就活で使えるのは、TOEICとTOEFLどっち?

留学ボイス特派員のAnです。
大学4年生で、先日、就職活動を終えました。
留学される方の中には、「TOEFLのスコアは持っているけどTOEICのスコアは持っていない」という人も多いはず。
頑張って取ったTOEFLのスコア、堂々とエントリーシートに書きたいものですよね。
しかし、
実は日本の就活においては、TOEFLだけでは英語力をアピールできないということがあるのです。
そもそも、TOEFLとTOEICの違いって?

留学を志す人にとっては基本的なことですが、一応おさらい。そもそもTOEFLとTOEICはどう違うのでしょうか。
TOEFLとは、
Test Of English as a Foreign Languageの略で、海外留学において入学・卒業などの基準として使われるテストです。
120点満点で、Reading・Listening・Speaking・Writingの4技能が問われ、内容は大学の授業のように学術的なものが多くなっています。
価格は$225とお高めで、ほとんど毎週開催されています。
一方TOEICとは、
Test Of English International Communicationの略。
ビジネス上のコミュニケーションスキルを測るテストで、ReadingとListeningがセットになっています。
990点満点で、内容はビジネスの手紙を読んだり会話を聞いたりといった実用的なものがほとんど。
価格は5,725円で、年10回開催されています。
就活するなら『TOEIC』を受けるべし!

留学を志す人の中には、TOEFLのスコアしか持っていないという人も多いかもしれませんが、実は就活するなら「TOEIC」は必ず受けておくべきなのです。
日本の就活において、TOEICの点数を書く場所はたくさんありますが、TOEFLの点数をわざわざ聞くことは多くありません。
どうしてTOEFLではなく、TOEICのスコアを持っておく必要があるのでしょうか?
理由1:日本の面接官はTOEFLの難しさを知らないから
一つ目の理由としては、そもそも日本の面接官はTOEFLの難しさを知らないのです。
ライターAnはTOEFLとTOEIC、両方とも受けましたが、圧倒的にTOEFLの方が難しく、対策がしづらいです。
おそらくTOEIC900点=TOEFL85点ぐらいの換算になると思います。
しかし、多くの面接官は留学経験がなく、TOEFLを受けたことがありません。
そのため、「TOEFLが90点ある」といっても面接官にとってはそれがどのぐらい英語が出来るか分からないのです。
せっかくTOEFLで点数を取ったのに、面接官に伝わらない…なんて、もったいないことですよね。
他の受験生とも比較がしやすく、面接官でもわかりやすいTOEICの点数の方が、英語力のアピールがしやすいことは間違いありません。
理由2:TOEICの点数の方が取りやすいから

一つ目の理由とも関連しますが、もう一つの理由として、「TOEFLよりもTOEICの方が点数を取りやすい」のです。
TOEFLよりもTOEICの方が点数を取りやすい理由としては、
- 高度なアウトプットが要求されるSpeakingやWritingがなく、自己採点もしやすい
- 単調な問題が続くので、問題のパターンが覚えやすい
- TOEFLより単語のバリエーションが少ない
- 2時間で終わる(TOEFLは4時間)なので模試も解きやすい
などが挙げられます。
問題に慣れて単語の対策をすることで、50〜100点は簡単に上げることが出来るのです。
対策本も非常に多く、対策がしやすいといえます。
多くの企業では、TOEICで800点を越えると「英語に抵抗がない人」、900点を越えると「英語ができる人」とみなされる場合が多いです。
おまけ:TOEICが高い方が就活は有利なの?

ここまで読んでいただいた方には、就活にはTOEICが必要であるということがわかってもらえたかと思います。
…ですが、TOEICが高ければ就活で有利、内定が取れる、というわけでは決してありません。
面接において人柄を重視する日本の就活においては、TOEICはあくまで参考材料。
同じレベルの人がいた時でも「TOEICが高いからこっちの子を取ろう」とはなりません。
例えば、「国際部門で働きたいです」と言う時に、TOEICの点数が高ければ、自分のやりたいことに向かって英語を勉強する意欲があると判断され、志望動機に説得力が生まれますよね。
このように、TOEICの点数は、志望動機や自己PRを強化するための参考材料にしかならないのです。
TOEICの点数を上げるのはもちろん良いことですが、就活のためにはそれだけではけして足りないということを覚えておきましょう。
まとめ
就活においてはTOEICを受けるべきだということをお伝えしました。
留学、就活など、目的に合わせて、うまく英語の試験を対策していってくださいね。
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