留学をする際に気になることの一つとして留学費用があると思います。留学費用の多くは実際に留学先に行ってからの生活費によって変わってくるので留学先の国の物価は重要になってきます。私の留学先のスウェーデンは北欧諸国の一つで、北欧諸国と言えば福祉大国で税金が高いというイメージがあると思います。しかし、北欧諸国の中でも物価の差は大きくあるので今回はスウェーデンに特化してお話したいと思います。
スウェーデンの通貨はユーロじゃない?
スウェーデンは1995年にEU(欧州連合)に加盟していますが、実はユーロを導入していない国の一つです。ちなみに北欧諸国でユーロを導入しているのはフィンランドで必然的に物価は少し他の北欧諸国に比べて安いです。
スウェーデンの通貨はSEK(クローナ)で、現在1sek=13.2円です。(2016.06.07現在)
現在のスウェーデン通貨は高すぎず低すぎずという状況です。(リーマンショック以降一時期1sek=11~12円になったり、1sek=17~18円になった時もあります。)
そのため、ヨーロッパを旅行する際はユーロなどに換金もしくは現地でユーロを引き出す必要があるので少し不便です。
スウェーデンの物価は日本のディズニーランドのよう!
一般的なスウェーデンの物価を表すとしたら日本の物価の1.5倍くらいだと思います。例えば500mlのコーラがスウェーデンでは300円ほどで買えます。外食をするとしたらランチは最低1000円~1500円、ディナーの場合は3000円~が相場です。そのため、スウェーデンに留学する場合は、ほぼ毎日自炊をする覚悟が必要です。幸いスーパーで買い物をすれば品目によっては日本より安いものもあるので、食費にあまりお金がかかりすぎる心配もありません。
ちなみに、スウェーデンで安い食べ物はパスタ、パン、フルーツです。日本と同じ位なのが野菜で、日本より高いのが米、魚類、肉類、飲料です。日本食は基本的に2,3倍の値段で買おうと思えば買えます。
都市か田舎で留学費用は大きく変わる!?
どこの国でも同じですが、留学先の大学が都市にあるか、田舎にあるかで、また生活費は変わってきます。どのくらい変わるかというと、例えばスウェーデンで首都ストックホルムにある大学に留学するのと私が留学した田舎にあるリンネ大学に留学するのでは40万円ほどの費用差が生まれます。原因としてはもちろん物価が首都の方が高いですが、住居費や交通費などが都市ではより多くかかるからです。
なので、留学先の物価を調べることも大事ですが、同じ国でもどこに留学するかで留学費用が大きく変わってくることは間違いないので、留学先の大学を決定する際には都市か田舎かを調べましょう。