
スイスのチューリッヒで学生をしているkuraraです!スイスへ長期留学をする場合、ビザは必要ないのですが代わりに滞在許可申請というのが必要になります。
交換留学であれば大学が面倒をみてくれるのですが、私の場合はすべて自力だったので本当に大変でした。
どのような流れで申請していくのかについて、2回にわけてご紹介していきます。
申請~滞在許可書を受領するまではどのくらいかかるの?
あくまで私の場合ですが、時間軸は以下の通りでした。
4月下旬~ 日本のスイス大使館へ問い合わせ
5月中旬 申請書類準備
5月下旬 申請書類送付(郵便)・申請書類に不備があるとメールがくる
6月上旬 滞在許可確約書が郵便で届く・申請料の一部を振り込み
8月下旬 滞在許可確約書に書かれた日程までに居住する管轄の市役所へ行く
9月上旬 移民局へ行く
9月下旬 滞在許可カードが自宅に届く
上記の時間軸をご覧いただくとわかるように、手続き完了までかなり時間を要します。しかも、単に時間がかかるだけじゃないんです・・・!
日本にあるスイス大使館は基本的にノータッチ!
ビザではないもののほぼ同内容の複雑な申請書類の提出を求められるスイス。州によって手続きも異なるので移民局への問い合わせが必須です。
私は、まず日本のスイス大使館にメールで「何が必要か」問い合わせてみたところ・・・現地の移民局へ直接確認をとってほしいとの連絡が!なるほど、早速立ちはだかる長期留学の壁。私の住む州の
移民局の公式HP から英語でメールを送ると帰ってきたのは、ドイツ語のメール with申請用紙と申請方法などについて記載されているブックレット!
ドイツ語がわかる、ドイツ語を理解できる友人がいる、または代理で申請を行ってくれる人がいない限り、申請は相当に難しいと思います。
滞在許可のための申請書類一覧(一例)
何のために滞在するのか、どのくらいの期間か、またどの州に居住するのかにより異なりますが、今回は私が送付したものを掲載いたします。
- カバーレター(かがみ・添え状のこと)
- 申請用紙(移民局へ問い合わせするともらえます)
- パスポートのコピー
- 直近の証明写真3枚(なぜか送り返されたので要らないかもしれません)
- 大学の入学許可書
- 履歴書と言語能力証明書
- 大学卒業証明書
- 将来どうするかのエッセイ(日本に帰ることを記載しないといけません)
- 留学が終わったら速攻で日本に帰りますという宣誓書
- 残高証明書(最低Fr. 21,000=240万円を所有していること)
つまり、スイスで生活するうえで十分な資金と、そのまま移住せず日本に帰ることを証明するような申請いないようになっています。
滞在許可申請用紙はどのように書けばいいの?
「2.申請用紙」の記入が特に面倒だったので、もうすこし詳しくお伝えします。
英語版があるかどうかは不明なのですが、私がもらったフォーマットはドイツ語でした。
参照HP:
https://ma.zh.ch/internet/sicherheitsdirektion/migrationsamt/de/einreise_aufenthalt/einreise_aufenthalt.html
フォーマットは2枚つづりになっており、扶養している家族がいる場合は1枚目の下部、現地で働く場合は2枚目の上部を記入する必要があり、該当しない場合は空白でOKです。
記入する内容は大まかに姓名・生年月日・性別・結婚のステータス・両親の名前・スイスに住んでいるか、EUなどに属しているかなどの質問・スイスを訪れたことがあるかなどです。
最後に2枚目の下部にある署名欄を埋めて、他の申請書類と一緒に送付します。
前述の通り申請には時間を要しますのでEMS便(
国際スピード便)の利用をおすすめします。ちなみにスイスに送るためには2200円します!
次回はスイスへ渡航後の手続きの流れについてご紹介いたします!