フランス パリ留学にはどんな滞在スタイルがある?それぞれの特徴をチェック!

パリ

海外に留学する場合、住む場所や方法を決めるのはなかなかの大仕事。探す前に、まずはどんな滞在方法があるのかを知っておきたいところです。

 

フランス、中でもパリにはどんな滞在スタイルがあり、どうやってその滞在先を見つけるのか。パリ近郊の学生用マンションに2年住んだあと、現在はパリ市内のアパルトマンで一人暮らしをする私の経験をもとに、それぞれのスタイルのメリットとデメリットを挙げながらご紹介します。

※なお、本文中の費用はあくまでも目安です。

ステュディオ(ワンルーム)

一人暮らしをする際のスタンダードなスタイルがこれ。パリの場合、東京と比べても家賃は高く面積も狭いですが、生活するために必要最低限のものはそろっているので、特に長期滞在者には人気です。

ステュディオのメリット

①希望や条件に合わせて探すことができる

場所や家賃、広さなど、こだわるポイントは人によってそれぞれ。私の場合、セーヌ川左岸がよかったので、今住んでいるアパルトマンを探すときは初めからある程度場所を絞っていました。もちろん、すべての条件を満たす部屋というのはなかなかありませんが、できるだけ理想に近い物件を選ぶことができるのはメリットと言えるでしょう。

 

特にパリなら、雰囲気のある古いアパルトマンに住むことも可能です。学生用には、かつて女中さんたちが住んでいた屋根裏部屋が安く貸し出されている場合も多いので、パリらしい部屋に住みたいなら選択肢に入れてみてもいいかもしれません。

②自分のペースで生活することが可能

ステュディオでの一人暮らしの魅力は、何と言っても自由であること。誰にも気兼ねすることなく、自分だけの部屋で好きなように過ごせます。慣れない海外生活では気が張り、気づかないうちに疲れがたまるものなので、家で落ち着けるというのは重要です。

ステュディオのデメリット

①住むまでに手間と時間、語学力が必要

自分で探し、自分で契約することになるため、やはり面倒な部分はあります。また、大家さんがフランス人の場合はやり取りもすべてフランス語になるので、ある程度の語学力は必須。電気やインターネットの契約なども自分でやらなければいけない場合は、さらにハードルが上がると言えるでしょう。

 

また、これはパリ特有の事情ですが、実際には気に入る部屋というのはなかなか見つかりません。需要に対して部屋の数が少ないため、常にライバルとの取り合いです。さらにパリの場合、あまり家賃が安いところだと部屋の中にトイレが付いていなかったりするため、住みたいと思う部屋に出会うまでにはかなりの時間がかかることを覚悟しておく必要があります。

②すべて自分で解決しなければならない

自由である分、負担も責任もすべて自分にかかってきます。当然、毎日の家事もやらなければならず、何かあったときには一人で対処しなければいけません。学生寮とは違って友だちもできにくいので、特に一人暮らしの経験がない場合は、ホームシックで寂しくなったり、病気になったりする可能性も頭に入れておきましょう。

 

◎パリのステュディオの家賃目安:1カ月約500ユーロ~

ワンルーム

ルームシェア

家賃が高いパリでは、部屋をシェアする人も少なくありません。シェアといっても個人部屋が確保できる場合が多く、ヨーロッパでは一般的な滞在方法のようです。

ルームシェアのメリット

①家賃を安く抑えられる

一番の魅力はこれでしょう。一般のアパルトマンなどに住みながら家賃は同居している人たちと分けることができるので、寮はいやだけれどステュディオは高いという人におすすめです。また家賃だけでなく、家事を分担できるメリットもあります。

②友だちができる

同じスペースに一緒に住むため、やはり同居している人とは仲良くなりやすいです。相手が日本人なら心強く、フランス人なら会話の練習になりますよね。何かあったときに、すぐそばに誰かがいるという安心感もあります。

ルームシェアのデメリット

①シェアする相手を選べない

よく知っている友だちと一緒に住むことができればいいですが、留学となるとそうもいきません。どんな人がシェアメイトになるのかは分からず、もしルールを守れない人であれば、共同生活がうまくいかない可能性があります。また、気の合わない相手だと、頻繁に顔を合わせるのが苦痛になるでしょう。

 

②プライバシーが完全に確保できない

個人部屋がある場合でも、やはりある程度は同居人に行動を知られることになるため、それが煩わしいと感じるかもしれません。友だちを部屋に呼ぶのも気を使います。それぞれの生活のリズムが違うため、みんなが気持ちよく過ごせるようにするためには多少の譲歩も必要となるでしょう。

 

◎パリでのルームシェアの家賃目安:1カ月約450ユーロ~

ルームシェア

学生寮

お金がなくてもきちんと生活しながら勉強できるよう、安い家賃で貸し出される学生のための住居。公的な寮も民間の寮もありますが、いずれも年齢制限を設けているところが多いので要注意です。

学生寮のメリット

①リーズナブルに生活しやすい環境が手に入る

一般の部屋を借りるのに比べると、同じ広さでも学生寮はかなり割安。家賃を抑えながら、それなりに快適な部屋で暮らすことができます。電気やインターネットの契約なども管理事務所でやってくれることが多く、食堂があれば食事の心配もいりません。

 

②交友関係が広がる

同じ建物や、場合によっては隣の建物にも学生が多く、顔を合わせる機会が多ければ友だちになるチャンスも多くなります。また、パリにはいろいろな国からの学生が集まっているので、国際交流できることもメリットと言えるでしょう。

学生寮のデメリット

①規則に従わなければならない

寮によって様々だと思いますが、たとえば門限がある場合、プライベートはそれだけ制限されます。やはり個人で部屋を借りるのに比べると、自由にできない部分はあるでしょう。

 

②場所を選べない

すでにある学生寮に入るわけなので、自分の気に入った場所に住むことはできません。学生寮は便利な場所にある場合が多いですが、通う学校によっては必ずしも自分に都合のいい場所とは限らないので、エリアにこだわりがある場合は自分で探した方がいいこともあります。

 

◎パリの学生寮の家賃目安:1カ月約400ユーロ~

ホームステイ

こちらもポピュラーな滞在スタイル。一人での生活に不安がある場合は、まずこの方法を試してみてもいいでしょう。

ホームステイのメリット

①フランスの文化に直に触れられる

フランスの一般家庭に滞在することは、フランス人の文化や習慣を直接体験することです。フランスに住んでいても、一人暮らしだとなかなか実際の現地の人の生活というのは分からないものですが、それを日々実感できるということは大きなメリットです。また、家族と会話することでフランス語の練習にもなります。

 

②負担や責任が少ない

受け入れ家庭によるとは思いますが、ホームステイなら掃除や家事などをしてもらうことができます。特に、毎日食事を準備する必要がないのは助かりますね。また、自分で部屋を借りるのと違い、家自体はその家族が管理しているため、問題があっても対応してもらえる点も安心です。

ホームステイのデメリット

常に気を遣わなければいけない

家族の一員として受け入れてもらうとはいえ、やはり他人の家に居候するわけなので、気を遣って生活する必要があります。私の知人は、受け入れ家族がよかれと思って作ってくれた日本食がまずくて食べられないと言っていました。ただ、それでもなかなか面と向かっては断れないのがつらいところです。

 

②自分のリズムで生活できない

一人ならいつ何をしようと自由ですが、例えば食事やシャワーなどの時間はその家のリズムやルールに合わせなければいけません。毎日よその家のリズムで生活するのは、長期だときついのではないかと思います。

 

◎パリでのホームステイの家賃目安:1カ月約600ユーロ~

パリのアパート

ホテル

短期滞在ならこの方法もありです。実際に、2カ月の短期留学の間、ホテルに暮らしていた知人がいました。

ホテルのメリット

①快適に過ごせる

当然ですが、客として泊まるので、おもてなしを受けながら過ごすことができます。水道や電気、インターネット、空調などの心配もなく、心地よく過ごせる環境が整っている場合がほとんどでしょう。

 

②家事をしなくていい

掃除はもちろん、したくなければ料理も洗濯もせずに済ませることができます。面倒な家事に時間を取られることなく、勉強に集中することができます。

ホテルのデメリット

①費用が高くつく

ホテルのランクや期間にもよりますが、快適に過ごせる分、やはり一般的に宿泊費は高めです。1カ月を超える滞在なら、ステュディオを借りた方が安く済む場合もあります。

 

②備品が不十分なことがある

実際にパリで2カ月ホテル暮らしをしていた上述の知人は、照明が暗くスタンドがほしいけれど、すぐに帰るのに買うのももったいないと悩んでいました。また、メリットを裏返すと、料理や洗濯などを自分でしたい場合には、キッチンや洗濯用品がないと難しいということになります。

 

◎パリのホテルでの滞在費目安:1カ月約1,500ユーロ~

ホテル滞在

パリでの部屋探しに使えるサイト

ステュディオ(ワンルーム)、シェルームの場合

日系不動産屋

日本から予約でき、日本語のため手続きも安心です。しかし手数料がかかり、家賃設定も概して高めです。

・ロジス https://www.lodgis.com/ja/

・JAFIS不動産 http://jafis-online.com/

・パリ不動産 http://www.paris-fudosan.com/

・ユーロエステート https://www.euestate.com/apartments/?city_id=1&lng=jp

・パリシェモア https://www.parischezmoi.com/

 

日本人向けサイト

大家さんと直接やり取りできるので、手数料がかかりません。ただし、契約は自己責任です。

・Ovni(オブニー) https://ovninavi.com/pa-super-categorie/20/

・MixB(ミックスビー) https://fra.mixb.net/accommodation/articles

・jimomoParis(ジモモパリ) https://paris.jimomo.jp/bbs/list.html?ca=202

 

フランス人向けサイト

日本語サイトに比べると圧倒的に物件数が多いですが、当然フランス語力が必要です。また、保証人を求められる場合も多いので、契約は容易ではありません。

・Lokaviz https://www.lokaviz.fr/rechercher-un-logement/fiche-logement

・PAP.fr https://www.pap.fr/

・Leboncoin https://www.leboncoin.fr/locations/offres/

学生寮の場合

Lokaviz https://www.lokaviz.fr/n/pourquoi-vivre-en-residence-crous/n:111

これは学生のためのフランスの公的機関CROUSのサイトですが、これ以外に民間の寮もあり、留学業者や留学先の語学学校で紹介してもらえる場合も多いです。

 

また、以下のサイトも参考にしてみてください。

大学関連の寮 http://www.japon.campusfrance.org/ja/node/13640

その他の種類の学生向けの寮 http://www.japon.campusfrance.org/ja/node/13812

ホームステイ、ホテルの場合

自分で探すよりも、留学業者や語学学校に紹介してもらうのが確実です。

滞在先探し

自分に合ったスタイルを

上記で挙げたポイントには主観も入っているためこれがすべてではありませんが、どのスタイルにもそれぞれにメリットとデメリットがあり、滞在目的や期間、自分の性格などに合わせて検討する必要があります。

 

私は、最初に住んでいた学生用マンションは留学業者に紹介してもらい、今住んでいるステュディオは半年以上かけて自分で探しました。どちらにもいい面と悪い面があるのですが、絶対に一人暮らしがよかったので、その点では満足しています。

 

毎日の生活のことなので、費用だけで簡単に決めず、じっくり考えて自分に合った方法を選ぶことをおすすめします。

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この記事の著者

旅スルモノカキ(フランス留学中)

旅スルモノカキ(フランス留学中)

パリでフランス語を学習中の元社会人。日本で約15年働いていました。
フランス映画に魅せられてここまで来たため、勉強よりも映画館通いがメインの毎日です。

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