人種差別 in Europe ~海外生活から人種差別を考える~

人種差別 in USAに引き続き、人種差別のはなしです。ヨーロッパでの人種差別についてです。ヨーロッパはもともと民族意識が強いのか、民族間の紛争が繰り返されてきたり、ロマ・ジプシーへの差別やユダヤ人への差別などの問題が長らく存在してきました。白人社会はcivilized(文明化した)として最も優れた人種であり、それ以外の有色人種をも下等に見る傾向は未だに存在します。 us-mm_racism0201

人種差別のある場所ない場所 続き

ヨーロッパ

わたし自身の経験から言うとヨーロッパは北米と比べるとまだまだ人種差別が根深く残っています。中央ヨーロッパや東ヨーロッパでは近年までロマの人々に対する人種差別を国家として容認していたこともあり、自国の国民や白人以外に対する人種差別が存在します。アジア系やアフリカ系の人種の人は特に差別を受けやすいです。身体的な特徴からすぐに白人ではないと判断できるため、差別の対象になっている部分があるのかなと思います。これは中央・東ヨーロッパだけではなく西ヨーロッパでも言えることです。西ヨーロッパの方が中央・東ヨーロッパよりもリベラルで先進的ということは大部分で事実ですが、だからといって西ヨーロッパに保守的な人々がいないというわけではありません。都会の国際化が進んでいるような場所であれば、人種差別も少ないのかもしれませんが、絶対に人種差別がないなんて場所見つけるほうが難しいじゃないかなと思います。田舎などの地域ではそもそも異分子に対する耐性がないため、差別が起きやすくなっているようです。自分達と違う人種の人間に今までかかわったことがないから、受け入れることができない。これはある意味自然な現象ではあります。無意識のうちの差別ということもあります。 最近になって中東からの移民がヨーロッパで大きな問題になっていますが、ヨーロッパへの移民は北米への移民に比べると割合や多様性の面ではまだ少ないと言えます。ほかの人種や異分子に対する耐性がなまだ培われていないためなのか、ヨーロッパでの人種差別は北米よりも根強く存在しています。失業率の高いヨーロッパでは移民は現地の人々の職を奪う存在として見られがちということやテロの影響もあり、最近ではナショナリズムが高まり他の民族を排除するような思想を持つひとも増えてきています。 us-mm_racism0202 わたしは東ヨーロッパに住んだことがありますが、住んでいた地域はグローバルに見ればコンサーバティブな場所でした。周りに日本人は一人も住んでいなくて、たまに観光地で団体旅行客の日本人を見かける程度、外国からの観光客は多いものの、現地に暮らす外国人はわたしがインターンをしていたインターナショナルインターナショナルスクールの生徒ぐらいという感じです。インターナショナルスクールでは差別はほとんどありませんでしたが、一歩街へれ出れば差別が溢れています。ロマの人々に対する差別がある国だったので、東洋人も差別されます。例えば、知らない人から車のクラクションを鳴らされたり、いきなり写真を撮られたり、東洋人をからかっている中国語もどきで野次をとばされたり、現地の言葉で叫ばれたりしました。大抵は現地語のわかる友達がわたし以上に怒ってくれて、現地語で言い返してくれたりしたけど、正直わたしにとっては住みやすい街とは言えませんでした。もちろん、東洋人にたいして好感をもって接してくれるひとも同じぐらいいました。わたしの行きつけのチョコレートショップの店員さんはわたしに日本のことをいろいろ聞いてくれたり、地元の高校生が片言の日本語と英語で話しかけてきてくれたこともありました。ただ、その前に暮らしていたアメリカではほとんど人種差別されることがなかったので、その国で受けた人種差別はちょっと衝撃的でした。人種差別されることを実感したのはその国が初めてでした。だからといってその国は嫌いだしもう行きたくないなんてことはありませんが、本当にまた行きたいと思えるようになるにはまだ少し時間がかかるかなと出国したときに思ったことを覚えています。人種差別ってどんなに知識として理解していても、実際に差別の対象になる悲しさとか辛さとか対象にならないとわからないんじゃないかなと思います。 人種差別を乗り越えるに続きます。  
留学エージェントに資料請求