フランスの大学・大学院で驚いたハプニング4選
海外の大学は、日本の大学に比べて入るのは簡単だけど卒業が難しいとよく言われます。今回は、勉学面の難しさではなく、フランスの大学院留学で出くわした、下手したら落第しかねないハプニングを紹介します。
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1.年の始めは授業の教室を探すのに一苦労
年の最初の問題は、教室探しです。学部ごとに建物が分かれているのですが、授業は空いている教室で行われるので、一概に自分の学部内で行われるとは限りません。そのため、1つの授業の後、次の授業の教室まで10分以上歩くときもあります。また、建物数も多いので、その建物を探すのにも一苦労します。2.履修していた科目に追試がないと、試験の後に言われる
「簡単な科目だから」ときいて、土曜の朝8時からという、とんでもない時間の授業を取っていました。この科目の試験が4択問題で、フランス語が分からない私には逆に難しい試験でした。結局、試験に落ちてしまいました。 追試の日程を確認しに教務課に行くと、「この科目は、追試がない」と宣告されました。4択問題だったため、現地学生では落とす人も少なく、追試が実施されないようでした。結局、翌年も受講する羽目になりました。 また、別の年には、試験が全て終わってから「今年は全科目、追試は行わない」と張り紙が出されていました。 追試に関する重要な情報が、事前には分からず、試験の後になって出てくるので、追試をあてにできません。追試を当てにしていたのに、当てが外れて落第の目にあった学生もいたようでうす。3.とにかく授業に関するお知らせが遅い
授業に関してのお知らせが遅いことがままあります。ぎりぎりになってから研修をしないといけないことを知らされ、しかもその研修をしないと単位がでないというのです。みな慌てて、研修先を探すということになりました。 重要な案内を忘れていた先生が、思い出したタイミングで学生に伝えるので、学生は慌てることになるわけです。4.先生の勘違いで、修士論文の口答試験日程を前倒し
修士論文を提出し、その後にある口答試験を2、3名の先生と学生1人で行う試験があるのですが、その時に起こったことです。 論文提出後の口答試験の準備で論文に目を通していると、先生から突然電話がかかってきました。 「今教室で待っているんだけれど、口答試験どうしたの?」 私のカレンダーにはその次の日になっており、先生にその旨伝えると、先生もカレンダーを確認し「あら!明日だったね!」とのこと。 「わざわざ学校に来ちゃったから、今から学校来られる?」と言われ、慌てて大学に行き、修士論文口答試験を行いました。 この口答試験は修士課程修了にとても重要な試験で、学生もかなり緊張します。パワーポイントなどで、口答で10分ほど修士論文について発表します。その後、先生からの厳しい質問が飛び交うのですが、とんでもない始まりになりました。 無事に終了することが出来たから良かったものの、なんともいいかげんというか、おおらかというか。。最後に
海外留学中は、きっちりしている日本人の感覚からすると、信じられないようなコトが起きるものです。そんなアクシデントやハプニング、急な変更が起きても動じずに、勉強を続ける強さが必要です。最悪、落第しても仕方がないと思える心の余裕が大事だなと思います。大学・大学院留学 関連記事
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