留学後の就職活動!留学経験はどう活かす?
こんにちは。オーストラリアに3週間、アメリカに7か月間留学していた、たぬとらみです。現在は社会人をしています。今回の記事では留学後の就職活動について紹介していきます。
私は大学4年生のときに1年間休学して留学に行きました。そのため、帰国してすぐ就職活動でした。海外かぶれ(笑)していた私の就職活動の軸は「英語が生かせること」でした。
この就職活動の軸を持っている方は多いと思うので、今回はそんな就職活動の軸を持っていた私の就職活動についてご紹介します。
留学を就職活動に活かせるのか!?
結論として、「はい」「いいえ」どちらもです。
留学の経験は自己PRや学生時代に力を入れたことに記入することができます。
他の学生が学生時代のアルバイトやサークルについて記入するので留学は少し珍しく、アピールできるかもしれません。
また、語学力は業種にもよりますが評価してもらうことができます。英語に限らず他の外国語でも留学しただけでは語学力が評価しづらいので、TOEICや中国語検定などの資格試験を取得していくことをお勧めします。
私は留学から帰国してすぐ就職活動だったのでTOEICを受けることができませんでした。TOEICを取得する前はどのくらい英語力があるかわからないのでエントリーシートで落とされてしまうことが多かったのですが、TOEICを取得した後は格段にエントリーシートの通過率が上がりました!
そのため、留学する前には面接までいけなかったであろうグローバル企業に挑戦することができたと思います。留学で得た語学力は就職活動に活かせたと思います。
一方で留学にいったからといって必ずしも就職活動が有利になるわけではありません。
私自身、就職活動はかなり難航しました。実際に経験してみて感じたのは、英語が話せるだけでは就職活動は有利ではありませんでした。英語が必要とされる企業では自分以外も海外留学していた学生が受けていて英語が出来るのは当たり前でアピールできませんでした。
また、英語をあまり使わない企業では英語ができても「なぜこれだけ英語力があるのにうちの会社なの?」と聞かれてしまうこともあり、しっかり志望動機を言えないと不審がられてしまうこともありました。
海外で就職するなら英語力はもちろん必要ですが、日本で働く上では英語はあまり使わないので、そのほかの経験やスキルの方が重要になります。
英語をアピールしていた時は就職活動はうまくいきませんでしたが、留学の経験を通して得た異文化理解やコミュニケーション力をアピールすると仕事でも活かせる能力のため評価してもらえました。
余談ですが、英語を話せる人は多くいるからとあえてスペイン語圏に留学した友人も就職活動は難航していました。
スペイン語話者は日本では少ないですが、その分需要も低いのです。個人や企業にもよるので、一概には言えませんがせっかく留学にいけるなら自分の学びたい言語を選択してみてもいいと思います。
留学を就職活動に活かすためには語学力だけではない経験をアピールする必要があります。
言語や文化の壁がある環境で生活した経験は困難なことも多くあったと思います。これらの課題を自分で解決した経験をアピールすると社会人としての課題解決能力を示すことができるので良いと思います。
私の場合では、就職活動を意識していたわけではないのですが、授業以外にボランティア活動やクラブ活動、インターンシップなどの課外活動をしていたので、これらの経験は就職活動でも活かすことができました。
他の留学をしていた人とも違う自分オリジナルのストーリーなので面接官の印象に残ったと思います。また、就職活動と関係なく留学が濃いものになったと思います!!
学生時代に力を入れたことは留学の経験でよいのか?
良いと思います。私は学生時代に力を入れたことは留学の時の経験を記入しました。
しかし、ただ語学力の上達について記入するのではなく、自分が留学で学んだことで社会人としても役立つ心構えやスキルを留学での経験と共に記入する方が良いと思います。私の考えなのですが、エントリーシートでは課題解決能力など仕事で役立つスキルを評価されていると思います。
留学先での授業のことでも、課題のことでも、友人関係のことでも、クラブ活動でも題材は何でもよいと思います。ただやみくもにエピソードを選ぶのはお勧めしません。
私が実際やってしまった失敗なのですが、ほかの人と被らないように留学中のインターンシップの話を学生時代に力を入れたこととして書きました。内容が特殊だったため、面接官に理解してもらうのに時間がかかり自分がその経験から学んだことを話す時間がほとんどありませんでした。
私のおすすめはエピソードから選ぶのではなく、皆さんが留学で1番学んだことをアピールするのが良いと思います!!留学で学んだことは語学力や異文化コミュニケーション能力、チャレンジ精神など様々で人によっても違うと思います。
ぜひ、皆さんがこれを1番学んだと思うものを決めてから、それについて話せるエピソードにしてみてください!
留学の経験で就職先を決めてみた実体験
これはあくまで私個人の経験なので皆さんの役に立つかはわかりませんが、参考程度によろしければ読んでください。
結論からいうと、「英語を活かせること」だけを軸にしなければよかったなと思っています。
私の就職活動の軸は「英語を活かせること」でした。そのため、業種、職種も見ていましたが、最終的には「英語」を重要視していました。実際に就職した会社は専門的な知識が必要でしたが、就職活動をしていた時期に思い描いていた通り、英語を活かせる職場でした。海外のクライアントと商談し、議事録を英語で作成し、翻訳などもしました。とても楽しかったです。
しかし、社会人になってみて痛感したのは「英語を活かせる」と一口にいっても様々な種類があることです。
そして、高頻度で専門的に英語を使う職場ほど、交換留学生の英語では太刀打ちできませんでした。
私の上司はアメリカ出身の方で私の作成物をすべてチェックしてくださったので安心でしたが、自分一人でお客様を担当する案件では知識も英語力も不安でした。あんなに好きだった英語を勉強することが話すことが少し怖いと思うこともありました。
確かに英語を駆使してグローバルに働くのは学生時代にはとてもあこがれていました。
ただ、それを実践するためには語学力だけでなく、専門的な知識やビジネススキル、コミュニケーション能力など必要なものが多くあることを学びました。
留学の経験で就職先を決めてみた私からこれから就職活動を控える皆さんへのメッセージは「英語を活かせること」ともう一つの軸を持ってみてください。
英語を使って仕事をしたいという夢や憧れは捨てなくて良いと思います。私の友人や先輩でも日系の外資系企業や海外営業部等で日本にいながら英語を使って働いている方も多くいます。
また、そこから海外駐在をしている人もいます。数少ないですが、日本での就職活動をせず海外で就職活動をして海外で働いている人もいます。数は少ないかもしれませんが、日本の就職活動でも英語に携わる仕事は探せると思います。
ただ、私は英語のみにこだわってしまい「なぜ英語を使って仕事をしたいのか?」「どういう風に英語を使いたいか?」を考えていませんでした。英語を読むだけの仕事は多くありますが、話す仕事は少ないです。自分の英語への興味と関わり方についてはもっと考えておくべきだったと思いました。
また、英語だけに固執しすぎずその他の軸を持つべきでした。英語+αの軸を持つようにしてみてください。そうすれば、英語がたとえ使えない部署に配属されても後悔しないと思います。
この記事が少しでも皆さんのお役にたつと嬉しいです。皆さんの就職活動がうまくいきますように!