
日本学生支援機構による2016年度の日本人学生の留学状況調査結果が発表されました。これを見れば、留学しやすい大学が見つかるかも?
留学する学生の多い大学はどこ?
トップ12位までは私立が占め、1位は関西外国語大学、2位は立命館大学、3位は早稲田大学となっています。国公立の1位は千葉大学、その他上位20位にランクインした 国公立大学は北海道大学、広島大学、名古屋大学となっています。
上位20校の内、国公立は4校だけで、残り16校は私立大学という結果です。私立大学の方が、予算がかけられて、提携校やプログラムが充実しているのかもしれません。
留学する学生が所属する学部としては、人文科学の学生が全体の約60%を占め、第1位となっています。次いで、2位は社会科学、3位は工学となっています。家政、教育、芸術、理学はそれぞれ全体の1.5%で、留学する学生が少ないのが現状となっています。
留学先・留学期間はどのくらい?
留学先は国別でみてみると、アメリカがダントツの1位で全体の約20%。2位はオーストラリア、3位はカナダで、どちらも全体の約10%の学生が留学先に選んでいます。やはり、英語圏への留学が主流のようです。
留学期間としては、最もメジャーなのは1ヶ月未満の短期留学。次いで、中〜長期留学が盛んのようで、2位は6ヶ月以上1年未満、そして3位は 3ヶ月以上6ヶ月未満となっています。1年以上の留学は最も少ないようで、全体の2%ほど。ただ、それでも1年以上の留学は前年度の約1.6倍に増えているようです。
留学先、留学期間をあわせた傾向としては、短期留学はアジア圏が多く、中〜長期留学では北米やヨーロッパが多いようです。
おわりに
留学に興味がある高校生は、今回順位の高かった大学や留学生の多い学部を大学進学の参考にしてみても良いかもしれません。また、留学を考えている大学生にとっては、他の大学生がどんな地域にどのくらいの間留学しているのか参考にして、留学してみては。
参考
ランキングデータ出典:独立行政法人日本学生支援機構(JASSO)
平成28年度協定等に基づく日本人学生留学状況調査結果