私がフランス語の語学学校に通っている間は、ホストファミリーの元でホームステイしていました。今回はホストファミリーの実態や円滑な生活のためのポイントを紹介していきます。また、雑談で役立つフレーズも最後に紹介していきます。
どんな人たちがホストファミリーになるの?
みなさんは、ホストファミリーと聞くとどんなイメージをされますか?私の場合は、両親がそろって小さい子供が3人くらい、庭付きの大きい家に住んでいる、なんてイメージしてました。でも、実際のホストファミリーの多くは
・お年寄りの女性の単身暮らし
・シングルマザー
・移民や移民二世三世
といった人々。簡潔にまとめると、そこまでお金持ちではない、体が悪いなどで遠出しない、自宅で仕事をしている、リタイアしているなど夕方ごろから家にいられる、といった人が多いです。
待遇は運次第!?
生徒の受け入れを行うことは、ホストファミリーにとっては収入源の一つ。ホストファミリーの中には、積極的に生徒と関わりたいと思っている人たちがいる一方、明らかにお金目当てで行っている人たちも少なくありません。
せっかくのホストファミリーとの生活なのに、会話してくれない、してくれてもフランス語ではなくすぐに英語で話そうとする、マックや宅配ピザ、冷凍食品ばかりを食事として出す、といった風にフランスの文化に触れる機会をくれない人もしばしば。更に酷い場合では、食事の提供や部屋の人数などの契約を反故にしようとするといった場合もあるようです。
何かおかしいな?と思ったら語学学校に早めに相談しましょう。
ホストファミリーとの生活を円滑に送るには?
良い家庭に巡り合えればラッキー。お互いに気持ちよく生活を送るために、以下のことに気を付けましょう。
家庭のルールを最初に聞いておく
門限、洗濯や入浴、キッチン、掃除の利用のルールは、家庭によってまちまち。早いうちにおしえてもらい、自分のリズムをつくっていきましょう。なるべく規則的な生活をして、ホストファミリーのペースを乱すことがないようにします。
予定や食事の有無などをきちんと伝える
当たり前のことですが、一日のスケジュールや食事の予定などは毎日伝えておきましょう。旅行などをするときにも早めに相談。場合によってはイベント情報や役に立つ情報をおしえてくれるかもしれません。
わからないこと・困ったことは必ず聞く
道具の使い方や食べ方、またサービスの使い方などわからないことは多く出てくるはず。
ヨーロッパは自己責任の社会。わからないまま何かをしてトラブルにあったり病気になったりしても自分の責任になります。自分とは異なる文化、異なる言語を使っている場所で生活しているのだから、わからないことがあるのは当然。「聞くは一時の恥、聞かぬは一生の恥」を胸に言い聞かせてください。
家事に協力する、負担を小さくする
ホストファミリーは、一緒に住んでいるとはいえ、プライベートの時間や仕事の時間を持つ必要があるはず。部屋や共用スペースを清潔にしておくなどのことはもちろん、食器洗いや掃除、場合によっては買い物などにも積極的に協力しまして、負担は小さくしましょう。
雑談をたくさんする
話をすることは自分の性格を理解してもらうだけでなく語学力を向上させるチャンス。ホストファミリーが関心を持っていることについては、色々話を聞きたがるはず。語学学校に通えば少しずつ話せるようになってくると思います。
はじめのうちから、話しやすい子、たくさん話したい子だ、と思ってもらったほうが会話も弾むので、言葉がわからない段階であっても積極的に話すように努力してみましょう。
最後に、役立つフレーズを紹介しておきます。
ホストファミリーとの雑談に役立つフレーズ
「何の話?」
Qu’est-ce que vous parlez ? ケスク ヴ パアレ?
「どういう意味?」
Qu’est-ce que ça veut dire ? ケスク サ ヴ ディール?
「ゆっくり話して」
Parle-tu lentement, s’il te plaît. パアルチュ ロントゥモン シルトゥプレ (相手が一人のとき、仲良くなってから)
Parlez-vous lentement, s’il vous plaît. パアレヴ ロントゥモン シルヴプレ(複数の場合、知り合ったばかりの場合)
「今日はいい日だった?」
Tu as passé une bonne journée ? チュ ア パッセ ユン ボン ジュルネ?(相手が一人のとき、仲良くなってから)
Vous avez passé une bonne journée ? ヴザヴェ パッセ ユン ボン ジュルネ?(複数の場合、知り合ったばかりの場合)
「今日は何したの?」
Qu’est-ce que tu as fait aujourd’hui ? ケスク チュ ア フェ オウジュルドゥイ?(一人のとき、仲良くなってから)
Qu’est-ce que vous avez fait aujourd’hui ? ケスク ヴザヴェ フェ オウジュルドゥイ?(複数の場合、知り合ったばかりの場合)
「どうだった?」
Ca était (comment) ? サエテ(コモン)?
「すごいね!」
C’est magnifique / super ! セ マニフィック! / セ シュペエ!
いかがでしたでしょうか?せっかくのホームステイ、楽しんでみてくださいね。
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