イタリアで滞在許可申請&職探し!

イタリアでの滞在許可証の申請

日本人がイタリアに滞在する場合、90日以内の滞在であればVisaの取得は必要ありません。

一方で、日本人がイタリアで暮らす場合、滞在許可証を取得する必要があります。

しかしこの滞在許可証の申請がなんといっても大変でした。今回は、私が実際に、滞在許可証を申請するまでの経緯をシェアしたいと思います。

私はEU圏内の人と結婚をし、イタリアに住むことになりました。

そのために私が滞在許可証を申請する際に必要であった書類は、permesso di soggiorno(ペルメッソ・ディ・ソッジョルノ)という書類です。

近くの郵便局に行き、permesso di soggiornoのキットを下さいとお願いしました。 私は、主人が必要な書類をメモに書いてくれたので、それを郵便局に持って行き見せました。

イタリアでの滞在許可証の申請

キットをもらい、その後、封筒に入っている書類の内容を全部埋めます。

自分でやるには難しかったため、知り合いの会計事務所の方にやってもらいました。

必要な書類の中には、住居の4年以上の契約書があり、当時私たちが一時的に仮住まいしていた住居は4年契約の契約書が作れませんでした。そのため、住居探しを開始。1人で町中の不動産屋を訪ねて歩き周り、最終的に、Apartment Florence( https://www.apartmentsflorence.it )という不動産屋を通して、4年契約の契約書を作ってもらえる家を見つけました。

全ての書類を整えて、近くのタバコ屋へ行き、マルカ・ダ・ボッロという切手を買い、再度郵便局へ。書類を送ろうとしたら、送る場所は郵便局ではないと言われ、直接警察署へ行くように言われ、、後日警察署へ行くと、なんと私のように滞在許可証を申請する人の大行列が。

イタリアでの滞在許可証の申請

警察官に話を聞くと、今予約システムが故障しているから、朝の4時から並んで、書類を提出する日の予約取ってくれとのこと、、
その後、移民センターへ相談へ行っても、同じことを言われました。

たらい回しにされ、疲れ切った挙句、朝の4時から並ばないといけないと聞き、さらにテンションが下がりましたが、、笑 翌日、主人と朝の4時から警察署の前に並び、予約をとりました。

イタリアでの滞在許可証の申請
警察署の中。予約を取る順番待ちの様子

当時予約を取りに行ったのは6月で、予約が取れた日はなんと9月笑

とりあえず必要な書類も揃い、予約も取れたので、それまではビザがなくてもイタリアに滞在する資格があるとの事なので、それまでイタリアを楽しんでね!と警察官に言われました。笑

申請準備を始めたのは3月で、予約が取れたのは9月という、約半年ががりの手続きでしたが、なんとか無事に予約が取れたのでよかったです。

イタリアで書類を申請するのは非常に大変だと痛感。

なぜなら、どこに何を聞いても誰も適切な情報を知らないのです。笑

皆んな違ったことを言ってくるのでどの情報が本当か分からなくなりました。(最終的には、警察の言うことを聞きましたが、、)

滞在許可証の申請は、イタリアへ着いてから約1週間以内に申請しないといけないと、大使館の人に言われましたが、そんなの無理!と何度も嘆きました。

書類を全て揃えるだけでもめちゃくちゃ時間がかかりすぎる!イタリア人は期限を守りませんので、のんびりです。笑

実際申請するまでに半年かかってしまいましたが、なんだかんだ問題なく予約も取れたので一安心です。

滞在許可申請の次は、イタリアでの職探し

滞在許可証の申請予約を終え、さてイタリアでそろそろ働きに出てみるか!と考えていた私。ところが知らなかった事や思わぬ壁にぶち当たり、イタリアでの職探しは簡単ではないのだという事を知りました。

まず履歴書を作成すべく、履歴書か作れるアプリをダウンロードし、英語で履歴書を作りました。初めての英語での履歴書作りだったので、うまくできるか分かりませんでしたが、アプリに従って必要事項や学歴、職歴を入力し、デザインや文字の形をカスタマイズし、お洒落な履歴書が完成。

次に、indeedなどの求人アプリをダウンロードし、どんな仕事があるのか色々リサーチしました。

私は、ファッション関係の仕事を以前やっていたので、なるべく英語が使えてファッション系の仕事がないか探しました。

見つかったのはtommy hilfigerやGUCCIなどのセールスアシスタント。

しかし条件が、経済学部卒業である事だったり、イタリア語が話せる事だったりで、なかなか条件が合わず、、他のサイトも見ていくと、ファッションスタイリストのフリーランスアシスタントの募集が。

すぐに履歴書のデータと、必要事項を入力して応募しました。

日本のように、アプリで応募すると、その日か、何日か後には連絡が来るのかと思いきや、、2週間経っても連絡が来ませんでした。笑 (これは恐らく不採用のサインかと思います。)

他にも、募集しているのはエンジニア系の専門的な仕事が多く、私は国際系の学部を卒業したので、専門知識がなく、なかなか仕事探しに苦戦していました。

後日、主人の知り合いで、とあるブランドの工事で働いている人がいたので、雇ってもらえるか聞いてもらえる事になりました。(外国人がイタリアで働くには、ワーキングビザか、滞在許可証を持っていることが必須なので、自分で滞在許可証を申請するのが難しい場合は、仕事先がワーキングビザを用意してくれるかどうか確認してみた方が良いでしょう。)

なかなか日本のようにスムーズに仕事が見つからないイタリア。IMF (World Economic Outlook Databases)によると、イタリアの失業率はなんと2020年で9.12%(日本は2.70%)。多くの人が職を失い、就職先を探している状態なのがイタリアの現実なのだとか。

失業率の推移 イタリアと日本の比較

【失業率の推移 イタリアと日本の比較】
出典:https://ecodb.net/exec/trans_country.php?type=WEO&d=LUR&c1=IT&c2=JP&s=&e=

実際、私が聞いた話によると、イタリアには、移民してきた多くのルーマニア人やアルバニア人がいます。そして、工場やレストラン(シェフ)、工事・建築業はルーマニア人やアルバニア人で溢れているそうです。最早イタリアの経済を回しているのは彼らであると言っても過言ではないのでしょう。

私のルーマニア人の主人でさえも、仕事を探すときは、周りの友達や知り合いから仕事を紹介してもらうことが多いです。
イタリアで仕事を探すときは、コネクションがある方が有利になると思います。

国が違うと仕事探しもこんなにも苦戦するものなのか!と現実の厳しさを感じました…笑

【コラム】ワーホリなど!ビジネスメールで使える基本的な簡単表現

ワーホリなど!ビジネスメールで使える基本的な簡単表現

海外で働きたい!そう思ってワーキングホリデーに参加する人も多いでしょう。

また、例えば海外に行った際に、予約したホテルや、住む場所を探す際に利用するエージェント、バイトの面接を申し込む際など、ビジネス面でメールのやり取りをする事もあるでしょう。そこで、堅苦しすぎないけれど、失礼にならない。簡単で、よく使われているビジネスメールの表現をいくつかご紹介します!

・Dear, Mr/ Miss/ Mrs/ Ms

メールの始めは必ずDearから始めるのが無難です。また、初めてメールを送る際や、あまりまだ親しくない人にメールを送る際は、日本でいう、◯◯様という意味のMr/Miss/Mrs/Msをつけるといいでしょう。
(Mr→男性 Miss→未婚女性 Mrs→既婚女性 Ms→女性)

・Hello! I hope you’re doing well

こんにちは!いつもお世話になっております。お元気ですか。というニュアンスで文章の冒頭部分で使えます。
堅苦しすぎず、失礼にもならないので、よく使います。

・This/ it is ◯◯(自分の名前)

メールや電話の場合、I’m ◯◯という表現よりも、This/it is ◯◯と言って、自分の名を名乗る事があります。

・Thank you for all your help

相手が何か困った時に助けてくれた場合、色々と面倒を見てくれた場合に、ありがとうございましたという形でお礼の表現ができます。

・Best regards

メールの締めくくりに、自分の名前の前につけます。日本語でいう、何卒宜しくお願いしますという意味です。相手に敬意を込めた表現の仕方です。

ビジネス英語というと、少し難しく、堅苦しいイメージがあるかもしれませんが、少しずつ簡単なものから慣れていけば大丈夫です!沢山実践で使って覚えていくのが上達のコツです。

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