大学留学を考えている人必見!国別大学留学事情です。
海外の大学は日本の大学とは事情が違うということは多くの人が理解していることだと思います。日本と海外で大学事情が違うのであれば、海外でも国ごとに大学事情が違うことも事実です。絶対にこの国に行きたい、ということが特にない場合には自分の状況に合わせて留学しやすい国から留学先を決めるという方法もあるのではないでしょうか。
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アメリカ |
カナダ |
イギリス |
オーストラリア |
期間 |
4年間 |
4年間 |
3年間 |
3年間 |
費用 |
445万円 |
225万円 |
335万円 |
340万円 |
奨学金 |
あり |
少ない |
少ない |
少ない |
Foundation Course |
なし |
なし |
必要 |
必要 |
教養課程 |
あり |
あり |
なし |
なし |
Liberal Arts |
あり |
あり |
稀 |
なし |
編入 |
可能 |
可能 |
難しい |
難しい |
上記によると、アメリカとカナダ、イギリスとオーストラリアの大学は事情が似ていることがわかると思います。(ちなみにニュージーランドはイギリス以上にオーストラリアの大学事情とよく似ています。)
カナダとオーストラリアどちらもイギリス国王をそれぞれの国の国王とするCommonwealth Realmであるものの、大学のシステムではカナダは隣国アメリカの影響を受けているようです。ここから先はアメリカとカナダの北米とイギリスとオーストラリアで分けてみていきます。
アメリカ・カナダ大学留学
アメリカとカナダの大学は日本と同じ4年制大学で、1~2年生(Freshman, Sophomore)の間に一般教養を勉強します。専門の勉強を始めるのは3年生(Junior)からになります。もちろん教養課程の内に専門に必要な授業を履修しておく必要はあります。一般教養が大学に入学してからになるので、Foundation Courseはありません。
日本の高校からそのまま留学したい場合、そのまま学校を受験することができます。日本の大学から編入する場合には、日本の大学で受けた教養課程の単位をトランスファーすることが可能です。ただし、トランスファーするには、編入する先の大学の教養課程の単位で自分が持っている単位に見合うものがある場合です。特にアメリカでは編入学は一般的で多くの人が編入学をします。編入学は専門教養が始まるJuniorの新学期に合わせてすることが多いです。ただ、トランスファーをすると奨学金がもらえるチャンスは減ってしまいます。奨学金は1年生(Freshman)からその学校に通う方がもらえる確率は高いです。
費用の面では、アメリカは高額ですが奨学金も豊富なので費用を抑えて留学することが可能です。カナダはそもそもの費用がアメリカよりもずっと安いですが、奨学金は少ないです。
イギリス・オーストラリア大学留学
イギリスやオーストラリアの大学は3年間、専門科目を勉強します。そのため、高校の最後の2年間ほど(カリキュラムによる)で日本でいう一般教養課程を修了してしまいます。よって、リベラルアーツの教育は大学では行われていません。
日本の高校を卒業してからイギリスやオーストラリアの大学に進学する場合にはFoundation Courseと呼ばれる大学進学準備コースに通う必要があります。そのため、結局卒業までにかかる期間は4〜5年間になります。もしも現在日本の大学に在籍していて編入を考えている場合でも、1年生もしくは2年生修了時に編入することはできず、入学することになります。そのため、プラス3年間大学で勉強することになります。(多くの場合、日本の大学1年生修了すると、Foundation Courseを経由せずに入学資格を得ることになります。)そのため、大学にかかる年数が日本の大学を卒業するよりもかかることになります。大学院の進学を考えているのであれば、大学院への進学をイギリスやオーストラリアで目指すということもアリだと思います。
イギリスとカナダはどちらも留学生料金で、同じくらいの費用です。奨学金は少ないです。
まとめ
日本の大学から編入学する場合、日本の教育システムと相性がいい、というか進学しやすいのはカナダもしくはアメリカの大学です。カナダやアメリカの大学はFreshmanとしての入学も編入もしやすいです。
イギリスかオーストラリアの大学に進学したいのであれば、トランスファーよりも高校卒業後に現地のFoundation Courseに入学する方がおすすめです。(イギリスの大学に日本の大学の2年制終了時に進学するよりも、卒業後すぐにFoundation Courseで1年みっちり勉強するほうが、学位取得までを4年間で終えることができます。)
大学院まで進学するつもりならば、無理に海外大学に編入せずに学部課程の内に交換留学をして英語で授業に対応できる力を身に着け、学士取得後に海外大学院に進学するということもおすすめです。
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