり浸かってというわけにもいかないので、基本はシャワー生活です。特に、使い方とかで、困ることはありませんでした。 水が飛ばないように気をつかい、飛んだ場合は、バスタオルで拭いてキレイにしていました。また、日本人の黒い髪は目立つので、毛も拭き取っておきました。

洗濯のルールはホームステイ先によって違う

洗濯は、ホームステイ先によって異なるようで、他の家庭にホームステイしている留学生にも聞いてみましたが、3パターンありました。
  1. ホストファミリーが洗濯をしてくれる
  2. 家にある洗濯機を使わせてくれる
  3. コインランドリーで自分でする
私の聞いた範囲だと、3のパターンが最も多かったです。もっと田舎街で、コインランドリーが近くにないような所だと、1か2のパターンになりますね。 ホームステイ先での洗濯 コインランドリーは、コイン式で洗濯物と洗剤を入れて放っておけば、40分くらいで乾燥までいきます。日本の洗濯機よりも、洗いが悪いという話も良く聞きますが、別に気になりませんでした。 ホームステイをしている住宅街にはコインランドリーはなく、学校のある街中のコインランドリーを使いました。学校に行くのに、洗濯物を持って出かけていました。

いきなり風邪を引く

結構、留学あるあるのようですが、環境がかわり余り意識していなくてもストレスがかかり、普段より免疫力が落ちるようで、風邪を引くケースが多いようです。私もご多分に漏れず、数日で風邪をひいてしまいました。半袖で行ったのですが、気温は日本よりも低く、長袖1枚でも肌寒いくらいでした。 ホームステイ先での風邪 最初にいた屋根裏の部屋は涼しい部屋だったらしく、たまたまおばあちゃんが旅行に出かけていて不在とのことで、2階のおばあちゃんの部屋に移動させてもらいました。毛布も、もう1枚追加で借りました。 強い薬にあたっても困るので、体を温めるだけの弱い薬を教えてもらって、それを飲んでいたら、数日で完治しました。 遠慮せずに、助けてもらうところは、助けてもらいましょう。

ホームステイでの食事

朝食はシリアル

色々な種類のシリアルが並んでいて、自分で好きなのを皿にとってミルクをかけてたべるスタイルでした。滞在した2週間毎日です。甘いのから、固いのまでバラエイティに富んだシリアルに、最初のうちは愉しんでいましたが、毎日はさすがに飽きてしまいました。 朝食がホストファミリーと一緒かどうかは、ホームステイ先によって異なります。私の場合、ホストファザーの出勤時間が早かったので時間が合わず朝食は一人でした。
ホームステイ先での食事 シリアル
とにかく種類が多い!

 学校の近くでランチ

イギリスのフルーツ ランチは、ホームステイ先で用意してくれません。※田舎の場合は、用意してくれるケースもあるようです。 お小遣いも余りなかったので節約コースです。手のひらくらいの食パンが、スーパーで安く売っていたので、それを持っていき、道ばたの屋台の八百屋さんでフルーツをかって、フルーツサンドにしていました。

夕食はホストファミリーと食卓を囲む

夕食は、家族揃っての日が多かったです。外で一人暮らしをしている息子が帰ってきて、一緒に食べる機会もありました。お母さんと息子との会話は、「普段ご飯をちゃんと食べてる?」というような内容で、どこの国も母親の心配は同じだなあと。 ホームステイ先での夕食 ジャガイモ、豆、ソーセージ、白身魚あたりが多いです。週に1回、気を遣ってくれて、お米の料理を出してくれました。米は、日本米ではなく、細長いバスマティ米。パサパサで、おそらくインド料理の流れで入って来たもののようです。インド料理屋で出てくるお米と、同じ種類のものでした。 品数は総じて少ないですが、カロリーは十分です。味の好き嫌いは、気にせず受け入れましょう。ただムダになるといけませんので、どのくらいの量が必要かは、早い段階で伝えた方が良いです。私のホストファミリーは、皆さん体格が良く、私と同世代の息子さんは190cmくらい! 食事の量が多めでしたので、少し減らしてもらいました。

居間でくつろぐ

私のホームステイ先は、夕食後におじいちゃん、お父さんとお母さんが居間のソファーでTVドラマをみる習慣がありました。私も、ちょいちょい一緒に、TVをみていました。時折、会話をする程度で、気を遣うことも遣われることもありませんでした。普通に、過ごしていれば、特に問題ありませんでした。 日本の戦隊モノのリメイクが、放映されていて笑えました。戦闘シーンは日本の映像をそのまま利用していて、他の場面はイギリスで制作してもので、ハイブリット状態になっていました。

家の鍵はどうするの?門限はあるの?

ホームステイ先のカギ スペアキーを貸して貰えますので、好きな時に出入りできます。極端に夜中に酔っ払って帰ってきたりしない限り、特に出入りの制限はありませんでした。 語学学校の掲示板には夜のイベントの告知がたくさん貼ってあり、夕食後に出かけるというのは、ホームステイを手配している語学学校が認めていることです。逆に、何処にも出かけず、居間でテレビをみていたら、今夜は出かけないのか?と聞かれました。なので、夜、友達と出かけて帰りが遅くなっても特に問題ありませんでした。もちろん、治安はホームステイ先の住環境で大きく異なりますので、夜道の危険性は自分で確かめておきましょう。

最終日の予定を伝えておく

ホストファミリーも予定がありますので、最終日の前日までに、最終日に出ていく時間を予め伝えておきましょう。挨拶をして、鍵を返さなければなりません。私の場合、電車の都合で、朝の5時前に家を出る必要があったので、前の晩に鍵を返し、挨拶を済ませておきました。 最終日は、未だ夜も明けきらぬ早朝に、ひっそりとホームステイ先を後にしました。ホストファミリーのみなさんお世話になりました!

まとめ:ホームステイは貴重な体験

ホームステイでは、ホテルのようにお客様扱いはしてくれません。かといって、完全に家族扱いというわけでもなく、曖昧な関係性ではあります。ホストファミリーも色々で、留学生とトラブルになるという話もチラホラ聞きますが、そこはお互い様でしょう。その国の家庭生活を、実際に垣間見れる経験は、ホームステイならではです。ビビらずに、飛び込んでいきましょう! 留学エージェントにパンフレット取り寄せ

ホームステイ&イギリス留学&語学留学 関連記事

留学エージェントにパンフレット取り寄せ 賢く留学準備をするなら、こちらの記事も参考に! 「自分にピッタリの留学エージェントを探せ!」
留学エージェントに資料請求