ドイツでの生活でイライラしたこととその対策1~生活リズム・習慣編・買い物・サービス編

留学のストレス 楽しい留学生活ではありますが、日本とは習慣や製品が違うことでイライラすることも。そのうち、慣れればどうにかなるものもありますが、事前に対策できるものもあります。今回は、生活リズム・習慣と買い物・サービスの観点から考えてみようと思います。

生活リズム・習慣編

1.    夏はなかなか日が沈まない、冬は朝も夕方も真っ暗

ドイツの夕方 夏至の時期には、私が住んでいたドイツの西部では22時過ぎに日の入り、冬至の時期には朝8時半を過ぎても暗い、といった調子。仕方がないことではありますが、慣れないと明るすぎて眠れなかったり、常に暗くて気が滅入ってきたりして、なかなか心身共につらくなってきます。 夏よく眠るには、耳栓・アイマスクがあれば便利。冬は、散歩したりお昼は外にご飯を食べに行ったりなど、なるべく陽の光を浴びるようにしましょう。また、いずれの季節にしても適当に運動することで、心身共に元気になれると思います。

2.    夜までうるさい

騒音 ドイツ人含めヨーロッパ人は比較的夜型なのか、学生同士の内輪のパーティーも金土の21時から、地域のお祭りも25時までなど夜遅くまでやっていることが多く、真夜中まで騒がしい夜も多いです。特にサッカーがあった夜には、フーリガンがしばしば出没します。 長期滞在ならば、静かな地域に引っ越しが出来るかもしれませんが、なかなかそうもいかないもの。寝るときに耳栓をする、アイマスクをする、などの地道な対策が一番の近道だと思います。ちなみに耳栓・アイマスクは、飛行機などでの移動やホステルなどの宿泊にも役に立つので、留学生活には必携です。

3.    電車・バスがしょっちゅう遅れる、なくなる

時間通りにくる確率は体感として7割くらいなので、電車・バスが時間通りに来ることはあまり期待できません。またストライキなどで運航が予告なく、なくなることも1シーズンに1回くらいはあります。工事など事前に分かっている場合にはアナウンスと代替手段の案内が駅もネット上の乗り換え検索にも反映されているので、調べておきましょう。 また、交通手段が急になくなった時に備えて、別の方法での帰宅方法やタクシーの呼び方、また行き先の宿情報なども知っておくといいと思います。

4.    日曜日にやっていないお店、早く閉まるお店が多い

閉店 ドイツの場合、日曜はカフェ・レストランを除いて大体のお店が閉まってしまいます。また、クリスマスシーズンもかなりのお店が閉まってしまうので、要注意。 平日・土曜に買い物をする習慣をつけましょう。また、買い物できないときに備えて数日間生きていけるだけのレトルト食品などを用意しておくと安心かも。また、大きな駅の中のスーパーなどはまれに日曜日も営業しているので、そういった場所を知っておくと安心です。

5.    いちいちアポを取らないといけない

銀行口座の開設や大家さんとの相談などに対しても、いちいちアポを取らないといけません。早く解決したくてやきもきすることもあるかもしれませんが、これも時間がかかるもの、と理解しておきましょう。 家の退去や銀行口座の解約など、事前にある程度日程が分かっていることについては、早めに日取りや条件を確認しておきましょう。

6.    衛生観念が違う

ドイツ人はきちんとしている、といったイメージがあるかもしれませんが、清潔さについては日本人と比べるとイマイチ。道路に犬の糞があることや、レストランやカフェの机が拭かれていないこと、ごみ箱がない場所でごみを投げ捨てている人がいることは日常茶飯事。また、皮がつるっとしているパンを直接リュックに突っ込んでいる友人を見た時には言葉を失いました。 足元に気を付けて歩く、ティッシュを持ち歩くなどといったことは必須になってきます。友人については、…どうしようもないかなあ。

買い物・サービス編

7.    少額の紙幣しか使えない、小銭しか使えない場面が多い

買い物 ドイツ含めヨーロッパはレストランやタクシーなどで50ユーロ以上の高額紙幣(まれに20ユーロ紙幣でも)を出すと断られることが多々あります。また、切符の自動販売機などでは、1, 2ユーロと10, 20, 50セントコインしか使えない場面も。 対策としては、50ユーロ単位ではなく5, 10ユーロの半端な単位でお金をおろす、スーパーで紙幣を崩しておく(スーパーは比較的受け取ってくれます)、基本的にはデビット・クレジットカードで支払いを行う、などが対策として挙げられます。特に表示はありませんが、まれに20・10ユーロ紙幣のみで引出しが出来るATMもあるようなので、色々な場所で試してみましょう。

8.    チップを払わないといけない

ドイツの場合、ファストフードのようなところでは不要ですが、カフェ・レストラン・バーなどではチップが必須。大抵は、メニューの価格が4.9ユーロや7.8ユーロや13ユーロと、中途半端な価格設定になっていることが多いので、5ユーロや8ユーロ、14か15ユーロを出してお釣りや要らない、という風にチップを払うのがスマートです。 7.の場面だけでなくチップのことを考えても、1, 2ユーロコインは常に用意しておくといいでしょう。

9.    スーパーでは袋を買わなければならない

地球温暖化対策が進んでいるドイツでは、大体どこのスーパーでも袋は購入しなければなりません。エコバッグはそれぞれのスーパーで取扱いがあるので、それを購入して持ち歩く習慣を身につけましょう。スーパー以外の場所では大体袋を貰えるので、そこで袋を手に入れるのも一つの手です。

10.  スーパーは入ったら買わないと気まずい

スーパーのレジ 日本のスーパーとは異なり、ほとんどのスーパーでは入口・出口が決まっていて、必ずレジの前を通らなければ外に出られません。 何も買わずに外に出る場合には、少し勇気がいりますが、何も買っていないアピールをしてレジの前を通ることは出来ます。でも、人がたくさん並んでいるときなどはやりづらい、こともあるので、何かしら買うものを決めてからスーパーに向かうなど、ちょっとした工夫が必要です。

まとめ

異文化体験 日本と異なることでいらいらしたことも多々ありましたが、このような違いから、日本って便利で治安が良い国だなあと感心したり、ひょっとして便利すぎるのかもと反省したりすることにもつながりました。 次回も、このような違いを書いていきたいと思いますので、お楽しみに。 <ドイツでの生活でイライラしたこととその対策>
  1. 生活リズム・習慣編・買い物・サービス編
  2. 家の中編
  3. 料理食事編・製品の違い編

ドイツ留学 関連記事

どのエージェントにする?ドイツ留学におすすめの留学エージェント ドイツ ベルリン留学 – ドイツの首都で、アートやドイツ語を学ぶ! ドイツのベルリン
ドイツの語学学校に短期留学してみた ドイツ語学留学 ドイツ留学の費用を診る、リアルな生活費はいくら? ドイツ留学費用
留学エージェントに資料請求 > ドイツ留学のおすすめ留学エージェント
留学エージェントに資料請求