“短期留学”と”長期旅行”の違いって?
こんにちは、ドイツのフランクフルトに留学中のライターAnです。
あっという間に5ヶ月が過ぎ、留学生活も終わりを迎えようとしています。今回は、”短期留学”と”旅行”の違いについてお伝えします。
“短期留学”と”長期旅行”の違い
長期休みを使って、海外旅行に行かれる方は多いと思います。時には、1ヶ月〜2ヶ月を使ってまるまるヨーロッパ周遊旅行に行く方もいるでしょう。
しかし一方で、「1ヶ月」や「3ヶ月」の超短期留学のコースも存在します。実際、短期の留学と、長期の旅行では、どのような違いがあるのでしょうか?
1週間の旅行と、5ヶ月の留学を経験したライターAnが、自身の経験をもとに、旅行と留学の違いをご紹介したいと思います。
1. 「観光」以外の目的がある
ほとんどの人にとって、旅行の目的は観光だと思います。行ったことのない場所に行ったり、本場の食べ物を食べたり、長期であっても主な目的は観光になります。
一方で、留学は、「語学留学」で語学学校に通う、「交換留学」で大学に通うなど、何かしら観光以外の目的を持ったものになります。ボランティアやパートタイムジョブで、海外に短期間働きに出る場合も同じです。
海外滞在の目的を、「観光」とするか「それ以外」のものにするかが、一つ目の大きな違いです。
2. 拠点を持つ
旅行においては、ユースホステルまたはホテルに滞在します。ホテルであれば、毎日部屋に帰ればベッドメイキングや掃除が完了しており、快適に過ごすことができます。また、滞在は一都市につき長くて一週間で、次々と場所を移動していくことになります。
一方留学では、一度拠点を決めたら、最初から最後までその場所に滞在します。留学であれば大学や語学学校の寮、ホームステイであればホストファミリーの家など。身の回りのことは自分で整理しなければなりませんし、時には必要なものを揃えなければならないこともあります。数ヶ月を超える滞在であれば、自炊スキルも必要でしょう。自分の拠点を持つことにより、生活力が求められます。
3. 友達が出来る
旅行の場合は、ある程度仲の良い友人と日本から出かけることが多いはず。基本はその人たちと行動を共にします。また、先ほどのように一箇所に滞在する期間は短いため、新しい友人を作るのは少し難しいです。
留学の場合、同じ目的を持って人が一箇所に集まります。学校や働き先などで彼らと同じ時間を過ごすため、親密な関係を築きやすいです。さらに、大学であれば同じようなバックグラウンドを持つことが多く、共通の話題から関係を広げることも出来ます。「海外に住む友人が欲しい」場合、旅行よりも留学というチョイスがおすすめです。
4. その国の悪い面も知ることが出来る
留学の場合、旅行に比べて様々な手続きが必要です。入寮、住民登録、ビザの取得、大学の履修登録…など。これらの手続きを通して、旅行ではけして見えなかった悪い面が見えてきます。例えば、「日本に比べて手続きが遅い」「人によって言うことが違う」「言葉がなまっていて通じない」など…。旅行ではその国の良いことばかりが見られますが、実際に住んでみると、その国の悪いところも見えてきます。
ライターAnがドイツに住んで感じた悪い面は、「外食の高さ」「外国人局の対応の悪さ」「寒さ、日照時間の短さ」です。幸いにもドイツは移民や留学生に対して優しく、そこまで不快な思いをすることはありませんでした。イタリアに住む友人は、「警察が仕事をしない」「英語を話せる人が全然いない」「GoogleMapが更新されておらずお店の情報が手に入らない」などと話していました。実際に住んでみないと、分からないことも多いです。
おすすめは…やっぱり留学!
海外旅行と海外留学を両方経験した私のおすすめは、やはり留学です。旅行と比べて留学ははるかに学ぶものが多いと感じますし、何より現地で、同じ目的を通じて出来た友人は一生の宝物です。皆さんも、短期の留学から踏み出してみてはいかがでしょうか?
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