オーストラリアの高校に交換留学!授業の様子や、日本との違いは?

オーストラリア交換留学留学を始めて1週間目の様子

私が初めて長期の交換留学を経験したのは高校生の時でした。初めての事だらけで、色々と戸惑う事もありました。

今回は、オーストラリアでの交換留学での授業などを紹介します。

オーストラリア交換留学留学を始めて1週間目の様子

オーストラリアのシドニーに留学をして初めの1週間の様子をレポートしたいと思います。

交換留学1週間目の学校でのこと

初めてのクラス、初めての学校、初めての先生。笑 緊張しまくってしまい、うまく自己紹介ができませんでした笑

制服も始めは日本の制服を着ていたので、じろじろ見られることも多くてストレスが溜まりました。初めの1週間目は、授業を体験し、時間割が決まり、カフェテリアの使い方を覚え、制服の採寸を行いなど、あっという間に過ぎていきました。

友達もすぐには出来ませんでしたが、頭の中で、クラスメイトの顔と名前が一致するように頑張って覚えました。

また、学校の行き帰りの道がなかなか覚えられず苦労しましたが、ラッキーな事に、一緒に日本から留学をした友達の家と近かった為、慣れるまで登下校は一緒にしていました。

ホストファミリーでのストレス

私は元々知り合いだった家族の家にステイさせて貰っていたので、特に緊張はありませんでした。ホストファザーとホストシスターは日本語が話せましたが、家では一切日本語を話してはいけないという日本語禁止令が笑

しかし、それがとてもいい勉強になり、家でも沢山積極的に英語を学ぶことが出来ました。

1週間目でまさかのストレスで私は熱を出してしまいましたが、ホストマザーが熱心に看病してくれ、すぐに回復しました。

始めの1週間は、慣れないことが多くて緊張する事も多かったのですが、初めての事だらけで非常にわくわくもしていました。
英語力はもちろんまだまだでしたが、勉強する環境を整えるために、生活に馴染むこと、楽しむ事をまずは心がけていました。

生活していれば自然と徐々に色々と慣れるので、焦らずに心に出来るだけゆとりを持つことが留学初期では大事だと思います。

フリーダム過ぎ!?オーストラリアの高校の授業態度

フリーダム過ぎ!?オーストラリアの高校の授業態度

オーストラリアの現地の学校に交換留学をするとそこでは多くの謎の光景が。今回は、私が体験した謎でフリーダムすぎるオーストラリアの授業背景を大暴露です!

謎ルール1: 授業中にトイレに行くのはあり?!

日本の中学校や高校などでは、大体が授業中は静かに席に座り先生の話を聞くといったスタイルが主流です。

トイレは休み時間に行くものであり、授業中は体調が悪かったり、お腹が痛かったりなどの特別な理由がない限りトイレに行く事は許されないという堅いルールが浸透しているかもしれません。

しかし、オーストラリアの学校は違います!

授業中でも多くの生徒が気軽に手を挙げ、トイレに行くのです!また、先生も気軽に許可を出し、中にはトイレに行きたい時は先生に聞かずに自由に行っていいと認める先生も!厳しい先生は、生徒に一冊配られている手帳に許可のサインをし、トイレに手帳を持っていくのを条件に許可を出します。

謎ルール2: 授業中でも水分補給は可!

日本の学校では殆ど見られない光景ですよね。笑 

しかしオーストラリアの生徒は自由に授業中でも水分補給をするのです!生徒は皆んなボトルを持参して、喉が乾いたタイミングで自由に水分を摂ります。

先生は基本的に水分補給に関しては何も言いません。(食べ物を食べるのはやはり禁止されていますが。)

謎ルール3: 授業は図書館のソファーで寛ぎながら受ける?!

英語の授業の時。教室から図書館に、先生と一緒に生徒全員で移動したときがありました。

何か参考資料を探すのかと思いきや、図書館の一室にあるソファーやクッションがある広場に座るように指示が。皆んなリラックスしてね!という先生もソファーに足を組んで座り、始まったのは本の読み聞かせ!なんて自由な国なんだ!と感じた瞬間でした。笑

オーストラリアは、生徒が柔軟で自由な発想を持てるように、リラックスして授業を受けられるような環境を、先生たちが作ってくれます。実際に私もこのような授業を1年間受けて、思考が柔軟になり、自分の意見を楽に述べられるようになったと感じました。

日本ではこのような授業態度は悪いと評価されますが、オーストラリア流の教育も悪くないのかもしれません。

現地の高校に通って実感した、 オーストラリアと日本の高校の違い

オーストラリアの高校に留学

高校1年生から2年生にかけて約1年間、オーストラリアのシドニーにある現地の姉妹校へ交換留学をしました。

語学学校ではなく、現地の高校だったので、英語を学びに来ている他の国からの留学生や、日本人はいませんでした。そのため、全て現地の学生と同じカリュキュラムで、英語で授業を受けていました。

日本の高校とは異なる点が多くあり、初めは非常に苦労をしましたが、その分多くの知識や経験を得ることができたと思います。
その中で、私が特に驚いた、日本とオーストラリアの高校の異なる点をいくつかご紹介します。

ほとんどの授業でパソコンを使用する

生徒は必ず1人1台パソコン(現地ではラップトップと呼びます)を持っており、毎日学校に持参します。パソコンは、ほとんどの生徒がMacを持っています。

授業は先生の話を聞いてノートを取るだけといった受け身の授業ではなく、積極的に発言し自らモノを調べる姿勢が求められます。授業中に先生からの課題も出ることが多いので、調べ物をするためにパソコンは必須です。

また、ノートを取る際も、ワードに打ち込んでまとめる生徒が多いのも特徴的です。

休み時間はクラスの中では過ごさない

日本の高校だと、クラスと教室が決められていて、休み時間も含め、基本的に一日中クラスの中で、同じクラスの友人と過ごします。しかしオーストラリアは、授業が終わると、クラスの外に出て、校内のクランドや庭で、クラスや学年問わず、自分の仲の良い友達と話し、ランチをとります。

毎時間、授業を受ける教室が変わる

日本は、基本的に先生が自分たちの教室に来て、授業を受けます。

しかし、オーストラリアは、毎授業ごとに自分が教室を移動して授業を受けます。そのため、自分が次に移動する教室を必ず確認する必要があります。

部活動は少人数の生徒しか入らない

日本より、部活動に対する意識は低いように思いました。

習い事のような感覚で、参加したい人は放課後ゆるっと参加して帰宅するというようなラフな感覚です。ほとんどの生徒は、授業が終わるとバスで帰宅します。

宗教の授業が必須

私の通っていた高校はカトリック教だったこともあり、宗教の授業が必須でした。

そのほかにも、選択授業として、演劇・フードコンシャスネス・建築・第二カ国語など、普通の高校にも関わらず、大学のような感覚で、様々な専門知識が身に付けられる授業が充実しておりました。

日本とは異なる点が多くありますが、どの授業でも積極的に、自分の意見を発言する姿勢が大切だと感じました。また、先生と生徒の距離が非常に近く、気軽に話し、意見を交換できる空気が印象的でした。

現地の高校に通って実感した、 オーストラリアと日本の高校の違い

英語だけでなく、その国の文化や宗教を肌で感じ学ぶことができるということは、現地の学校ならではかもしれません。

初めは英語が全く分からず、クラスでも苦労することが多かったのですが、分からなくても「やってみよう」という積極性は必ず受け入れてもらえます。そして、そのうち自然と授業の内容も理解できるようになり、英語に慣れることができます。

オーストラリアの高校では、能動的な姿勢でいることが何よりも大切であると学んだ気がします。

現地オーストラリアの高校での授業の受け方

現地オーストラリアの高校での授業の受け方

私が通ったオーストラリアの現地の高校は、留学生へ向けた留学生向けの授業がありませんでした。毎日、現地の学校へ通う生徒と同じカリキュラムの授業を受けて、同じプリントや教科書をもらい、同じテストを受けるといった感じでした。

授業がなんとなく分かるようになったのも、留学してから6ヶ月目くらい。

しかし、授業が分からないからと行って学校に行きたくないと思うことはありませんでした。自分なりの授業の受け方のコツを掴んでいたからです。

とりあえずクラスでは、全部を理解しようとせずに、配られたプリントや、テキストのその日学習するページの、分からない単語だけを見つけて、ささっと辞書を引き意味を把握します。

問題は解けるところは解き、出来るだけ空欄はないように心がけていました。

先生は留学生だろうと関係なしに、授業中私を当てて来たので、間違えてもいいから積極的に発言するようにしていました。

帰宅してから、その日やった授業でわからなかったところがあれば、意味を詳しく調べて復習するようにしていました。また課題が出れば、自分のできる限りのベストを尽くして、必ず提出するようにしていました。

私が在籍していたYear10(日本でいう中学3年生)は、日本の私が在籍していた実際の学年よりも1つ下の学年だったので、数学や理科などの科目はすでに習ったことのある内容のものが多く、既に知っている内容のものは、英語でもそこまで苦労することはありませんでした。

大変だったのは、国語(English)や、宗教、歴史などの、英語がきちんと理解できていないと分からないもの。しかし、どの科目の授業でも、大体同じようなやり方でなんとか10か月乗り越えました。笑 

また、テストの際は、先生が特別に電子辞書を使う許可を毎回くれました。しかし、どうしてもみんなと同じテストを受けるのが難しい場合や、分からないときは先生に相談をして、単位がもらえるように、別の課題を追加で出してもらい、提出していました。

現地の学校だと、なかなか留学生に対応できる先生や生徒が少ないので、少し大変な思いもしましたが、それ以上に英語の向上は早く実力もよりつきやすいと感じました。

高校留学中 疲れた心を癒してくれたもの

高校留学中 疲れた心を癒してくれたもの

留学中長く慣れない異国に住んでいると、疲れることもあります。その疲れは大体精神的な疲れが多いと思います。
私は一時期、慣れないホストファミリーとの関係性、思うように上達しない英語力、日本食が食べられないなどのストレスで非常に精神面で疲れ切ってしまった時期が。

そんな時、まず私を癒してくれたのが、綺麗な景色でした。

私は一時期、学校から2時間かかる家にホームステイをしていたので毎日電車で、ハーバーブリッジを通り通学していました。そこからみる景色は贅沢すぎるくらい絶景。シドニーの綺麗な海やオペラハウス、朝日も夕日も夜景も独り占め。疲れた心も景色に励まされました。

そして音楽。普段は洋楽を聴くことが多いですが、歌詞がスッと頭に入ってくるので疲れた気分の時は日本語の曲を聴いてました。なるべく前向きになれる曲をチョイスして日々リフレッシュを心がけました。

時には歌詞が心に響き泣いてしまうなんてことも。でも涙もデトックス効果抜群。泣けるときは思いきり泣いていました。

また友達とのお出かけ。私ともう1人一緒に同じ学校に交換留学した日本人の友人と、1ヶ月に1度カフェにランチをしにいったり、景色のいいところにディナーに行ったりして、愚痴を吐き出したり、不安を打ち明けたりして思いっきり気分転換をしていました。

シドニーには、沢山お洒落なカフェや美味しいレストラン、景色がよく見える公園があるので、遊ぶ場所にはあまり困りませんでした。

留学中はストレスが溜まりやすいと思います。一方で常に自分を癒す方法を知っていると、どんな場面でも逆境に立ち向かっていけます。でも、溜め込んで潰れる前に吐き出して、自分のペースをリスペクトしてあげることが何よりも大事だと感じました。

高校留学で、英語が上達した理由

高校留学で、英語が上達した理由

私が高校生の時、オーストラリア シドニーにある現地の高校に交換留学をしました。

どの授業も、現地の生徒とすべて一緒のカリキュラムで同じように受けないといけなかったので、いきなりネイティブレベルについていくのはとても大変でした。

しかし言語の選択授業で、私は日本語のクラスを必須で受けるように学校から指示を受けていたので、唯一完璧に理解できたのは日本語のクラスだけでした。そして、その日本語のクラスが意外にも英語の上達に繋がったのです。

クラスは、私と同じ学年の生徒が10人程で、中には私の親友も居ました。

授業は、日本語の基礎的な文法から発音、ジブリや、るろうに剣心などの日本映画を見たり、私が実際に、日本の文化や生活スタイル、学校での過ごし方などをプレゼンテーションして紹介したりしていました。

プレゼンテーションをする際、スライドも原稿も全て英語で作らないといけなかった為大変でしたが、それが非常に勉強になり、文法を始め、スピーキング力の上達に繋がりました。慣れないプレゼンテーションも、何度もやるうちに慣れて、初めは緊張していたものの、最後はプレゼンテーションをする事が好きになっていました。

また、クラスの生徒も、日本語でプレゼンテーションをする課題が多く出されていたので、彼女たちの言いたいことを、私が日本語に訳して原稿を書く手伝いもしました。

また、全校集会が度々あり、あるとき日本の文化について紹介する機会がありました。その年は、AKB 48の『恋するフォーチュンクッキー』が流行っていたので、日本のエンターテイメント文化の一つとして取り上げ、日本語のクラスのみんなでダンスを練習してステージで披露しました。先生も生徒も非常に楽しんで盛り上がってくれ、非常に良い国際交流ができました。

お互いに互いの言語を教え合い勉強することによって非常に楽しく学ぶことができ、それが結果的に英語の上達にもつながったのだと思います。

オーストラリア交換留学で感じたプレゼンテーションの必要性

オーストラリア交換留学で感じたプレゼンテーションの必要性

オーストラリアに交換留学をした時に痛感したのは、自分のパソコンスキルの無さと、プレゼンテーション能力の低さでした。オーストラリアの現地の学校に通っていたのですが、どの授業でも必ず自分のパソコンを持参し、自ら調べ物をし自主的に学習するスタイルでした。

そして、先生から頻繁に出される課題に、プレゼンテーションがありました。グループに分かれて、一つのお題について調べていきます。最後に、クラス全員の前で、グループごとに発表をします。今まで日本の学校ではパソコンすら授業中で使った事がなかった私は、まずタイピングが遅く周りに追いつくのが大変でした。

パワーポイントは何度か使ったことったので、苦戦はしませんでしたが、英語でプレゼンを作らないといけなかったので、辞書を使い、友達に聞いたりしながらなんとか作っていました。

問題は、英語で実際にパワーポイントを使って話さないといけないこと。英語がそこまでまだ流暢ではなかった私。そこで、プレゼンテーションの前に、カンペを作って、同じグループの子にチェックをしてもらいました。

本番はカンペを読めばいいだけにしたものの、非常に緊張してしまいカンペだけに集中してしまい納得のいくプレゼンテーションができませんでした。クラスメイトは頑張ったね!と留学生だった私を褒めてくれましたが、このままではダメだと強く思いました。

その後もプレゼンの授業は続き、練習を重ねると共に、まずは緊張感がなくなりました。さらに、カンペを読むだけではなく、聞いてる人全員の目を見て、前を見て話せるようにもなりました。

オーストラリアで沢山練習を重ねた結果、留学後、大学に入り講義でプレゼンがあった時も躊躇せずに堂々と発表することができ、最終的には、カンペを読まずにプレゼンをするようになっていました。始めはプレゼンがとても憂鬱で嫌いでしたが、練習を重ねるにつれて得意に。何事も諦めずに練習し努力してよかったと思います。

また、何よりも良い経験をすることが出来て、非常に有意義な留学生活を送れました。

まとめ

いかがでしたか?日本の高校との違いや、授業での様子など、慣れないうちは大変なことも多いです。

でも周りの人に頼ったり、色々努力することで、きっと有意義な留学生活が送れるはずです!ぜひ参考にしてみてください!

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