交換留学生の就職活動、あなたに合うのはどのパターン?

  留学就活1 留学で長期間日本を離れることで就職活動に影響が出るのでは、と心配になる人も多いのではないでしょうか。この記事では私が出会った交換留学生の就職活動を分類し、留学や卒業の時期についてまとめてみました。就職活動のポイントについても書いているので、ぜひ参考にしてみてください。主に2016年度卒の就職活動を参考にしているので、経団連に入っている企業の採用情報開示は3月から、選考解禁は8月からであったことには注意が必要です。

【5年卒業コース】

1つ下の学年の就職活動に合流

多くの学生のように春から夏に帰国する場合、インターンを含めた1つ下の学年の選考に余裕を持って参加できます。2015年度は例年より就職活動の解禁日が遅くなったことから、1月末に帰国した私自身も1つ下の学年の日系企業の選考に間に合いました。

【4年卒業コース】

留学先でエントリーを済ませ、帰国後に面接選考

企業の選考解禁は8月からでしたが、実際に書類選考は6月頃にピークを迎えます。4年卒業を目指しながらも留学時期とかぶってしまう学生は、留学先からwebでエントリーを行っていました。この場合でも(一部のリクルーター面接などを除く)正式な面接開始時期には間に合ったようです。

企業の夏/秋選考に参加

募集人数は多くはないですが、留学生向けに夏/秋選考を導入している企業もあります。しかし2016年卒採用では選考時期がずれ込んだため、この選考についてあまり耳にすることはありませんでした。2017年卒からはまた選考時期が早まるようなので、この選考に参加する学生も増えるかもしれません。

ボストンキャリアフォーラムで就職先を決定

毎年11月、アメリカ・ボストンでボストンキャリアフォーラムという就活イベントが開催されます。(http://www.careerforum.net/event/bos/)留学中にこのイベントに参加し、そこで内定をもらった企業に就職するという学生もいました。このフォーラムでは、イベント3日間のうちに内定を出す企業、最終面接は帰国後に行う企業があります。この機会にもし第一志望の企業に内定をもらえると日本での就職活動が必要なくなり、4年間での卒業が可能です。日本でも8月に東京キャリアフォーラムが開催されます。ボストンに比べると企業数は減りますが、日本でバイリンガル向けの就活イベントに参加できるのは嬉しいですよね。 留学就活2

 【就職活動のポイント】

意識的に情報収集を!

留学生は日本にいる学生と比べると、どうしても情報に疎くなりがちです。忙しい生活のなかでも、もし気になる企業があれば採用ページをこまめにチェックすることが必要です。

同じ待遇の就活仲間をつくろう

留学中、基本的には外国人と関わるスタンスがいいのは当然ですが、就職活動に関しては日本人相手でないと助け合うことは困難です。同じ待遇の仲間をつくり、切磋琢磨することでモチベーションもあがります。

自分だけのアピールポイントを意識しよう

選考で留学経験をアピールする学生は多いので、そのなかでも自分なりのアピールポイントを意識することが必要です。私自身、日本でも交換留学を意識した学生生活を送っていたこともあり、面接などで留学絡みの話をすることが多かったです。その際は他の留学経験者との差別化のために、自分らしさの伝わるエピソードを話すようにしていました。   いかがでしたか? 留学によって就職活動に多少影響が出てしまうこともありますが、個人的にはそれを考慮しても留学する価値はあると思います。留学中に多様な文化やライフスタイルに触れ、人生観や就職に対する価値観が変わることもあるかもしれません。私は留学生活を通して、壁にぶち当たりながら自分の強みや弱みを知ったり、自分が何に幸せを感じるかということを考え直すことができました。 交換留学生にも就職活動のパターンはさまざまなので、ぜひ自分に合った就職活動を考えてみてください。上のパターンをいくつか組み合わせるのも良いと思います。 みなさんの留学、そして就職活動がうまくいくことを願っています!
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