ロードバイクを買おう!~ 留学生活が虹色に

最近、日本でも街中でロードバイク(競技用自転車)を見かけることが多くなってきました。そんなロードバイクが、あなたの留学生活を変えるかもしれません。移動手段? ダイエット? ストレス発散? そんなものは序の口にすぎません。留学中にロードバイクを持つことによって得られるメリット。今回はそれを見てゆきたいと思います。 us-ls_roadbike01

そもそも、ロードバイクって何?

ロードバイクとは、舗装された道路を長い時間高速で走るための競技用自転車です。100キロをゆうに超える距離を、より早く走るために設計されています。ツール・ド・フランスのような自転車ロードレースで用いられます。レース以外にも、サイクリングや通勤通学に利用する人も多いです。 us-ls_roadbike02  

アメリカ中西部でロードバイクに乗るということ

1.費用

普通の自転車と違い、やはり値段は高いです。ただ600ドルほどのものもあるので、車の値段を考えれば安いものです。交通手段ともなるので1年間の定期券代よりも安い可能性があります。それでも高いという場合、中古を探してみて下さい。私も自転車を修理して安く売っているおじいさんの家を訪ねたり、大学の友達に聞いて回ったりしました。良いものを安く手に入れられるかもしれません。私の場合、結局町の自転車屋で、値段交渉の末、安めの価格で新品を購入しました。帰国時に友人に売り、お金を取り戻すこともできます。私は実際に、購入時の5割ほどの価格で友達に売って帰国しました。ロードバイクはそれでも高い...という方は、マウンテンバイクなどもオススメです。 us-ls_roadbike03

2.必要な物

ヘルメットと鍵は必須です。ヘルメットの着用が義務ではない州もありますが、危険なので被りましょう。加えて、もしも普段着で日常的に乗る場合、泥除けがあったほうがよいかもしれません。ロードバイクを購入する店の人と相談しましょう。 us-ls_roadbike04

3.気を付けること

アメリカの道路は右側通行です。走る場所は基本的に車道なので気を付けましょう。また日本と違い、路面の状態が悪い場所もあります。道の凹凸に気を付けましょう。幹線道路では、轟音で後ろからせまってくる大型トラックに注意です。スピードを緩めてくれる優しいドライバーも多かった気がします。 us-ls_roadbike05

4.映画でイメージを膨らます

アカデミー賞脚本賞やゴールデングローブ賞作品賞を受賞した映画『ヤング・ゼネレーション(Breaking Away)』を観てみてください。舞台はちょうど私の留学したアメリカ中西部、インディアナ州。ロードバイクに熱中する若者が描かれています。 us-ls_roadbike06  

留学中に大活躍:メリット7選

1.交通手段

ロードバイクに限らず、自転車を持つことによって得られるメリットです。私のように、アメリカ中西部の田舎町に留学していた学生にとって、移動手段を持つことはとても重要です。 us-ls_roadbike07 大学以外に、何もない。そんなことがありえます。私が留学していた大学の場合、歩いて気軽に行ける距離に、一応、町はありました。ただし、ちょっとした商店街程度の町です。しかもさびれています。それ以外は一面のトウモロコシ畑です。驚愕です。衣服や食料品を安く買いたい場合や床屋に行きたい場合、ちょっとした食事がしたい場合など、少し離れたショッピングモールエリアまで車で行く必要がありました。都市部と違いバスもタクシーも電車もないのです。これまた驚愕です。アメリカ中西部では、マイカーは生きてゆくのに欠かせないものとなっています。衣食住、に「車」という字を加えるべきではないかと思う程です。 アメリカ人の学生の多くは車を持っていたので問題なしでした。しかし留学生はがんばって歩いてゆくか、車を持っている友達に借りるかするしかありません。交換留学で車を購入するのもバカバカしいです。そんな時に、自転車があると便利です。スピーディーに移動したい場合、ロードバイクは尚良いです。 田舎でなく、都市へ留学する場合。そんな時でも、交通手段として大活躍します。ロンドンなど都市に留学した友達は、交通費がかさむので自転車を利用していたそうです。  

2.精神的な健康

慣れない環境で留学中は何かとストレスが溜まります。ロードバイクはストレス発散に最適です。全力で数十マイルも漕げば、疲れ果てて悩みなど吹き飛んでしまいます。授業で出される大量の課題も、頭がスッキリとした状態で行うことが出来るので、とても良いです。 us-ls_roadbike08

3.身体的な健康

留学中に激太り...なんてことをよく耳にします。不健康極まりないファストフードが多いアメリカでは致し方ないかもしれません。そんな時に、ロードバイクです。気軽な運動に最適です。ストレスだけでなく、カロリーも消費してくれます。私は留学中、自転車に様々なデータを集めてくれるサイクルコンピューターを備え付けていました。スピード、距離、カロリー消費量から心拍数まで運動中のデータを参照することが出来ます。ある日のデータでは、たった1時間の走行で1000キロカロリーも消費していました。留学中、アメフト選手並みの食事をしていた私が全く太らなかった要因の一つは自転車に違いないでしょう。 us-ls_roadbike09 ジョギングで良いじゃん...という方。有酸素運動で脂肪を消費するには最低20分の継続運動が必要だということをご存知でしょうか。20分のジョギングはキツい、という方でも20分の自転車なら余裕でしょう。加えて、ロードバイクの走行は、なんと体の筋肉の70%を使います。何倍も効率的に痩せることがきるのです。膝に負担もかからないので、これまた健康的です。 脚が太くならないか心配...という女性の方。ロードバイクでの長時間走行は、基本的にギアを軽くしペダルの回転数を上げるのが基本となっています。足の筋肉を酷使するというよりかは、肺に頑張ってもらいます。ロードレースのプロ選手を見ればわかる通り、脚は太くなりません。むしろ引き締まり、細くなります。留学中にスリムになる...なんてことが可能かもしれません。  

4.そもそも楽しい

楽しいです。普通の自転車では味わえないスピード感を味わうことが出来ます。私の留学先はアメリカの中西部、インディアナ州の田舎町でした。信号機が少なく、広々とした道を、地平線までひたすら走れました。これは快感です。春には新緑を、夏には晴れ渡った一面の青空を、秋には穀物の収穫を。眼に映る景色はどれも美しく、新鮮です。留学先の空気を肌で感じることが出来ます。東京ではなかなか味わえない体験でした。 us-ls_roadbike10

5.普通にキャンパスにいるだけでは出会えないいろいろ

ありとあらゆる道を、遠くまで行くため、日々様々な発見があります。キャンパス内で完結することも多い留学生活。しかしキャンパス内が世界のすべてではありません。サイクリングが外へ飛び出す良い機会となります。私の留学先は田舎の中の田舎に位置していたので、自転車走行中に動物と触れ合う機会が多くありました。 us-ls_roadbike11 林道を走っている時のことです。気が付くと、横で鹿が並走していました。もののけ姫を彷彿とさせるような体験でした。道が牛の大行列で塞がれていたこともありました。残された糞をよけつつ、ペダルを漕いだのは良い思い出です。放し飼いの犬に追いかけられ、全力で逃げたり、一緒に走って遊んだ体験も、自転車があってこそでした。めずらしい建物や地形も気の向くままに楽しむことができます。  

6.地元の人と触れ合える

留学中、教授や学生など大学関係者以外の人たちと触れ合う機会は実はそれほどありません。そんな中、私は留学生の中では珍しいほど地元の人たちとつながりを持つことが出来ました。ロードバイク仲間が大学外にいたのです。バイクを購入した自転車ショップの店員やそこの店の常連客としばしば一緒にサイクリングに行きました。高校生から定年を迎えたおじさんまで、様々な人と触れ合うことが出来ました。サイクリング中に出会った知り合いも数多くいます。 us-ls_roadbike12

7.モテる

私は男子大学に留学していたため、推測です。ちなみに男には幸いなことに?モテませんでした。 us-ls_roadbike14

 

ロードバイクで留学を満喫しよう

いかがでしたでしょうか。移動手段になるだけでなく、心身共に健康を保ち、さらには様々な出会いをもたらしてくれるロードバイク。留学先に到着したら、自転車屋を探してみましょう。すべてはそこから始まります。留学中に大活躍すること間違いなしです! us-ls_roadbike13 > アメリカ留学のおすすめ留学エージェント
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