上手に選ぼう!海外留学のための航空券
海外留学やワーホリに行くことが決まったら、必ず購入しなくてはいけないのが航空券です。中長期の渡航ははじめて!という人にオススメの航空券の選び方を紹介します。
航空券の種類
航空券にはRound Trip(往復航空券)、One-Way (片道航空券)、Multi-City(周遊航空券)の3種類があります。 Round Tripは往復の航空券がセットになった航空券です。最も頻繁に旅行で使われる航空券がこれです。Round Tripは行きと帰りの日程が分かっている場合には、行きと帰りでそれぞれOne-Wayの航空券を買うよりも安く済みます。但し、航空券によっては滞在期間に制限があります。日程を変更することは可能でも、利用する空港を変更することはできません。国によってはビザを取得せずに渡航する場合、往復航空券など出国するためのチケットを所持しない場合に入国を拒否、もしくは現地へ行くための飛行機搭乗前に入国を拒否されることもあります。留学生がRound Tripの航空券を買う場合には、滞在期間の最大日数ができるだけ長期のもの、かつ購入後に変更が可能なものを選びます。もしも復路放棄をした際には航空会社からなんらかのペナルティが課せられる場合もあるので、注意が必要です。 One-Wayは片道航空券です。費用はRound Tripに比べると割高ですが、フレキシブルに予定に合わせた渡航が可能になります。One-Way航空券はいつ帰国するのか全く未定であり、帰国の際に利用する空港も未定である場合にはおすすめです。確かに値段は往復に比べて割高ですが、留学期間終了後に渡航先の国や地域で旅行をするつもりでいる場合には便利な航空券です。 Multi-Cityは周遊のための航空券です。複数都市に決まった日程で旅する場合に便利です。渡航の為に都市の移動の度に航空券を購入する必要がなく、全ての渡航先への航空券をまとめて一回で購入できてしまいます。しかし、費用はOne-Wayの航空券を組み合わせて購入するよりも割高になります。Multi-Cityの航空券は航空券の購入にかかる手続きがおっくうな人などには良いかもしれませんが、留学生向けではありません。選ぶときには必ずここをチェック!
いざ航空券を購入するときに必ず確認したいポイントがいくつかあります。正規での購入の場合も、旅行会社から購入する場合も必ずチェックしましょう。- 受託手荷物のサイズ、重量と個数:留学となると、旅行よりも荷物は増えます。そこで、必ずチェックしておきたいのが受託荷物に関する規定です。受託荷物の重量に関しては二つの制限があります。それは無料受託許容量と受託制限量です。一つの荷物につき、23Kgまで(会社によっては20Kgまで、など異なることも)が無料受託許容量、30Kgまでが受託制限量という場合が最も一般的です。サイズは三辺合計で157㎝以下(JALは203㎝以下)ということが多く、荷物の数は一つ目は無料で、二つ目から有料ということが多いです。(JALなど、その他二つまで無料という会社もあるのでここは要確認です。)オーバーすると超過料金が取られるので、注意が必要です。
- 乗り継ぎの時間やタイミング:直行便ではなく途中でが挟まれるフライトの場合、到着時間と乗り継ぎ便の出発時間を確認しておくことが大切です。最低でも1時間、できれば2時間程あれば安心して乗り継ぐことができます。特に乗り継ぎ時間内に入国手続きもする必要がある場合は不測のトラブルが起こることもあるので注意しましょう。
- 出発時間と到着時間:出発前・到着後の現地での移動手段などを踏まえて、果たしてその時間で大丈夫なのか確認しましょう。初めていく土地で到着は深夜、迎えもいない、なんていう場合にはできれば昼間に到着するようにした方がベターです。
- 購入後の変更についての規定:航空券の購入後、正規での購入の場合は無料で変更できることが多いですが、有料の場合もあるので注意です。格安航空券を購入する場合には、キャンセル料が有料のことはままありますので、日程が変更する可能性がある場合には正規で購入してしまう方が結果的に安上がりになることもあります。
- キャンセルの規定:キャンセルについてはキャンセル料が取られることは一般的です。但し、予約後24時間に限りキャンセルが無料で行うことができるということもあります。格安航空券に関しては、そもそもキャンセルすることができず、払い戻しもないということがあるので注意です。