留学中のいじめ体験。孤独を感じたらどうする?モチベーションの保ち方は?

留学中に起こったイジメの話

留学中に起こったイジメの話。

高校一年生から二年生の約一年にかけて、オーストラリアのシドニーに、交換留学をしました。日本の高校から派遣される生徒は二人。条件をクリアした者がその切符を手にできます。

私は交換留学をどうしてもしたかったので、留学条件であった、テストの成績10段階中5以下を取らない様に、必死で勉強しました。
幸いラッキーなことに、二枚の切符の一枚をゲットすることができました。

私ともう一人の生徒が交換留学生として、もう一人の生徒が自費で留学をする正規留学生として、三人同じオーストラリアの姉妹校へ留学しました。

初めのうちは、やはり異国の地で不安なので一緒に行動することが多く、週末も学校でもよく一緒に過ごしていました。しかし、一緒に過ごしていくうちに、留学をした二人の一人に、距離を取られるようになりました。

理由はよく分からず、初めのうちは、彼女の体調が悪いのかな?疲れているのかな?と思う程度でしたが、日が経つにつれて話さなくなりました。さらに日が経つと、彼女のグループの現地の学生にも無視をされるように。

これは少しおかしいと思い、実際に本人に話をしに行きました。「なぜ無視をされているか分からない。そして、貴方の周りの友達にも冷たくされていて不快だ。」と、率直に伝えました。すると彼女は泣き出して、本音をぶつけてきたのです。

「貴方は友達も沢山いて、英語も三人の中では一番上達が早い。私のホストファミリーも友達もいつも貴方の話ばかりする。悔しくて嫉妬してしまった。」

これを聞いた私はかなり驚きました。なぜなら私も彼女に対して同じ事を思っていたからです。私はまだまだ他の二人に比べたら友達も少ないし、グループにも所属していない。英語の上達もまだまだ。お互いに相手の状況を率直に伝え合い、その後私に対する無視や冷たい態度はなくなりました。

この経験から私が感じたこと。

同じ留学生という立場でお互いに色々な悩みを抱えている。そして仲間でもライバルでもある。だからこそ、相手がなぜか羨ましくなってしまうこともある。

留学先での日本人同士での過ごし方のコツは、お互いにある程度の距離感をもって接することだと思います。そして、なるべく留学先では、その国出身の友人を作ることをお勧めします。その国の文化や歴史、言語を教えてもらえるからです。

留学中はさまざまな事があり、人間関係の構築も大変ですが、互いに思いやりをもって過ごせるように努力すると、勉学にも励めるのでいいでしょう。

留学中に孤独を感じたらするべき10のこと。

留学中に孤独を感じたらするべき10のこと。

留学の期間が長くなるにつれて感じる感情が、「孤独」。留学生活は良い日ばかりではないので、特に悪い日を過ごした時は孤独を感じやすくなっていました。そんな時、この孤独の感情といかに向き合いコントロールするかが大事です。そこで、孤独を少しでも和らげられる方法10を紹介します!

  1. 本を読む
  2. 日本にいる友達や家族と電話する
  3. 美味しいスイーツを食べにカフェへ行く
  4. 公園に散歩に行く
  5. 音楽を聴く
  6. 瞑想をする
  7. 明るい映画を見る(暗いのはNG!笑)
  8. 日本食を作って食べてみる
  9. 現地の友人と出かける
  10. 自己分析をする

私がいつも孤独を感じた時にする事をざっと並べてみました。孤独を感じるのは悪いことではないと思います。ポジティブに考えると、自分と存分に向き合える贅沢な時間。自分を理解するために必要な時間とも捉えられるでしょう。

異国にいるとそれは日本にいる時よりも心細かったり疲れやすかったりするでしょう。異なる言語、食事、文化と毎日くらいしているわけですから当たり前です。

また、孤独を感じている一番の原因を追求するのも効果的です。そしてその感情を、友達や家族など誰でも信頼できる人に話してみると少しスッキリするでしょう。

孤独を経験すると精神力が鍛えられ、強くなれる気がします。

無理せず、自分をリラックスさせてあげられる方法を見つけましょう!

「比べない」ということ。留学で鍛えられるメンタル

比べない」ということ。留学で鍛えられるメンタル

留学中、語学力と同時に鍛えられるのが、メンタル。

思った以上に思い通りにいかない事も多くて、夜寝る時に涙を流す日々もありました。

学校の授業についていけなくて、自信を無くす日もありました。

周りの日本人が、どんどんクラスに馴染み、積極的にクラスメイトと会話をしている姿を見て落ち込む事もありました。

買い物や電車に乗る事など、日本では簡単に出来ていたことも、今の自分には言語の壁のせいで簡単にできない。誰かが居ないと何もできない情けない気分になりました。

そもそも、食べ物も天気も人種も言語も全てが自分の国と異なる国で生活をすること自体、自然とストレスが溜まります。その上、理想と現実のギャップ。慣れ親しんだ日本で出来たことが、異国の地だと簡単にはできない。そんな事が重なって、精神状態が不安定になる事もありました。

そんな経験を経て私が留学中学んだ事。

それは、

「比べないこと。」

決して、自分と他人を比較しない事。

決して、過去の自分と今の自分を比較して否定しない事。

初めてのことはできなくて当たり前だと自分を許し、挑戦することを選んで頑張っている自分を認めると、精神も自然と安定してきます。

留学中は、常に自分との、孤独との戦いでした。しかし、自分という人間を見つめ直すことができましたし、価値観の幅が広がり、柔軟性が身につきました。

そしてなによりも、比較するということの無意味さを痛感しました。

自分の心と向き合うことでメンタルが鍛えられ、ちょっとのことでは動揺しなくなるメンタルが作られます。留学は、語学力だけでなく、メンタル力も身につける事ができると強く感じました。

留学中のモチベーションの保ち方

留学中のモチベーションの保ち方

留学前、留学したら〇〇もやりたい!〇〇もしたい!と沢山目標を並べて、モチベーションはマックスの状態です。

しかし、実際に現地で長いこと留学生活をしていると、気の緩みや、理想と描いていたものとは少し違った現実にぶち当たり、モチベーションのキープが難しくなる事があります。私も実際そうでした。モチベーションが下がってしまい、時には正直、日本に帰りたいと思ったことが何度もありました。

そうなってしまった時、どのように対処すれば、無理なくまたモチベーションを上げられるのか?いくつか方法を伝授です!

1.とにかく焦らない。休む。

まず、「モチベーションが上がらない」「目標を達成できていない」「理想となんか違う」などの悩みを抱えるということは、それほど自分がきちんと、今の留学している自分を客観的に見て、向き合えている証拠です。

自分が緩んでいる、モチベーションが下がっているということにすら気づかない場合もあります。まずは真面目に直向きに頑張っている自分を褒めてあげましょう。そして、焦りを捨てて、まずはゆっくりリラックスして何も考えずに休む事です。休む事も立派な大切な勉強の1つです。

2.モチベーションが上がらない理由を探る

モチベーションがなかなか上がらない。なぜかやる気がでない。の原因の1つに、人間関係が関係している場合もあります。アドラーは「人間の悩みは、すべて対人関係の悩みである」と言っています。

友達との関係やホストファミリーや寮の人との関係、クラスメイトとの関係性を見直してみることも大切かもしれません。

3.自分が立てていた目標や計画の見直し/立て直し

目標はあくまでも留学前の自分が考えたものです。その頃の自分は実際の留学生活をまだ体験していないため、詳しいことは分りません。現地で実際に暮らしてみて分かることは山程あります。

まずは自分があらかじめ留学前に立てていた目標をベースにして、新たに付け加えられるところは付け加え、変更する必要がある部分は少し目標を変えてみるといった調整をしてみるのがおすすめです。

また、無理のない計画を立てる事が重要です。コツコツ毎日ゆっくり積み重ねる事で成果は後で必ずついてきます。

4.映画や音楽、アロマなどでリラックスする

リラックス方法は人それぞれ違います。友達と思いっきり遊びに行ったりするのも良いと思います。

慣れない英語やその他の言語に疲れたらたまには勉強をしないで、日本語に、どっぷり浸かる時間を作っちゃいましょう!リラックスをしてリフレッシュすると必然とまたやる気も戻ってくるものです。

留学中のモチベーションの保ち方

5.睡眠・休養・栄養をとって健康管理をしっかりする

当たり前のようなことですが、これがとっても重要です。食生活や環境が変わればもちろんストレスが溜まります。体調を崩してしまうこともあるでしょう。

自己管理を怠らず、しっかり寝て、美味しい栄養のあるものを食べて、体調を整えましょう。また、精神的なストレスがある場合は、1人で溜め込まず、友達や先生、カウンセラーなどに相談をしましょう。

モチベーションが下がることは当たり前です。ずっと全速力で走り続けることは不可能です。
大事なのはこつこつ継続していくこと。焦ってハードな計画を立てる必要はありません。自分が留学を充実して楽しんでいるという感覚を取り戻す事が最優先です。
一歩一歩が確実な成功への近道。ゆっくり自分のペースで目標を達成していきましょう。

〜心の栄養〜留学中に読むおすすめな本ベスト5

長い留学生活で精神的に疲れた時、、心の栄養になるのが本です。今は日本に居なくても、Amazonなどで世界中どこにいても簡単に日本の本をオーダーし読むことができます。

留学中の息抜きに是非おすすめな本をご紹介します!(各要約、Amazonのサイト参照しています)

1.うまくいっている人の考え方/ ジェリー・ミンチントン 著・弓場 隆 訳

自尊心を高める方法を100項目が紹介されています。これを読めば、自信を身につけ、素晴らしい人間関係を築き、毎日が楽しく過せるヒントが得られます。どこから読んでもいいです。短くて簡単に読める本なので、できることから実践できます!
(参照:https://www.amazon.co.jp/うまくいっている人の考え方-完全版-ディスカヴァー携書-ジェリー・ミンチントン/dp/4799313282)

2.大富豪からの手紙/ 本田健 著

物語の重要人物である、大富豪の祖父が残したのは、「お金」ではなく「9つの手紙」。ある日、主人公大学2年生の佐藤敬のもとに、大富豪だった祖父から、「9つの手紙」が届きます。
「お金の代わりに残すものは、人生でいちばん大切なものを学ぶ機会だ」という祖父からの手紙に綴られている言葉と直感に導かれながら、青年は、北海道、京都、タイ、そして幸せの国・ブータンへと「人生の秘密」を追い求める旅に出るのです。

幸せとは何か考えされられる、感動のストーリーです。異国の地で色々学ぶ主人公と自分を重ね合わせて、自分も頑張ろうと思える本の一冊です。
(参照:https://www.amazon.co.jp/大富豪からの手紙-本田-健/dp/4478102112)

3.小さなことにくよくよしない88の方法/リチャード・カールソン 著・和田 秀樹 訳

留学中、自信がなくて小さな事で落ち込んでいた私にぴったりの本でした。
心が乾いたとき、しぼんだとき、ムカッときたとき…読むだけで「あっ」という間に気持ちがスーッと晴れる!全米で五百万部突破、世界的ベストセラーとなった、『小さいことにくよくよするな!』をパワーアップさせた本です。
(参照:https://www.amazon.co.jp/小さなことにくよくよしない88の方法-王様文庫-リチャード-カールソン/dp/4837963730)

4.3秒でハッピーになる超名言100/ひすいこたろう 著

落ち込んだ時に読むだけで心が明るくなる本です。背表紙に書かれている、「人は、幸せになる前に、幸せをもたらす言葉と必ず出会っている。」というメッセージが印象的です。
人生に寄り添う優しくて強い、古今東西、偉人・賢人の名言から元気を貰いましょう!
(参照:https://www.amazon.co.jp/3秒でハッピーになる-超名言100-ひすいこたろう/dp/4799322176)

5.嫌われる勇気 自己啓発の源流「アドラー」の教え/ 岸見 一郎/古賀 史健 著

全ての人に好かれる必要などない!周りの目を気にして生きるのはやめよう、人の期待のために生きなくていいのだと考えさせられた、読むと気が楽になる本です。

アドラーの心理学で世界的に有名な、アルフレッド・アドラー。 彼は「人間の悩みは、すべて対人関係の悩みである」と断言しています。対人関係を改善していくためのアドラー心理学に基づく具体的な方策が、本書で提示されています。
(参照:https://www.amazon.co.jp/嫌われる勇気―自己啓発の源流「アドラー」の教え-岸見-一郎/dp/4478025819)

まとめ

いかがでしたか?留学にハプニングやトラブルはつきものです。実際に留学したら、思っていたのと違う、ということもたくさん・・

でもせっかくの留学体験なので、少しでも楽しく過ごしたいですよね。皆さんも自分なりの対策など、ぜひ考えてみてくださいね!

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