社会人だけど留学したい!とりあえず海外に住んでみたい!それならワーキングホリデーだ!
ワーキングホリデーって聞いたことあるけれど、結局なんのかよく知らない、という人多いんじゃないでしょうか。この記事では今まで聞いたことはあったけれど、よく知らなかったワーキングホリデーについて、ざっくり説明していきます。
ワーキングホリデーとは
ワーキングホリデーとは二国間の協定により、他国に1年間(国によっては2年の場合も)滞在することのできる期間です。就労や修学することのできる制度です。年齢は申請時に18~30歳である必要があります。30歳の時に申請すれば、31歳になっても渡航が可能です。年齢制限が守られていれば、社会人じゃなくて大学生でももちろんワーキングホリデーに行くことができます!ワーキングホリデーで行ける国はどこ?
現在、日本のワーキングホリデー協定国はカナダ、イギリス、アイルランド、ポルトガル、フランス、ノルウェー、デンマーク、ポーランド、ドイツ、オーストラリア、ニュージーランド、韓国、台湾、香港の14か国です。 国によって、文化も言語も違ってきますし、体験も変わってくるので、国選びも大切なステップです。ワーキングホリデーはほとんどの場合、一つの国につき一回までしか認められていません。 人によっては自分の決めた2か国以上行く人もいます。(旅行としてではなく長期滞在で。)どうやって渡航先を決める?
渡航先を決める際に重要なのはその国のビザの条件と自分の目的です。語学学校に通える期間や一つの就労先で働き続けることのできる期間が決まっている国もあります。14か国の中からどこへ行くか、悩みどころだと思います。ポイントとしては、- 自分が海外でしたいことや、海外に行った結果に成し遂げたいことなど、自分の目的やプランにあわせてそれが可能な環境と条件の見合ったビザを発給してくれる国を選ぶ ex)語学学校で英語を身に付けて、海外で環境保全のボランティアがしたいからオーストラリアへ!など
- 国にこだわって選ぶ ex)小さいころからずっとフランスに憧れていたので、フランスへ!など
プランニングをはじめよう!
プランニングではワーホリ滞在期間中のプランだけではなく、帰国後のプランを考えておくことが大切です。 ワーホリのプランニングではまず、1)海外で何をしたいのかという目的をベースに、2)海外で何をするべきか、そして3)帰国後になにをやりたいのか、ということを考えていくことが大切です。 語学目的であれば、1)語学力を身に付ける、2)語学学校に通う・学校で英語の資格を取る、3)英語を武器に外資系へ就職 海外での就労体験が目的であれば、1)海外就労のためのスキルを獲得する、2)語学学校に通う・企業でインターンシップをする、3)海外就職 など、自分なりのプランを組み立てていきましょう。プランニングは早めに始めることが大切です。 もうひとつプランを立てていくうえで重要なのは出発時の英語力。出発当時英語力がIELTS 1.5~3.0程度の場合、ワーホリでの目標はまずは英語力というところです。IELTS 3.5以上なら、さらなる英語力アップだけではなく実践的なスキルを就労体験やインターンシップから身に着けていくことを視野にいれましょう。ビザの話をしよう
さてさて、ビザのお話です。ここではワーキングホリデービザだけではなく、観光ビザと学生ビザについても書いていきます。なぜかというと、場合によっては途中でビザを切り替えることが可能になってくるからです。一般的には、ワーホリ滞在期間中に語学学校に通い、現地でアルバイトをしたりインターンシップをしたりして帰国することが多いです。しかし都合がつけば、ワーキングホリデービザを他のビザと組み合わせることで、より有意義なプランを組み立てることもできます。 例えば、語学学校に学生ビザで通ってから、ワーキングホリデービザに切り替えて、ワーホリの期間中はアルバイトやインターンシップをするプランです。このプランでは語学学校に自分の満足が行く期間通うことができ、またワーホリ期間中に就学と就労の両方をするよりも、長い期間での就労体験が可能になります。ワーキングホリデービザ
- 期間は入国後1年間有効(国によっては2年間、またはセカンドビザの申請が可能)
- 制限内であれば就学・就労が可能
- 申請時、18歳以上31歳未満でなければならない
観光ビザ
- 就労はできない
- 就学は国による
学生ビザ
- 就学のためのビザ
- 年齢制限や回数の制限はない
- 就労は国によって様々
- 滞在期間は学校に通う期間(I-20に記載された期間)であり、ビザが有効期限内でもI-20の期間が終了している場合はビザは無効化する。ただし、入国はI-20に記載されたプログラム開始日より1ヶ月前から可能。I。ビザが無効化しても、3ヶ月は滞在可能。(つまり、3ヶ月以内に退去しなくてはならない。)
- 国によっては卒業後またはプログラム終了後に就労可能期間を与えられることもある。
ワーキングホリデーの費用はどのくらい
初期費用の目安はオセアニアやカナダでは120万~150万円前後、ヨーロッパでは150万~180万円前後です。もちろんワーキングホリデービザでは現地での就労が可能ですので、それでいくらかは生活費を賄っていくことも可能ですが、語学学校に通っている間の就労は難しいです。生活費と学費で1ヶ月あたり25万円かかると思っておきましょう。メリットとデメリット
ワーホリにもやっぱりメリットとデメリットがあります。人によって、それぞれどちらの比重が大きいかは変わってくると思うので、よくよく考えた上で申請をしていきましょう。メリット
- 現地で就労が可能なので、費用面では普通の留学よりもしやすい。(学生ビザではアルバイトが出来ない、または限られているため。)
- ビザの自由度が比較的高く、学びに仕事に遊びなど、異なる様々なことを体験できる。
- ビザの申請が簡単。
- たかが1年間、されど1年間。海外生活は確かに海外生活です。旅行では体験できないような苦労も楽しさも体験できる。
- ワーホリの制度がある国には他の国からワーホリできた外国人がいることが多く、様々な国の人と友達になれる。
- 滞在期間中に近隣諸国への旅行ができる
デメリット
- 日本ではワーキングホリデーはなにかと遊学だと思われがち。就職中の面接の際に遊んでいた、と思われてしまうことも少なくない。
- 就労可能といっても、ワーホリ中にできる仕事の給料は日本でのアルバイトよりも安いことがほとんど。
- ワーホリで行った渡航先の国で日本人だけで固まってしまうということもよくある。
- ワーホリの1年間で身に着けることのできる英語なんて結局たかが知れている、といわれることがほとんど。(本当に海外の4年制大学を卒業した日本人と比べて。)