海外留学に必須!?どっちを受ける?TOEFL or IELTS
英語能力を証明するテストと言われると、日本ではTOEICを考える人が多いと思います。
しかし、留学するとなると話は別。
留学する際の英語能力の証明として認められているのは主にTOEFLとIELTSです。
英語の試験というとTOEICを思い浮かべる方も多いと思いますが、TOEICはビジネス向け、TOEFLやIELTSは学術向けという傾向があります。じゃあ、留学する際にはどっちを受ける?ということでTOEFLとIELTSの比較をしていきます!
TOEFLとは
- 正式名称 Test of English as a Foreign Language
- アメリカのEducational Testing Service というNPO団体が主催
- 現在行われているテスト方法はInternet-Based Testing(iBT) とPaper-Based Testing (PBT)があるが主流なのはiBT
- iBTのテスト内容はReading, Listening, SpeakingとWritingの4つのセクションから成り立っている。各セッション最高30点のトータル120点満点。テストはトータルで4時間(途中に10分間の休憩あり)。
- 試験は全てPCを用いて、Internetを通して行われ
- SpeakingもPCに向かって一方的に話しかける方式
- Writingはタイピング式
- 受験料は225USD(アメリカドルのレートによって値段の変更あり)
- WritingとReadingセクションでは正解した問題数を30点満点に換算。SpeakingとWritingはタスクの合計点を30点満点に換算。
- 大学留学の際に求められるスコアはだいたい80~100。
- イギリスのビザ申請の際の英語能力の証明としては認められていない。
IETLSとは
- 正式名称 International English Language Testing System
- イギリスのCambridge English Language Assessment, British CouncilとIDP Educationによって協同運営されている。
- テスト内容はReading, Listening, WritingとSpeakingの4つのセクションから成る。
- ReadingとWritingのみ、スコア取得の目的によって問題が異なる。大学・大学院進学のためのアカデミックテストと就労やビジネス、海外移住のためのジェネラルトレーニングテストの二種類がある。アカデミックテストは学生ビザの取得や大学・大学院の出願時に用いられ、ジェネラルトレーニングテストは一般的なビザ取得のために用いられる。
- 紙媒体のテストであり、問題用紙への書き込みが認められている。
- Writingは解答用紙への手書き形式
- Speakingは試験官との対話式。
- 幅をもたせた0.5刻みのバンドスコア方式。オーバーオールスコア計算の際に切り上げになることが多い。正解の問題数で厳密にスコアが出るわけではない。
- 受験料は25380円 (日本円での支払いになるため、レートによる値段の変更なし)
- 一般に大学出願の際に求められるスコアは5.5~6.0。大学院の場合は6.5~7.5。但し、学生ビザ取得に必要なスコアは大学・大学院に出願・留学どちらの場合も5.5。
TOEFLとIELTSのスコア換算表
TOEFL iBTとIELTSのスコアの換算表です。参考に英検のレベルも比較に加えました。 参考 http://ieltsnavi.com/score_conversion.htmlおわりに
TOEFLとIELTSどちらも相性があるので、自分に合う方を受験すると良いと思います。一般的にはTOEFLの方がIELTSよりも難しいと言われています。ずっとTOEFLの勉強をしてきて、TOEFLのスコアが90ある人がIELTSを初めて受けて7をとれてしまうことがあるようです。その逆に、ずっとIELTSの勉強をしてきてIELTSのスコアが7.0ある人が初めてTOEFLを受けたら100も取れないなんてこともあるようです。 実際に受験する前や勉強を始める前に無料の模擬テストを受けてみることもおすすめです! IETLSはSpeakingが試験官との対話になるので、この点でTOEFLよりもやりやすいと言われています。開催日数はTOEFLの方が多いので受けやすさというとTOEFLの方が上かもしれません。 一方、イギリスへ留学という場合はTOEFLがビザ申請の際に認められていないので、IELTSを受験するべきです。 TOEFLとIELTSはそれぞれ発祥の国が違うこともあり、それぞれの国で持つ認知度や評価が変わってくるので留学に行きたい国に合わせてどちらの試験を受けるか決めることもおすすめです。 ただし、実際にスコアで評価されるのは学校に入学する時や語学学校のクラス分けのときだけで、もちろん普段からスコアでジャッジされるような心配はありません。 実際の留学先では試験ではテストされないようなカジュアルな場面での会話のほうが重要になってくるので、目標スコアをパスしたら、日常会話やよく使うスラングなどを身につけることがおすすめです。参考
- http://ieltsnavi.com/score_conversion.html
- https://www.agos.co.jp/onlineservices/modules/agendax/?op=view&id=3541
- https://www.agos.co.jp/onlineservices/modules/agendax/?op=view&id=3961