米南部のオアシス。「ミシシッピ州」とはなんぞや?
![ミシシッピ川](https://www.ryugaku-voice.com/voicew/wp-content/uploads/2018/09/us_rick_mississippi203.jpg)
- 歴史・背景
- 気候
- 治安
- 物価
- 料理
州旗にゆれるや、レベル・フラッグ。
詳しい解説は他の参考書などに譲るとして、 ここで強調しておきたいのは 「かつて南北戦争で南部連合として参戦し、かつ戦場になった場所」が 現在のミシシッピ州だということです。 そんな背景もあり、現在では 白人と黒人とで州人口のほぼ半分ずつを占め、 それ以外の人種(もちろんアジア圏も)は 1%にも満たないかなり珍しい存在となります。 そして伝統的に共和党(Republic)が強い地域である為、 現職のトランプ大統領の支持者が人口の多数派を占め その内のほとんどがキリスト教信者でもあります。 留学生として訪れるにつき 最低限気を付けておくべき背景は、これくらいです。ずっと暖かくて快適!だが・・・
ミシシッピ州最大の特徴は、アメリカ南部に共通する 一年を通じての温暖な気候でしょう。 典型的な「高温低湿」であり、 ちょうど日本の沖縄に近い年間気温推移を持ちます。 私がミシシッピ州留学を決めた理由の一つも、 この「一年中程良く温かいから」というのがありました。 今年初頭の積雪にはぶったまげましたが、 地元民曰く「こんなの生まれて初めてだわ」なので ミシシッピで雪にお目にかかることは基本ありませんし 気温が氷点下になることも滅多にありません。 ただし、メキシコ湾を臨む立地の関係で ルイジアナ州やフロリダ州と同じく ハリケーン被害のリスクがあります。 かのハリケーン・カトリーナの際には、 ここUSMの街・ハッティスバーグや州都であるジャクソンに 沿岸部からの避難民が多く移り住んできました。![アメリカ ミシシッピ州](https://www.ryugaku-voice.com/voicew/wp-content/uploads/2018/09/us_rick_mississippi202.jpg)
アメリカ南部「としては」平和。
皆さんが気になるところである治安については、 「アメリカ南部にしては」という枕詞が付きますが 米国内でもミシシッピ州は割と安全な方に入ります。 これはハッキリと示しておきますが、- ルイジアナ州
- アラバマ州
- アーカンソー州
- テネシー州
![ミシシッピ州 地図](https://www.ryugaku-voice.com/voicew/wp-content/uploads/2018/09/us_rick_mississippi204.jpg)
米国内では、経済的な州に入る。
物価は、都市圏と比べると確かに安いです。 特に授業料は、奨学金を得ることが出来れば 日本の地方国立大と比べても遜色ないコスパを誇ります。 ですが、こと生活面においては 劇的にコスパが良いか…といわれるとそうでもありません。 というのも、まず アメリカという国自体の物価が高いんですよ。 例えば、日本のようなワンコインランチはありません。 その倍・つまり10ドルでランチが済めばここでは御の字です。 そしてそもそも、 アメリカ南部で暮らすとなるとほぼ車が必須となるので その購入費用や管理費といったことは 留学生でも考慮する必要があります。 食べ物で唯一安いのは、スナックやお菓子の類。 このせいかは知りたくもありませんが、 ミシシッピ州は「全米一の肥満率を誇る州」として知られています。![ミシシッピ川](https://www.ryugaku-voice.com/voicew/wp-content/uploads/2018/09/us_rick_mississippi205.jpg)
新鮮魚介からゲテモノまで!?
お隣のルイジアナ州が主流であるケージャン料理がミシシッピにも流れてきています。 メキシコ湾で豊富に摂れる魚介類にスパイスを効かせた逸品。 その他にもザリガニを塩茹でにしたり ワニやナマズをひっ捕らえて揚げたりと 少々パンチの効いた名産もあるので、お試しあれ。 ちなみに筆者は ザリガニもワニもナマズも一度試しましたが、 それと思わずに食べれば割といけます。 そう思ってしまった場合は知りません笑。まとめ・ミシシッピ州とは
とはいっても、まごうことなき田舎です。 飛行機でミシシッピに来れば、それこそ川を越えたあたりから 下の地面が緑一色(森林)になります。 その為、 「周りに日本人がいない環境で勉強に集中したい!」 「それでも、危険すぎる地域はちょっと…」 という方にとって、実はミシシッピ州はジョーカーともいえる存在です。 ここUSMに加え、 北部の街オックスフォードに位置するミシシッピ大学(Ole Miss)など 留学生の受け入れ体制・環境がキッチリしている大学も点在するので ぜひ選択肢の一つとして考えてみてくださいね。 以上、スミカ(Rick)でした。アメリカ留学 関連記事
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