ハロウィーンパーティで起きた悲劇@アメリカ

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アメリカのハロウィーンパーティーはもちろん盛大。

自分でコスチュームを作る人も多く、バラエティも豊富です。 めったに大きなパーティーを開かない私の女子大でもこのときばかりは他大学の生徒も受け入れて、いつもより大規模に行います。 しかしこのイベントで、私は色々なことを考えさせられることになりました。 まず、夜の10時からある寮で始まると言われていたパーティーですが、盛り上がるのは30分過ぎてからだよ、という友達のアドバイスを受けて10時40分に行くと、外に長―い行列ができていました。 とっても寒い夜でしたが、みんなコスチュームのため薄着。少しの我慢だと思って耐えていても列が全然進みません。 少しずつ、少しずつ近づき、ようやく入口前まできた時点で夜の12時半! 2時間もたっていました。 他大学からわざわざきた生徒たちは我慢の限界で、入口でガードをしている生徒たちを押し切り力ずくで入ろうとし、またガード役の生徒たちも、パーティー内のスペースにまだ余裕はあるのになぜかなかなか入れようしません。 お互いに暴言を吐いて怒鳴りあい、ただのけんかのようになってきて、入口付近まできた私たちは両サイドに押されてつぶされそうに(笑)やっと入れるかと思ったとき、なぜか急に、パーティは終わった、帰りましょうというアナウンスが!!! 予定より1時間以上も早く! 後からきいたところ、なんと誰かが窓から落ちたため早く中止になったそうです。(死んではいません)それにしても、ガードする側の態度は悪く、待つ側もおとなしく並べず、日本で一度も見たことのないカオスにびっくりしました。 ちょうどこの頃イタリアの万博で日本館だけが待ち時間を表示し、待つ人たちにも配慮して話題になっているという話もきいたので、なおさら日本の平和と秩序のレベルを実感。 さて、コスチュームを用意したのにパーティに入れなかった私たちは、別の少し小さい方の会場に移動。これがなかなか楽しかったので結果オーライですが、ここで目の当たりにしたのは見たこともないありえない男女のいちゃつき方。本当に見ていられない… ハロウィーン1 しかし1番の問題はパーティから少しあとのことでした。 ある日教室へ向かうと、床や壁に黒人の奴隷制を思いださせるような衝撃的な絵がたくさん貼られていたのです。 そのポスターにはただcommunity dayとだけ書かれていて、意味がさっぱりわかりません。 白人生徒の嫌がらせのようにも見えます。 しかし、実はこれは黒人生徒が貼った、黒人に対しての過度の監視への反対運動だということでした。 実はハロウィーンパーティのカオスの中で、キャンパスセイフティの大人たちが黒人生徒に対してより厳しく警備したと言われていたのです。 窓から誰かが落ちた事件とも関連しているようで…。 表面でとても平和に見えていた大学の中で、いまだに肌の色が問題になっているとは思いませんでした。 しかもそのポスターを大学側がすぐに撤去させたことによりまた騒ぎとなり、黒人の友達たちはfacebookで悲しみをあらわにし、複雑な思いに包まれたハロウィーンとなりました。 shutterstock_318796751 > アメリカ留学のおすすめ留学エージェント
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