ヨーロッパ内の移動手段にはどれを使う?鉄道・バス・LCCを比較!
せっかくヨーロッパ留学するなら、ヨーロッパ域内を自由に移動したい!ということで、学生でも安く、時間を有効利用して旅行できる手段を紹介していきたいと思います。今回は、鉄道・高速バス・LCC(格安航空)について、私が経験した例も交えつつ書いていきます。
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鉄道
特急電車
電車の種類によって車内の雰囲気は異なりますが、大体は新幹線のような電車。各国国内、また国境をまたぐ電車は様々あります(ドイツのICE、IC、フランスのTGV、ドイツ・フランス・ベルギー・オランダをつなぐThalysなど)が、出発地の国の鉄道のページからチケットを検索・購入できます。 DE BAHN(ドイツ) SNCF(フランス) Thalys ウェブ上で購入したチケットは印刷する、スマホに取り込む、現地の切符売り場で発行するなどの手続きを踏めば手にはいります。なお、大きな駅に行けば緑の窓口のようなところもありますが、長蛇の列に並ばなければならない、手数料がかかるなどするので、可能ならばウェブ予約して購入するのがおすすめ。 <メリット>- 新幹線のように荷物置き場が確保されているので、荷物が大きくても大丈夫
- 食事が付く電車もあり
- (予約必須の電車が大半ですが)予約しないと座れないこともある
- 乗り継ぎがうまくいかないと計画が大幅に狂うことがある
- 振替するにはチケット購入時に保険料を払わなければならず、電車が遅れた場合、振替可能なチケットを持っていないと再度購入しなおさなければならない
普通電車
検索は上記のページなどからできますが、チケットの購入は基本的にそれぞれの駅の券売機で行います。 <メリット>- 便数が比較的多いので計画を立てやすい
- 小回りが利くので田舎にもアクセスしやすい
- 時間がかかる
- 長時間だと疲れる
- チケットの発券がめんどう
- 電車に乗るときに階段の上り下りが大変
- まれに急に電車の運行を行わなくなることがある
夜行列車
出発地・目的地のそばを夜行列車が通っていればこれを利用するのも手。路線のリストは、 ヨーロッパの夜行列車 | Eurail.com から確認できます。予約は特急電車と同様に行うことができ、部屋のタイプなどを選ぶこともできます。 <メリット>- 横になって休める
- 夜間の時間を有効活用できる
- 荷物が多くても大丈夫
- 非日常を味わえる
- 同室の人に運を左右される(とはいえ、運がよければ友達が増える!)
- 貴重品に対して常に警戒している必要がある
高速バス
日本の高速バスと似ており、4列の電車でトイレ・リクライニングがついたバスが多いです。予約はWeb上、電話もしくは各地の営業所などで行い、チケットは予約番号を印刷する、SMSを受け取る、などの方法があります。 高速バスの会社には euroline:多くの停留地がありいろいろなところに行ける Megabus:eurolineに比べると停留地が少ないけれどより安い などがあります。 <メリット>- とにかく安い
- バス会社によっては移動中Wifi・コンセントが利用できる
- 夜間の移動を選べば時間を有効活用できる
- 都市によっては本数が少なく、時間帯も微妙なものが多い
- 時間がかかる
- 疲れやすい
- 停留地によってバスの出発・到着点がへんぴなところにあることも
LCC
ヨーロッパはLCCの本場。RyanairやEasyjJetなどを筆頭に多くのLCCキャリアがあり、ヨーロッパ域内の近距離移動はLCCが大半を占めています。サービスはイマイチだったり多少窮屈なこともありますが、基本的には普通の飛行機と一緒。チケットはウェブ予約して印刷して持っていきます。 検索は、 Hopper : いつチケットを買い、どの日程が安いかを提案してくれる Skyscanner :目的地が決まってなくても日程から検索できる などのサイトが便利です。 <メリット>- 圧倒的に速い
- 特急電車よりも安いことが多い
- 空港自体がへんぴなところにあるので、空港から街にアクセスするのにお金がかかる
- 本数がそこまで多くない
- 空港や機内で買う食べ物・飲み物が意外と高い
- 荷物に制約があり、オーバーすると高額の超過料金がかかる
- 座席が狭い
Blind Booking
German WingsというLufthansaの子会社のLCCでは、blind bookingというサービスを実施しています。その名の通り、行き先がわからないまま航空券の予約ができるサービス。 出発地の空港は、ドイツのケルン・ボン、デュッセルドルフ、ハノーファー・ハンブルク、シュツットガルト、ベルリンとオーストリアのウィーンから選べます。出発地によりますが、「ビーチ」「文化」「大都市」「自然」などといったテーマが設定されていて、日程を入力し予約すると、そのテーマとして設定されているいずれかの都市へのチケットが手に入る、というサービスで、片道33~50ユーロでチケットが手に入ります。また、5ユーロを追加で支払えば、行きたくない都市を除外することもできます。 例えば、ケルン・ボン空港から、「文化」というテーマで旅したい、とすると、スペインのバルセロナ、チェコのプラハ、イタリアのローマなどを含む12都市の中からどこか一つの都市に向かう航空券が往復66ユーロで手に入ります。目的地はチケットを購入した段階でわかるので、その後、普通の旅行と同様、計画を立てることができます。 どこに行くのか分からないわくわくを楽しみたい!行きたいところが多すぎて決めきれない!友達みんなで行きたいけれど意見がまとまらない!なんて人にはオススメのサービスです。チケットを安く手にいれるコツ
日程が決まったら即予約すること!
基本的にはどの交通手段も、予約が早ければ早いほど値段が安くなります。お得情報はメルマガで!
住んでいる国の鉄道会社やLCCの会社のメールマガジンを受け取っていると、メルマガ会員限定セールといったものも頻繁に行われているので、ぜひ利用しましょう。飛行機の予約は近隣の都市も含めて検索!
LCCの場合は、チケットの値段は10~100ユーロくらいまでピンキリ。鉄道の値段が安い国では、飛行機の直行便だけで向かうよりも、飛行機+鉄道、飛行機+バスの方が安くなる場合もしばしばあります。最後に
予算・期間・目的地・目的などが決まっていれば、どの交通手段を使うのがベストかというのはおのずと決まってくると思います。大事なのは、どういった交通手段を選べるか、という選択肢を知っておくこと。 私の場合は、- 夜間移動したい場合:夜行列車・夜行バス
- 電車だと乗り換えが多すぎる場合:飛行機
- 上記以外で時間に制約がある場合:特急電車
- 時間があってぶらぶらと旅をしたい場合:普通電車
- 時間があって一か所をがっつりと観光したい場合:高速バス
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