語学学校の授業ってどんな感じ?僕が行ったCELTの場合
こんにちは。
「異文化を学ぶ」「自分の専門を学ぶ」「語学を学ぶ」、留学の目的はさまざまだと思いますが、僕が行った留学は語学を覚えることを目的とした留学で「語学留学」と呼ばれるものです。
「語学学校の授業の内容ってどんな感じなんだろう」という人に向けて、僕が行ったオーストラリアのCELTという語学学校で受けたコースを紹介したいと思います。
語学学校CELTとは
まずはCELTという学校を簡単に紹介します。CELT(Centre for English Language Teaching)は西オーストラリア大学(University of Western Australia)付属の語学学校で、西オーストラリア州パース市の中心地からやや離れた、クレアモントという場所にあります。キャンパスはそこまで広くありませんが、自然が多く快適で過ごしやすい環境が整っています。僕は学校にある芝生で、よく友達とお昼ご飯を食べていました。
授業内容
月曜日 午前:Vocabulary(8:45~10:45) Listening skills(11:00~13:00)午後:Skills workshop(14:00~15:15)
火曜日 午前:Grammar and usage(8:45~10:45)Speaking skills(11:00~13:00)午後:Skills workshop(14:00~15:15)
水曜日 午前:Reading skills(8:45~10:45)Writing skills(11:00~13:00)午後:Skills workshop(14:00~15:15)
木曜日 午前:Integrated skills practice(8:45~10:45)Integrated skills practice(11:00~13:00)午後:Skills workshop(14:00~15:15)
金曜日 午前:Integrated skills practice(8:45~10:45)Integrated skills practice(11:00~13:00)午後:なし
※午前の授業は1コマ2時間、午後の授業は1コマ75分
これはCELTで僕が受けたコースの時間割です。この時間割で6週間過ごしました。
当たり前ですが、語学学校は語学を学ぶ学校なので、授業も語学を学ぶものがメインです。CELTでは、午前と午後で授業内容が異なり、クラスのメンバーも変わります。午前中に1回短い休憩、午後の授業が始まる前に1時間のお昼休憩をはさむので、感覚としては朝から3コマ授業が入っているという感じです。
午前の授業
まず午前の授業は”Speaking”、”Writing”、”Reading”、”Listening”の4つの項目を中心に、テキストを使って英語の基礎力をつける内容がメインです。クラスは生徒の語学レベルに合わせて分けられています。
担当の先生は1クラスに2人いますが、同時に2人の先生が教えるわけではなく、曜日ごとに2人の先生が交代で教えてくれます。クラスの人数はどのクラスも少数で、僕のクラスは14人でした。
火曜日の午前に「Speaking skills」という授業がありますが、会話をできるのがこの授業だけというわけではなく、どの授業でも会話はあります。むしろ先生やクラスメイトと会話をしながら授業をします。文法も英語で説明されますし、逆に説明を求められることもあります。先生が一方的に話し続けるということはなく、どの授業でも積極的な発言が求められます。最初は慣れないと思いますが、積極的な発言を続けていればだんだん楽しくなってくると思います。
授業ではよくグループになって、1つのテーマについて議論します。時にはお互いの意見を言い合ったり、時にはグループで1つの問題を解いたりします。グループは毎回同じにならないように先生がランダムに組みます。時には先生も加わることもあります。慣れてくればとても楽しいですし、日本では身に付きにくい「話す力」を付けることができます。上の時間割を見て、「1コマ2時間って長くね?」と思った人がいるかもしれませんが、会話しながら勉強をしていると、楽しくて意外とすぐに過ぎてしまいます。
とはいえ、残念ながら授業自体の面白さは先生によって変わってしまうのも事実です。1度、担当の先生が急用で来れなくなり、別の先生が来たことがあったのですが、その先生は2コマ目の時間に自分の好きな曲をYotubeでひたすら流し続けるという謎の授業をくり広げました。しかも、あろうことか僕らにも歌わせようとしてくるのです。あれは拷問のような授業でした。なぜ人の好きな曲を歌わなければならないのでしょうか。自分の担当のクラスじゃなくてやる気がなかったのでしょうか。永遠の謎です。
ちなみに宿題はクラスによって、出たり出なかったりします。僕のクラスでは、2日に1回くらい出ましたがかなり簡単なものでした。基本的には自主的にガンガン勉強し、わからないところは授業中や授業後にドンドン質問していくといった感じです。担当の先生は「質問がたくさん出るのが良い授業なのよ、うるさい授業が私は好きよ」と言っていました。
午後の授業
午後の授業は「Skills workshop」といって、各自コースを選んで受けることができます。コースはTOEICや IELTSの対策をするコース、異文化を学ぶコースなどがあります。僕は異文化を学ぶコースを選びました。金曜日は午前の授業だけで「Skills workshop」はありません。
この授業は午前に比べて人数が多く、僕のクラスは20人くらいでした。僕が取ったコースでは、各国の食べ物についてみんなで話し合ったり、あいさつ言葉を学んだりします。午前の授業が語学そのものを学ぶ授業だったのに対して、このコースは異文化を学ぶことを目的とした授業です。午後の授業は、始まって2週目か3週目は変更ができるので、「自分に合わないな」とか、「こんなんじゃ自分の力にならん!」と思ったら、先生と話してコースを変えてもらいましょう。
テスト
CELTでは2週目と4週目に小テスト、5週目にクラス替えテストがあります。5週目のテストは”Speaking”、”Writing”、”Reading”、”Listening”の4つの項目からのテストです。このテストで次からクラスが「上がる」か「そのまま」か「下がる」かが決まります。特に5週目のテストには先生と1対1で話すものもあり、ものすごく緊張しました。5週目にあるテストを区切りにクラスを出ていく人がいたり、新しい人が入ってきたりします。
僕のクラスには1人だけ異常に英語ができる人がいて、その人は5週目のテストで上のクラスに上がりました。僕はというと、Writingテストの漫画のふきだしを付ける問題で受けを狙いました。ジャパニーズジョークです。点数は悪かったです。文法がダメだから点数が悪かったのか、すべったから点数が悪かったのか、いつか先生に尋ねてみようと思っています。僕は前者じゃないかと思っています。
ちなみに6週目はテストも終わっているので、授業中に映画を観たり、外に出てクラスのみんなと散歩したりとゆるい授業が続きます。
まとめ
語学学校ではとにかく毎日外国語漬けなので、長い期間集中して取り組めばかなりの成果が得られると思います。僕は6週間しかいなかったので、語学力が飛躍的に伸びたという感じはしませんが、それでも英語で会話をしながら授業をするというのは日本では中々できないことだと思います。お互いの意見をぶつけ合うという経験は、とても刺激になるので興味のある人は迷わずに飛び込んでみてください。
<参考HP>
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