これがないと英作文は書けない・Writingの基礎基本!英語の文章構造

ライティング日本の作文の構造の基本は「起承結転」。英語のライティングは自分の日本語の文章を英語に訳すだけでOK…ではありません!「起承結転」の物語ならまだしも、英語でのエッセイやレポートでは成立せず、読み手は書き手が何言っているのか理解してくれません。今回はWritingの基礎基本、英語の文章構造について紹介します。  

英語の文章構造はこの3つ!

ライティングの基本 英語の文章構造は導入部Introduction,主文Body,まとめConclusionの3つ。
  • 導入部-Introduction

ここにはTopic Sentence と呼ばれる「これから何を話すのか」という文章があります。起承転結の「起」に似ていますが内容は全く違います。自分がエッセイを書くときはまず結論を書く。例えば、何か意見を書くときに日本語の文章では理由を先に述べてから自分が賛成なのか反対なのかなど意見を最後に書きますよね。英語の場合は、「私は賛成/反対です、理由は3つあります。」というのを導入部-Introductionに書きます。一般的なエッセイであれば2文程度で十分です。論文やレポートなどになればもう少しイントロ(基礎情報など)を追加する必要がありますが、いつもTopic Sentenceは段落最後の文に書きます。
  • 主文-Body

ここには本文が書きます。より詳しい情報、例を書きます。ここで大切なのがTransition Words。これは話を転換させるサインを読み手に送るための言葉で、エッセイの話の流れをスムーズにしてくれる単語・熟語です。For example,…などよく見かけますよね。 自分の意見を書くときは重大なものから順に理由・主張を3つ程度(理由1つ:1段落)で書いていきましょう。理由を挙げる時にはFirst,Second,Next,などのTransition Wordsを使いこなしましょう! そのほかにもIn fact,On the other hand などのTransition Wordsを使って実例を紹介したり、対比させると効果的です。
  • まとめ-Conclusion

起承転結の「結」に当たる部分です。これも最初にまとめへ導くTransition Words、(In conclusion, In summary)を使って,「だから私はこう思います!」という結論を書きます。基本的には導入部-Introductionで扱ったTopic Sentenceの内容を書けばOKです。ただし気を付けるのはTopic Sentenceと全く同じ内容でも違う単語表現や文法を使い変化を持たせること!全く同じTopic Sentenceの文言を使うと「あ、コピペ」「文章力なくて手抜きなのね」とみられてしまいます。繰り返しを嫌う英語文化だからこそ気を付ける必要があります。ただし、わざわざ難しい文法を使う必要はありません。主語を変えてみたり、動詞や形容詞などの単語を変えてみたり…その程度の工夫でOK!エッセイではこれもIntroductionのように2文程度、レポート、論文の場合は主文-Bodyで述べた主張とTopic sentenceをつなげ、最後の文章で結論を述べを締めくくるといいですよ。

英語の構造を知っておくべき理由

英語のライティング構造(エッセイ・レポート・論文)は導入部-Introduction,主文-Body,まとめ-Conclusionの3つに統一されています。この結論(Topic Sentence)を始めと終わりでサンドイッチする書き方が英語話者に一番伝わりやすいのです。なので、「英語力」を測るための語学学校のクラス分けテストやTOEFLのライティングセッションではお題に対して素晴らしい意見を述べることは特に評価されないので、むしろ「英作文のルールを知ってますよ!英作文できるよ!Transition Words使えるよ!」というのをアピールしなくてはいけません。 もう一つ大事なのが、この英語の文章構造を知っておけば、Readingの際にどこに何が書いてあるのかがわかるようになります。例えばTOEFLでは問題で聞かれた箇所を700単語程度の文章から探しだす必要があります。結論を探すとき、例を探すときで文章の3つの構造のどこを見るのか、どのTransition Wordを見つけるのかが全く変わってきますよね。このように文章構造を理解することはリーディングにも役に立ちます。 参考サイト http://www.smart-words.org/linking-words/transition-words.html
留学エージェントに資料請求