ドイツと聞いて思い浮かぶものは?ビール? 私がドイツに留学を決めた理由

こんにちは。留学VoiceライターのNariです。 2016年の10月からドイツ南部で正規の大学院生としてドイツに留学しています。 専攻はアメリカ大陸についてのすべてで、(文学・文化から政治・経済の様々な授業があります。)授業は英語とスペイン語です。 もちろんドイツ語も学んでいます! 今回の初めての記事では、一度スペイン語圏への留学を検討し、もともとスペイン語専攻だった私が、なぜドイツを留学先に選んだのかとドイツの魅力についてお伝えしたいと思います。

ドイツ留学の決め手

教育水準の高さ、学生としての生活しやすさ

これはスペイン留学中に出会ったドイツ人の友人から聞きました。   スペインへの留学を始めてすぐに、留学前に2年間スペイン語を勉強していたにもかかわらず、やはり日本人の傾向として文法や読解は強いのに話す力が弱いということを留学中に実感していました。 また、スペインでたくさんのドイツ人学生に出会い、ほとんどの学生が言語の習得に熱心で、少なくとも3か国語話しているのということにとても感心し、そこからドイツの教育、特に言語教育について興味を持ち始めました。 ドイツの大学院に入学し、言語の授業を実際に受けてみて、読解・文法だけではなく、スピーキングやライティングにも力を入れたバランスの取れた授業だという印象を受けました。 留学先のスペイン南部は太陽の光をたくさん浴びることができ、気候も温暖だったので、太陽が大好きなドイツ人に人気の留学先のようで、ドイツからの留学生がとても多かったです。 ドイツ人友人たちにドイツでの学生生活について尋ねてみると、行政からのサポートや学割などの学生に対する優遇がたくさんあり、学生として生活しやすいという答えがいつも帰ってきていました。 実際ドイツへの留学を考え、調べていくと、保険料の優遇、銀行口座維持費の優遇やその他にも様々な場所(美術館・博物館を含めジムやネットショッピングでも)で学割を受けることができるということがわかりました。 実際ドイツで生活しているなかで、この学割にはとても助けられています。

ドイツ

学費が比較的安価で英語での修士課程の内容が充実しており、インターナショナルな環境で学ぶことができる

ドイツの大学は州にもよりますが、基本的に他のヨーロッパの国々と比べて学費が安いです。 私の大学は1セメスター(6か月)で合計110ユーロ程度で、内約は40ユーロが事務手数料、残りの70ユーロが公共交通機関の定期券の1部に充てられています。 これは、ドイツ人の税金システムによって支えられているので、現在は各州政府が変更をしようとしています。 また、ドイツでは専攻にかかわらず学士課程でも英語やその他のドイツ語以外の言語での授業が充実しており、ほとんどの修士課程が英語で授業を行っています。 それゆえに、様々な国からの留学生と一緒に勉強をすることができ、ドイツ文化だけではなく多様な文化に刺激を受けることができます。 ドイツ

治安が良い

スペインの留学先のアンダルシア地方も治安は良かったのですが、スリなどはよく気を付けなければなりませんでした。 ドイツでももちろん、日本ほど安全ではないのでスリなどに気を付けるに越したことはありませんが、治安は今まで訪れたヨーロッパの国の中でも特に良いと感じています。 クリスマスマーケットやビール祭り、野外コンサートでは常に警備員や警察官が入場入り口でセキュリティチェックを行ったり、安全確認を行っています。 その他にも、道を尋ねた時に親切に答えてくれる人がとても多く、外国人というだけで気軽に話しかけてくれます。 (スペインでは、質問した内容の答えを知らないと恥とされることがあるので、道を尋ねると全く違う方向に行くように案内したりする人がいたりします。)

ドイツの魅力

ビールがおいしい

オクトーバーフェストなどのビール祭りが日本でも人気なように、ドイツのビールは世界的に有名で、味も期待を裏切りません。 ドイツ南部、特にバイエルン州のビールはドイツ国内でも有名で、黒ビール(Dunkel)や小麦のビール(Weizen)など様々な種類のビールを味わうことができます。 世界で一番古い修道院のビールの醸造所はバイエルン州のヴェルテンブルク(Weltenburg)というところにあります。 また、同じ街にいくつものビールの醸造所があったり、ビールを専門的に扱ったバーがよくあるので、地域ごとの飲み比べをしたり、自分のお気に入りのビールを見つけたりとドイツビールの魅力にどっぷりハマることができます。 ドイツビール

イベントが多い

9月の第3週から始まるオクトーバーフェストやドイツ各地で行われるクリスマスマーケットは、日本や世界中からの観光客が訪れるドイツの大きなイベントです。 しかし、ドイツの魅力的なイベントはそれだけではありません。 特に夏季には、イベントがない週末がほとんどないといっていいほど、無料のクラッシックコンサートや地域のフェスティバル、ファーマーズマーケットやローカルアーティストのマーケットが催されています。 ドイツ

環境先進国

ドイツで生活を始めて1番驚いたことは、ドイツ人全員が環境保護に対する意識が高いということです。 ビール瓶はもちろんのこと、ペットボトルや特定の缶入り飲料やヨーグルトの瓶にはデポジット制度が導入されています。 ペットボトルだと大きさにかかわらず、1つの商品購入ごとに25セントほど前払いし、空のペットボトルをスーパーなどで返却すると前払い金が返却される仕組みです。 2018年10月のバイエルン州議会選挙でもドイツの環境政党である緑の党(Die Grünen)が得票数を大きく伸ばしました。 また、ごみの分別にも厳しく、ドイツ人からはきちんとした分別を常識の一つとして求められます。 やっとプラスチックに関する法案が話題にのぼり始めた日本ですが、美しい自然を持つ国であり、世界的にも多くの海洋資源を消費する国として、自然環境や海洋環境変化に目を向けることや環境保護に関する知識は重要なことであり、ドイツで学べることの1つでもあります。 ドイツの自然

まとめ

これまで、私がドイツに留学する理由と私が思うドイツの魅力に関して書きましたが、留学する理由は十人十色だと思います。 ドイツへの留学を決めた際には、ぜひあなたのドイツの魅力を探してみてください。

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