海外に行くなら知っておきたい治安の話

留学でも旅行でも、やはりちょっとは気になるのが治安の問題ですよね。海外でも確かに住みやすい都市や治安の良い都市のランキングで上位にランクするような場所もあります。だけど、それが平和ボケした外国人にとっても必ずしもそうとは限りません。日本人は外国人からすると裕福に見える・思われていることも少なくので注意が必要です。

治安の注意が必要なエリア

観光ガイドブックに載っている危険エリアはもちろん、都会では注意が必要です。ただ、エリアによってどんな犯罪が多いか異なります。例えば、都会や観光地では狙ったスリやひったくり、置き引きなどが多いですが、スラムや貧民街、裏通りなどでは、スリなどに加えて薬物などの危険もあるので注意しましょう。 公共交通機関も日本ほど安全ではありません。鞄は体の前に持って、携帯や財布はポケットには入れないようにしましょう。地域によっては公共交通機関は貧困層の交通手段となっている場合があるので、利用する際は十分気をつけましょう。南米ではバスジャックなども頻繁に起こっています。貴重品は持っていることに気づかれないようにシークレットウェストポーチを利用して、貴重品をもっていないようにみせることもおすすめです。

渡航の前にできること

  • 渡航の際には外務省の海外安全ホームページや現地在住者のブログなどから治安状況をチェック。その国や地域での社会情勢を大まかでいいので頭に入れておくと便利です。
  • 海外旅行保険やクレジットカードの保険の条件をよく調べて確認しておく。(盗難などに合った場合、どこまで保険が効くのかなど。)
  • 国際電話の掛け方などを確認しておく。
  • クレジットカードや保険証、パスポートのコピーを用意して、紛失した際のために再発行方法を確認しておく。(できれば番号も覚えておくといい。)

海外滞在中に気をつけること

服装は

  • ブランドものはなるべく身に着けないように。
  • ハイヒールは避ける。もしなにかあっても、走って逃げられるように。
  • 一目で観光客とわかる服装は避ける。
  • バッグはファスナーなどで閉じられるものを利用する。
  • イスラム圏など女性の露出を好まない文化圏などでは露出の多い服装(丈の短いスカートやパンツ、タンクトップや襟ぐりの深い服)を避ける。
  • 盗るようなものをもっていないように見せかけるようにすること。

持ち物は

  • 大金を持ち歩かないようにする。支払いはカードを利用する。お金は一つにまとめずに複数の財布を利用することもおすすめ。
  • お財布や貴重品は肌身離さず。(お財布をダミーと本物の二つ持ちすることもおすすめです。)ただし、おしりのポケットに貴重品を入れることはやめましょう。おすすめはシークレットウェストポーチです!

気をつけたい行動は

  • 一度席を立ったら、戻る前に飲んでいたドリンクでも手はつけない。
  • 貴重品を置いて席を立たない。
  • 夜遅くの旅行者だけでの散策は避ける。公共交通機関を利用する場合はなるべく昼間にする。
  • 警察官だからといって信用しないこと。警察官でも外国人に対しては対応が荒かったり、警察官がお金を要求してくることもあります。
  • 安全なエリアでも、夜は一人で出歩かないようにする。あまり治安がよくないエリアでは昼間でも一人では出歩かない。
  • もしもなにかトラブルに巻き込まれたら、命を優先にして行動する。
  • Couch Surfingなどはその土地の言語が話せないならなるべく利用しないようにする。また、本当に信用できると思えた場合だけ利用する。

おわりに

海外には一般人でも拳銃を持ち歩くことができる国や地域があります。マフィアという存在が思っているよりも身近にあることもあります。(もちろん、単なる犯罪組織としてだけではなく、自警団の役割を今でも担っている組織もありますが。)海外では自分の安全は自分で確保するようにしましょう。 あまり神経質になりすぎると海外に行くことが難しくなりますが、上手に海外を楽しむためにはその国や地域の危険を理解し、しっかり対処した上で渡航するようにしましょう。 > アメリカ留学のおすすめ留学エージェント
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