人種差別を乗り越える ~海外生活から人種差別を考える~

ついに人種差別シリーズ最後です。(多分。)今回は無意識でしているかもしれない人種差別と筆者なりの人種差別の乗り越え方と留学生活を人種差別の嫌な思い出で終わらせないコツを書いていきます。 us-mm_racism0302

人種差別するのは白人だけとは限らない

これはインターナショナルスクールにいた頃のことですが、黒人の先生が黒人の生徒を贔屓するということがありました。それでわたしが思ったのは、この先生絶対人種差別受けたことあるだろうけど、自分も周りに同じことしてることに気づいているのかな、それとも差別されたことがあるからこそ自分もやっているのかな、と思いました。人種差別っていうとどうしても白人から有色人種に対するものと思われがちですが、実際には様々なケースがあります。もっと言えば、日本人でも黒人の人をむやみに怖がったり、白人にむやみに憧れたり、○○人はこれだから~、とかそういう風に反応することってありますよね。あとは外国人に日本人以外に間違えられて、○○人と一緒にしないで!なんて度を超えて反応してしまったりとか、あれも人種差別だとは思いませんか。もちろんただ民族としての違いを意識してということもあると思いますが、多くの場合はその一緒にされたくない○○人を日本人よりも下等にみているからこそ、そんな反応をしてしまうのではないでしょうか。気付いてないだけで、実は人種差別をしてる側に立ってることってありませんか。 us-mm_racism0301

人種差別を乗り切るのは

人種差別を乗り切るにはわたしは自らのアイデンティティや人種を嫌いにならないこと、できればそれを誇りに思えたら乗り切れるんじゃないかなと思います。日本人で外国人に憧れている人って結構いると思います。それは決して悪いことではないと思いますが、その憧れが自らの人種への蔑みに自分で変えないことが大切です。自分で自分の人種を蔑むことはもしかしたら自分自身を蔑んでいるだけのつもりでも、ほかのその憧れの人種以外の人種を持つ人を蔑むことにつながります。 わたしは最初の頃は差別的な態度をとられる度にかなしくなったりしました。でも、時間が経って自分なりにいろいろ考えた結果、自分が差別されたときには差別なんて人間的に底辺の人々がやることだから相手にしないことにしています。なぜならそんな人たちを相手にして傷つきたくないから。差別ワードにはエア耳栓をして、聞こえないことにする。だってそんな言葉、聞く価値すらないでしょう。もちろん差別ワードを思わず聞いてしまって傷ついてしまうこともあるけれど、それに傷つくこと自体がわたしにとっては悔しいです。 海外では周りの人や友達を選ぶということが必要になってくることもあると思います。自分が楽しく過ごせるために周りの人を選ぶことは大切なことです。 us-mm_racism0303 人種差別されたら嫌な気持ちになるし、傷つきます。でも、それに負けちゃダメですよ!そして絶対自分が人種差別をする側の人間にならないように気をつけましょう。何気なく、知らず知らずのうちに差別をしていることって、実は結構あったりします。だから、まずは自分の言動に気を付けることが必要です。それでも間違えて差別的な振る舞いをしてしまったときは素直に謝り、改めましょう。ダメ絶対、人種差別! これは何事にも言えることですが、なんでも物の見方次第です。留学で、例えば、人種差別のような悪い部分ばかりみるのか、それをカバーしてしまう楽しいことや素敵なことに集中できるかで、その経験や思い出はかなり変わってくると思います。もちろん嫌なことを乗り越えて成長することもありますが、楽しい留学生活にするには、留学生活の日々の中で幸せなことやわくわくすることに集中することがコツです!嫌なことに目を向ける余裕がないくらいにね!
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