【海外留学】語学学校は規模をチェック!大規模校&小規模校の特徴と選び方
留学をする予定の方は、語学学校選びがなかなか悩ましいですよね。
留学費用や学校の立地、コース内容はもちろん、「学びやすさ」「自分との相性」を考えると、規模が以外にも重要になります。
このコラムでは、人数の多い大規模校と少人数の小規模校の特徴をまとめました。留学体験者の口コミも紹介しますので、ぜひ参考にしてくださいね。
語学学校の規模とは?留学生の人数目安
語学学校は規模(定員)によって、雰囲気や授業の様子が異なります。
人数が多くて大きな学校の方が良い・悪いといったことではなく、自分に合った規模の学校を選ぶのが大切!留学期間や目標、好みの雰囲気によって、学校の規模を選んでみましょう。
ではどのくらいの人数で、大規模・小規模といわれるのか?というと、明確な定義はなく、国や都市によっても異なります。
例えば留学先として人気の高いカナダやアメリカ、オーストラリア、イギリスなどは、次のような規模感を目安にしてみましょう。
- 大規模:500人以上
- 中規模:100~500人
- 小規模:100人以下
一方で、フィリピンやタイは以下のような規模感になります。参考にしてみてくださいね。
- 大規模:100人以上
- 中規模:50~100人
- 小規模:50人以下
大規模語学学校の特徴は?メリット&デメリット
学校によって異なりますが、人数の多い大規模校は以下のような特徴があります。
- 講師やスタッフの人数も多い
- コースが豊富
- 校舎が大きく、いわゆる「学校」というイメージ
- 学内設備が充実している(図書館、ジムなど)
- 宿泊施設の選択肢が多い
<メリット>目的や英語レベルにあった学びができる
大規模校はコースが豊富という点が大きなメリット!たとえば以下のように、目的別にさまざまなコースが用意されています。
- 一般英語コース
- 大学受験コース
- 試験対策コース(TOEIC/TOEFL/IELTS)
- ビジネス英語コース
- 親子留学コース
さらに各コースごとに、英語レベルでクラス分けされることが多いので、「難しすぎてついていけない」「簡単すぎて勉強にならない」などの心配がありません。
万が一実力に合わないクラスに入ってしまったり、講師と合わなかったりする場合でも、コースの途中で移動が可能な場合も多いですよ。
<メリット>学内設備が整っている
大規模校は校舎が大きく、学生が快適に生活できる設備が整っているのもうれしいポイントです。
たとえばフィリピン(セブ)の大規模校「Cebu International Academy(CIA)」の場合、学内に以下のような設備が整っています。
- 図書館
- スポーツジム
- ヨガルーム
- バスケットボールコート
- プール
- レクリエーションルーム
- カフェ
- 売店
- 医務室
長期留学だと授業以外の時間の過ごし方も重要になりますよね。
勉強の合間にリフレッシュできたり、友達同士で楽しめたりするサービスが整っているのは、大規模校ならではの魅力です。
<デメリット>パーソナルなサポートは受けづらい
とにかく生徒数が多いため、一人ひとりに寄り添ったサポートが受けづらい傾向にあります。
顔と名前を憶えてもらうために、積極的に講師やスタッフに話しかけたり、自分からどんどんコミュニケーションをとっていきましょう。
大規模校は、こんな人にオススメ!
- 長期留学の人
- ある程度の英語力があり、レベルの高いレッスンを受けたい人
- 積極的にコミュニケーションが取れる、取りたい人
- いろいろな国の友達を、たくさん作りたい人
人数が多い大規模な語学学校は、設備の充実度やコースの細分化といった点で、長期留学の人にオススメです。長い留学期間でも快適な勉強生活が送れるでしょう。
大規模校は自分から積極的に発言したり、コミュニケーションを取ったり、ある程度アクティブなマインドがないと、周囲に埋もれてしまう可能性があります。
人見知りだったり、英会話レベルに自身がなかったりする人は、次で紹介する小規模校も検討してみましょう。
小規模語学学校の特徴は?のメリット&デメリット
小規模な語学学校の特徴は、以下の通りです。
- アットホームな雰囲気
- コースやクラス数は少なめ
- 講師やスタッフとの距離が近い
- 校舎が小さめで、「塾」のようなイメージ
<メリット>アットホームな雰囲気
生徒や講師の人数が少ない学校は、アットホームで和気あいあいとした雰囲気なところが多いです。
中学高校や大学ではなく、塾や予備校といったイメージに近いかもしれませんね。
講師やスタッフが、生徒一人ひとりの顔と名前を憶えてくれるので、相手から話しかけてくれることも多く、自然と会話が生まれます。英語でのコミュニケーションの練習にもなりますよ。
<メリット>勉強や海外生活について、相談がしやすい
生徒数が少ないと、スタッフや講師の目が行き届きやすいのも小規模校のメリットです。
生徒へのサポートをウリにしている語学学校はたくさんありますが、人数が多いとそれにも限界があります。
小規模な学校なら、「授業についていけない」「成績が思うように伸びない」「慣れない海外生活でストレスを感じている」など、身の回りの困りごとも気軽に相談しやすいでしょう。
<デメリット>コース数・クラス数が少ない
講師の人数が少ない学校は、コース数とクラス数も少ないところがあるのが、最大のデメリットです。
例えばいろいろな英語レベルの人が、1つのクラスにまとめられることもあり、そうすると初級者は授業についていけなかったり、上級者は物足りなかったりします。
英語試験対策コースを受講しても、TOEFL受験の人と、IELTS受験の人が一緒のクラスになってしまうことも。それぞれの試験に特化した指導が受けにくい可能性があります。
小規模校は、こんな人にオススメ!
- 短期留学の人
- アットホームな雰囲気が好きな人
- 自分からコミュニケーションを取ることに苦手意識がある人
- 初めての留学で心配ごとが多い人
小規模校の最大のメリットは、講師やスタッフ、まわりの生徒達との距離が近く、アットホームな雰囲気であること。
人見知りで自分から距離が縮められない、英語力に自身がない、という人でも打ち解けやすいでしょう。
一方で、人数が少ないとコースやクラスが細分化されにくいので、自分に合ったレベルでの学習が難しい場合もあります。
ハイレベルな英語学習を求める方や、長期留学をする予定の方は、大規模校のほうが合っている可能性があります。よく検討してみましょう。
大規模派?小規模派?みんなの留学体験談
留学ボイスのインスタグラムで、留学経験者に向けたアンケートをとってみました。
みんなが通った(通っている)語学学校の規模を尋ねると、小規模校が57%、大規模校が43%という結果に。小規模校がやや優勢ですが、ほぼ半々でした!
世界中からの多国籍の学生と知り合えてホント毎日充実してた
小規模でしたが、毎週クラスのメンバーが入れ替わったり新しく入ってきたりしたので友達がたくさんできました!
大規模?の学校だったのでスポーツクラブがいっぱいあって楽しかったです!!
クラス(レベル)関係なく友達になれる。自分のクラス担当じゃない先生とも仲良くなれる。
生徒一人一人に追いつかない。必ずついていけていない生徒がいる
大規模でも小規模でも、それぞれの学校によって特色が異なります。自分の性格に合わせて、どんな学校がいいか選んでみてくださいね。
語学学校のクラス人数はどれくらい?
学校全体の人数規模も大切ですが、1クラスあたりの人数も重要です。
学校やコースによって異なりますが、1クラスの人数は10~15人くらいがスタンダード。
とはいえ夏休みなどのハイシーズンは、同じ学校・同じコースでも人数が増えますし、オフシーズンには10人以下になることもあり、流動的です。
人数が多いクラスだと、積極的に発言できる人はいいのですが、そうではない人だと置いてけぼりになってしまうこともあります。
英語力にあまり自信がない、初めての留学、という方は、人数が少ない(10人以下程度)クラスの方が発言の機会が得られて、学びやすいでしょう。
マンツーマンレッスンもある
グループレッスンだけじゃなく、講師と一対一で対話できる、マンツーマンレッスンを用意している学校もあります。とくにフィリピン留学では、マンツーマンレッスンが非常にメジャーです。
大規模校や、クラス人数が比較的多い学校でも、マンツーマンレッスンの時間があれば、しっかりと自分のレベルに合った指導が受けられますよ。引っ込み思案気味な方にもおすすめです。