エディンバラの魅力~UNESCO 世界遺産の街~
こんにちは!エディンバラの大学院で修士論文と格闘中の Yusei です。
僕の住んでいる街、ここエディンバラはスコットランドの首都で、ロンドンに続きイギリス第2位の観光地として人気があります。
街はエディンバラ城を中心に歴史的な建造物が並ぶ旧市街と、18世紀以降に貴族によって建てられた新市街によって構成されています。街そのものが UNESCO 世界遺産にも登録されており、街の中だけでも様々なアクティビティをすることが楽しめます!
そこで今回は留学中や旅行中にこのエディンバラ中心地、つまり歩いていける範囲にある絶対に訪れるべきスポットについて紹介していきます!
1. エディンバラ城(Edinburgh Castle)
まずエディンバラに到着し目に入るのが、街のシンボルでもあるエディンバラ城です。城、というとまるでシンデレラ城のような豪華な建物を想像するかもしれませんが、お城自体はあまり高いわけではありません。
ところが写真でも分かる通り、エディンバラ城は高い岩山のてっぺんに建てられています。そして昔から王族を守る天然の要塞としての役割も担ってきました!
実際城内からは街を一望することができ、ただ王族が住むための建物でなく敵の侵入を防ぐ最後の砦としての偉大さを感じさせられます。
クリスマス休暇以外は年中無休で一般の方は2019年5月現在で £19.50、そして学生やシニア(60 歳以上)は £16.00、子供(5-15歳)は £11.00 で城内入ることができます。
オンラインで購入するとなんと £2 のディスカウントが手に入るので是非事前に購入することをお勧めします!3月から9月は9:30-18:00、そして10月から4月は17時までとなっているので注意してください。
お城の見学にそんなに払うなんて高くない?と思うかもしれませんが、城内は見所がたくさんあり、全てを見るには一日以上かかってしまうくらいで十分の価値があります!
一番の見所は何よりも聖マーガレット礼拝堂(St. Margaert’s Chapel)という今から900年以上も前に建てられた礼拝堂です!
ノルマン式のアーチが見事に輝いています。また中庭と取り囲む王宮内には「メアリー女王の部屋」と呼ばれる特別な部屋があり、武器や宝石が大切に保管されています。
城内に他には国立戦争博物館があり、過去に実際に使われた牢獄に入ることもできます!
2. スコットランド国立博物館(National Museums Scotland)
エディンバラ大学のすぐそばにあるスコットランド国立博物館も、エディンバラお勧めスポットの一つです。
毎日10時から17時まで開いており、なんと入場無料です!クロークルームやカフェも併設されているので、歩き疲れた際にもゆっくり休むことができます。
古い外見からは想像できませんが、内装はモダンな造りとなっていてエディンバラの歴史的な街並みとのコントラストも圧巻です!
西側と東側の二つの建物で構成されていて、スコットランドの歴史や世界から集められた収蔵品を楽しむことができます。自然世界ギャラリーには恐竜を含め様々な動物の化石や剥製が展示されており、五感を使って楽しめます!
また僕のお勧めは世界文化ギャラリーです。日本のアイヌの歴史なども展示されていて、世界の様々な文化の歴史や習慣を学ぶことができます。
3. ホリルードハウス宮殿(The Palace of Holyroodhouse)
エディンバラ城からまっすぐ伸びるロイヤル・マイルの先には、イギリスの王室が滞在先として使っている宮殿があります!
値段は一般の方は £14、そして学生・シニアは £12.70 で入れますが、王室の人間が利用する際は不定期に閉まっていることがあるので行く前に必ず確認するようにしてください。
宮殿内は豪華な装飾が施されていますが、グレート・ギャラリーにはなんと歴代のスコットランドの王の肖像画があります。2019年現在でその数なんと89人!王族の歴史を学ぶにはもってこいの場所です。
宮殿内には木々が生い茂る庭園が広がっており、ゆっくりするのもお勧めです。散歩をする時はこれらの建物に隣接されているホリルード修道院も是非チェックしてみてください!
建物自体はすでに廃墟となっていますが、ここには今も王族たちのお墓が立ち並んでいます。
4. ヴィクトリア・ストリート(Victoria Street)
エディンバラ城から少し降りていく、カラフルなお店が立ち並ぶヴィクトリア・ストリートというエディンバラ観光では絶対に見逃せないストリートに出会います。
全長100メートルほどですがカフェや雑貨屋、チーズやワインの専門店などショッピングを満喫できます!
SNS ではストリート内や端から撮った写真が目立ちますが、階段で上階にある通りまで行くことができます!そこからの眺めがとても綺麗なので、訪れた際は是非上がってみてください!
J. K. ローリングがエディンバラでハリーポッターの第1作目を書いたことは有名ですが、実はこのヴィクトリア・ストリートはハリーポッターの原作・映画に出てくるダイアゴン横丁のモデルとも言われています!
歴史的な建物に入った様々なお店が立ち並ぶこの場所は、まるでハリーポッターの魔法の世界にいるかのような気持ちにさせてくれるはずです。
5. カルトン・ヒル(Calton Hill)
次に紹介するのはこちらもエディンバラで欠かせない場所、カルトン・ヒルです!中心駅から歩いて10分ほどのところにあり、頂上からはエディンバラの街を一望することができます!
エディンバラ城とは違い新市街側にあるので、異なった角度から街の美しさを感じることができるでしょう。丘といってもふもとから頂上まで15分もかからず着くので、気軽に足を延ばして大丈夫です。
頂上には旧展望台、ナショナル・モニュメント、そしてネルソン・モニュメントがあります。旧展望台内ではつい先日の2019年初頭に新しく小さなミュージアムがオープンしました!
ナショナル・モニュメントはその見た目通り、アテネにあるパルテノン宮殿を真似て作られ始めました。しかし予算の都合上完成することはなく、未だ半分の状態で残っています笑
ネルソン・モニュメントは高さ30メートルとなっており、 £5 払えば上まで登ることができます!
カルトン・ヒルそのものからも最高の眺めが観れますが、モニュメントの上からはさらに高い所からの景色が楽しめます!頂上では風が非常に強いので、帽子やカメラを落とさないように気をつけてください。
6. アーサーズ・シート(Arthurs’ Seat)
よりアクティブな方には、アーサーズ・シートがお勧めです!先ほどのホリルードハウス宮殿のすぐ隣にあり、標高約250メートルの大きな丘の上にあります。
アーサーズ・シートを含むホリルード公園全体がハイキングコースにもなっており、街の中心にありながら自然を十分に感じることができるスポットとなっています。
駅側やふもとから見るととても高く上級者向け?とも思われがちですが安心してください。初心者向けのコースがあり、友達とゆっくり登っても40分ほどで頂上まで着きます!
頂上からは360度見渡せる絶景が広がっており、エディンバラ城やカルトン・ヒルからの眺めとはまた違った角度で街を楽しむことができます。
7. ディーン・ヴィレッジ(Dean Village)
最後に穴場として紹介したいのが、ディーン・ヴィレッジという小さなエリアです。街の中心からは少し離れておりバスでも行けますが、歩いても20分ほどで着くので散歩を楽しみながらゆっくり向かうのが良いでしょう。
ここディーン・ヴィレッジはエディンバラの市街地とは雰囲気が全く異なり、木造建築の家と川や木々の自然が見事なコントラストを生み出しています。
カラフルな家や水車がいくつもあり、おとぎ話の中のようなその風景は、きっとあなたの心を魅了するに違いありません。
まとめに
今回は世界遺産の街エディンバラ中心地で楽しめる7つのスポットを紹介しました!全て歩いていける場所なので、留学生の何気ない散歩や旅行者にとっても気軽に楽しめる場所だと思います。
どれもエディンバラには欠かせないスポットになっているので、是非足を運んでみてください!