留学中の日本人とのかかわり方

こんにちは。オーストラリアに約1か月、アメリカに約7か月留学していたたぬとらみです。今回は留学先の日本人との関わり方について紹介します。

留学に行ったことがある人、10人にアンケートをとったところ全員が日本人との関わり方に一度は悩んだことがあると回答しました。

日本人と関わるメリット、デメリットを紹介していきます。

留学中の日本人とのかかわり方

留学中に日本人と関わるメリット

①安心する

慣れない異国の土地ではストレスも多いです。そんなときに日本人に会うと安心します。私はオーストラリアに留学していたときに旅行中、日本人と会うととても安心しました。

②信頼感がある

①と似ていますが、日本人というだけで信頼感があります。海外では残念ながらスリなどの犯罪が日本よりも多いです。海外旅行中に仲良くなった人に荷物を奪われてしまったなど聞いたことがあります。絶対とは言い切れませんが、日本人は比較的信頼できるでしょう。

③言語や文化の壁がない

留学に来ているのだから当たり前なのですが、海外では言語も文化も違います。私も毎日英語漬けになれるよう工夫して、1日も早く英語を上達したいと思っていたのですが、2、3か月を過ぎたころに突然日本語と日本食が恋しくなりました。
疲れたときは日本人の友達と日本語を話すのも良い気分転換になるかもしれませんね。

④病院や大学の専門的なことを聞ける

同じ留学生という立場ではなく、医者や看護師、教授や大学の職員が日本人という可能性もあります。特に病院などの専門用語は日常会話の英語ができてもかなり難しいので、日本語が話せる人がいると心強いです。
私は風邪をひいて初めて病院に行くときは心配で日本語が話せる知人について来てもらいました。しかし医学用語を英語にするのは難しく、病院でインターネットで調べながら会話しました。薬局では薬剤師さんが日本語を話せたので、スムーズに薬を処方してもらえました。薬の飲み方などを気軽に聞けたので薬剤師さんが日本語を話せて良かったとその時は思いました。自分が弱っているときは予想以上に外国語でなく日本語であることが、ありがたかったです。

日本人と関わるデメリット

①日本人と一緒にいすぎてしまう

これは海外留学していた人全員が「悩んだ」と答えました。前述したメリットから日本人と一緒にいた方が楽です。しかし日本人はグループで行動しがちなので一度、一緒に行動する癖がついてしまうと抜けられなくなってしまいます。

②他の国の友達ができない=外国語が上達しない

①のように日本人とばかり一緒にいると他の国の友達ができづらいです。アメリカ人の友人が「日本人と友達になりたいけど、いつも数人で一緒にいるから話しかけづらいんだ〜」と言ってました。私も1人で授業に参加していたときはクラスメイトが話しかけてくれましたが、日本人の友達と一緒に授業を取ったときは誰も話しかけてくれずそのクラスで友達ができませんでした。
外国語しかコミュニケーションツールがない友人ができないと語学は上達しないと私は思っています。日本人といくら外国語で話そうと約束していても恥ずかしかったり、面倒だったりで結局日本語で話してしまいます。外国語を話す機会が少ないと上達は難しくなってしまうのでこれは大きなデメリットでしょう。

③近くに日本人がいると比べてしまう

私はこの問題にとても悩みました。同じ時期に来た日本人の友人の方が自分より英語を話せるのではないか、授業について行けてるのではないか、友達が多いのではないかと比べて落ち込んでいました。私は比べてしまい自分がしんどくなってしまったので距離を置きました。(その子と馬が合わなかったというのもあります)。あまり人と比べない人は大丈夫かもしれません!

まとめ

ここまで留学先で日本人と関わるメリットとデメリットを紹介してきました。ここからは私なりの日本人との関わり方をシェアします。

「関わりたい人と関わる」

これだけです(笑)

私はこれに気づくのに3か月くらいかかりました。ここで私がどのように日本人と関わってきたかとなぜ気づけたのかを説明します。

私は早く英語が上達したかったので、最初は敢えて日本人と距離をとり極端なまでに関わらないようにしてました。
しかし、ルームメイトが日本人になり関わりたくなくても関わらざるを得ない状況になりました。その時ルームメイトに「英語漬けの1日にしたいから英語で話さない?」と提案したときに「母国語でしか伝わらない細かいニュアンスや難しい人生の話を私はあなたとしたいんだけど!」と言われました。
この言葉にハッとさせられました。他の価値観や考え方、文化を知りたいと思って海外留学を決めたのに日本人というだけで距離をとるのは違うと思いました。ここまで散々、「日本人」との関わり方と紹介してきましたが、結局、どこで生まれたか、育ったか、何語を話すかは関係ないのです。
あなたが関わりたいと思う、尊敬できる友人と関わってみるようにしてください。
この記事が少しでもみなさんのお役に立てれば嬉しいです。

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