短期でも効果あり?2週間フィリピン留学のコスパを評価

留学したい!と考えたとき、やっぱり気になるのが留学費用について。

今回は2週間のフィリピン留学にかかる費用を徹底解説します!

  • 項目別の費用相場
  • 申込から帰国までにかかる、具体的な費用シミュレーション
  • 留学費用の節約アイデア
  • 2週間のフィリピン留学に、費用に見合った効果はあるか

など、留学費用にまつわるアレコレの悩みを解消していきましょう。

※掲載内容はすべて2025年7月時点の情報です。

フィリピン留学について

フィリピン留学の特徴

まずはフィリピン留学の特徴を簡単にまとめました。

費用欧米に比べて安い
授業マンツーマンが主流
現地の滞在先学生寮が一般的
食事学校・寮が1日3食提供。水道水は飲めない
フィリピンの英語公用語のひとつ。ネイティブ英語は学びづらい
治安校内は比較的安全。街中はスリなどが多め
気候1年中温暖。6月~11月は雨季に

フィリピンは日本より物価が安く、距離も近いので飛行機代も比較的安価。そのためイギリス・アメリカなどの欧米留学よりグッと安い金額で留学ができます。

2週間のフィリピン留学にかかる費用【項目別】

結論から言うと、フィリピンに2週間留学するなら、トータルの費用は20万~30万円が相場です。

学費・宿泊費

学費(授業料+宿泊費)

2週間フィリピンに留学するなら、学費は13~18万円ほどとなります。

フィリピン留学では、多くの語学学校が学生寮を併設しており、寮生活(基本的に1日3食付き)をしながら英語を学ぶのが一般的です。そのため、学費には授業料に加え、宿泊費や食事代が含まれていることが多いです。

ただし、寮の部屋タイプ(1人部屋・2人部屋・複数人部屋など)によって料金に大きな差が出るため、自分の予算や生活スタイルを考慮して学校やプランを選ぶのが大切です。

また、7〜8月の夏休みシーズンなど繁忙期には、通常よりも追加料金がかかる場合もあるので、事前に確認しておくと安心です。

入学金

日本の高校・大学などと同じように、フィリピンの語学学校で勉強するときも入学金が必要です。金額は1.5万~2万円が一般的です。

この入学金は、基本的にキャンセルしても返金されないので注意をしておきましょう。

教材費

授業で使う教材の値段は、申し込むコースなどによってもかなり変わります。2週間の留学なら、2,000円ほどを目安にしておくといいでしょう。

渡航費

日本~フィリピンの飛行機代は往復5~15万円が相場と言われています。

航空券代は渡航時期や予約タイミングによってかなり値段が変わるので、留学費用を抑えたいなら時期をずらしたり早めの予約を検討しましょう。

各種手続き費用

パスポート

パスポートをまだ持っていない方は、出発前に必ず申請して取得しておきましょう。申請から受け取りまでにはおおよそ2週間程度かかります。

また、パスポートに記載されている氏名と航空券に記載する氏名が一致していないと、搭乗できない可能性があります。そのため、航空券の予約はパスポートを受け取ったあとに行うのがおすすめです。

  • 申請手数料(10年用の場合)…16,000円
  • 戸籍謄本(窓口発行の場合)…450円
  • パスポート用の写真(写真機撮影の場合)…1000円

ビザ

フィリピンへ2週間語学留学に行くなら、基本的にビザの準備はいりません

日本国籍を持つ人が仕事・観光目的でフィリピンに入国する際、滞在期間が30日までならビザは不要と決まっています。

SSP(特別就学許可証)

フィリピンの語学学校で合法的に勉強をするには、SSPという特別就学許可証が必要です。またSSPを申請するときはSSP I-Card(学校によりSSP E-Cardなど名称が違います)というカードも同時に申請しないといけない決まりになっています。

SSP申請とSSP I-Cardにかかる費用は、合わせて3万円ほど

ちなみに手続きは入学後に学校側がやってくれるので、特別な準備等はいりません。

海外保険料

フィリピンに2週間留学するときの海外保険料は、7,000円~9,000円ほどかかります。

2週間はそこまで長い時間ではありませんが、慣れない海外生活ではトラブルがつきもの。フィリピンは水道水や屋台飯などでおなかを壊す人が多いですし、スリなどの軽犯罪も日本より起こりやすいです。

特に海外で病院に行くと高額な費用が発生しがちなので、海外保険には加入しておくべき。

ちなみにクレジットカード付帯の海外保険は、保険の適用条件・適用範囲が留学に合わないケースが多いので、あまりおすすめできません。保険代を節約したい人は、必ず事前に付帯保険の適用条件をチェックしましょう。

現地生活費

水道光熱費

水道光熱費のルールは学校ごとに様々。1週間××ペソと決まっていることもあれば、使った分だけ請求されることもあります。

2週間の滞在なら、3,000円~5,000円が目安です。

通信費

フィリピンの語学学校は、きちんとWi-Fiが通っています。ただ回線の強さは日本ほど安定していませんし、外出するときにもネットを使いたいことを考えると、レンタルWi-Fiやプリペイド型SIMカード、eSIMなど用意しておくのが安心です。

フィリピンは通信費が安く、なおかつルーター持ち運びの手間もかからない、プリペイド型かeSIMがおすすめです。

その他、学校に支払う費用

学校によってはほかに、

  • 学生証(IDカード)の発行費用…500円程度
  • 管理費…2週間で5,000~6,000円程度
  • ピックアップ費用(行きの送迎)…3,000~4,000円程度
  • 寮の保証金(デポジット)…2週間で6,000~1万円程度

といった費用も必要です。ただし寮のデポジットは、備品を壊したりしなければ卒業時に全額返金されることが多いです。

お小遣い

勉強以外にも、外出したりアクティビティに参加したりといったセブ島ならではの経験をするのも留学の醍醐味です。

2週間の留学なら、2~3万円ほど娯楽費として用意しておけば、十分に”遊び”も楽しむことができるでしょう!

参考までに、セブ島で人気のアクティビティであるアイランドホッピングは、予算1万円ほどです。

留学期間を変えると、費用はいくら変わる?【1週間/3週間/1ヶ月】

ここまでは2週間分のフィリピン留学費用を紹介しましたが、もし留学期間をもっと短くするor長くすると、トータルの金額はどれくらい違うのか比べてみます。

期間相場
1週間15万~25万円
2週間20万~30万円
3週間25万~45万円
4週間30万~60万円

ただこの金額も、「どの学校を選ぶか?」「どのお部屋で滞在するか?」で全く変わるので、気になる学校の料金比較をしたい人は無料見積もりを活用してみてくださいね。

【シミュレーション】フィリピンへの留学費用、ガチで計算してみた

さてここまで2週間のフィリピン留学に必要な費用を紹介してきましたが、「結局、具体的に何円必要なの!?」と思いますよね。

そこで留学Voiceが本気でフィリピン留学にかかる費用を計算しました。コスパのいい学校・人気の定番校・みっちり勉強できる学校の3パターンを紹介します。

<前提条件>

  • 日本からフィリピンへの海外送金はドルで行う関係から、一部項目はドル表記をしています
  • 1ドル=150円、1ペソ=2.8円、端数は切り上げで計算しています
  • 教材費は使用するテキストによって変わりますが、今回は1,000ペソに統一して計算しています
  • 航空券は、3ヶ月後に出発する成田~セブ直行便の往復券をエクスペディアで検索。おすすめ順1位の便を選んだときの料金を載せています
  • 海外保険料はたびほの保健用節約プランを選択しています
  • 通信費はGlobeの30日で自由に使える2GB+特定のアプリやサイトに使える10GB使えるプラン「GoSURF299」を選択しています

コスパ重視!Stargate×スタンダードコース×4人部屋

Stargateは現在、1ドル=140円の固定レートというお財布に優しい学校です。

Stargateは英語初心者にもやさしい、コスパ最強の語学学校です。食事もおいしく、セキュリティ面・衛生面もバッチリ。1日50分×7コマの、ベーシックなコースで計算してみます。

>>Stargateについてもっと知る

総額 258,613円

項目金額日本円換算
学費(授業料・宿泊費)890ドル124,600円
入学金120ドル16,800円
管理費、学生証570ペソ1,596円
寮のデポジット2,500ペソ7,000円
空港ピックアップ1,500ペソ4,200円
水道光熱費2,000ペソ5,600円
SSP手続き費用11,800ペソ33,040円
教材費1,000ペソ2,800円
通信費299ペソ837円
航空券35,660円35,660円
海外保険料6,480円6,480円
お小遣い20,000円20,000円

迷ったらココ!CIA×Regular ESLコース×4人部屋

CIAはセブ島を代表する語学学校のひとつ。その魅力はなんといっても、授業の上質さと学校施設の充実度合い!英語をしっかり勉強したい人はもちろん、英語初心者にも人気の学校です。

1日45分×10コマの、スタンダードなコースで試算しましょう。

>>CIAについてもっと知る

総額 292,037円

項目金額日本円換算
学費(授業料・宿泊費)1,050ドル157,500円
入学金100ドル15,000円
管理費、学生証1,700ペソ4,760円
寮のデポジット2,500ペソ7,000円
空港ピックアップ1,000ペソ2,800円
水道光熱費1,500ペソ4,200円
SSP手続き費用12,500ペソ35,000円
教材費1,000ペソ2,800円
通信費299ペソ837円
航空券35,660円35,660円
海外保険料6,480円6,480円
お小遣い20,000円20,000円

勉強重視!CG Academy Sparta×Sparta Course×4人部屋

CG Academy Spartaはその名の通り、スパルタ式の語学学校。みっちり英語を勉強できる環境なので、短期間で英語力を伸ばしたい人におすすめな留学先です。

1日45分×最大12コマの基本コースで計算していきます。

>>CG Academy Spartaについてもっと知る

総額 253,977円

項目金額日本円換算
学費(授業料・宿泊費)870ドル130,500円
入学金100ドル15,000円
管理費、学生証1,000ペソ2,800円
寮のデポジット※500ペソ1,400円
空港ピックアップ1,200ペソ3,360円
水道光熱費1,250ペソ3,500円
SSP手続き費用11,300ペソ31,640円
教材費1,000ペソ2,800円
通信費299ペソ837円
航空券35,660円35,660円
海外保険料6,480円6,480円
お小遣い20,000円20,000円

なおCG Academy Spartaは退寮の際、使用量に応じたエアコン代が寮のデポジットから差し引かれ、残った金額が返金されるという仕組みを採用しています。

今回はデポジットを全額エアコン使用代として支払った、と仮定してシミュレーションしました。

部屋タイプを変えると費用はどうなる?1人部屋/2人部屋

人によっては1人部屋(2人部屋)で過ごしたいと考えることもあるでしょう。

部屋タイプを変えると料金はどれだけ高くなるのか?こちらも試算しました。先ほどの計算から部屋タイプだけが変わり、学費と総額が変動しています。

ざっくり言うと4人部屋→2人部屋で+2万円、4人部屋→1人部屋で+4万円高くなります

部屋タイプ学費学費(円)総額
4人部屋890ドル124,600円258,613円
2人部屋1,100ドル154,000円288,013円
1人部屋1,400ドル196,000円330,013円

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支払いタイミング&支払い金額もシミュレーション

ここからは、実際留学に行くと決めたらいつ頃何円くらいの支払いが必要になるか?も考えていきます。

1:申込時

入学申込のタイミングでまずは入学金を支払います。金額はだいたい1.5~2万円です。

2:渡航6週間前まで

留学Voiceでは、渡航6週間前までに学費(授業料・宿泊費)をお支払いいただく仕組みになっています。

学校やコース、選んだ寮の部屋タイプにもよりますが、支払金額は13~18万円円程度です。

3:渡航前まで

航空券や海外保険、パスポートなど、渡航の準備をします。必要に応じて、タオルや電子辞書など、留学生活にいるものも買っておきましょう。

航空券の値段次第ですが、7~10万円ほどかかります。

4:渡航直後~入学してすぐ

渡航してから支払う費用は全てペソになります。両替については、登校初日のオリエンテーションで教えてくれるので安心。

ペソを入手したら、”現地で学校に支払うお金”、いわゆる現地費用の支払いをします。

学校ごとに現地費用として支払う項目は変わりますが、SSP手続費用・水道光熱費・寮のデポジットなどが該当し、およそ1万7000ペソ(約5万円)の現金が必要です。

この金額はレートによって変わるので、現金は少し多めに持って行くのがおすすめです。

5:留学生活中

レストランで食事をしたり、レジャーを楽しんだりといった費用が該当します。これは先ほどのシミュレーションで「お小遣い」として設定していた部分にあたります。

6:卒業~帰国時

退寮や卒業を迎えるときには、寮のデポジットが返金されたり、破損した備品の弁償金が発生したりすることがあります。学校によっては、水道光熱費の使いすぎ分を支払う場合もありますね。

フィリピン留学はおすすめじゃない!?2週間の留学でも効果はあるか

フィリピン語学留学の費用

フィリピン留学の情報を集めていると「フィリピン留学はおすすめしない」というフレーズを目にするかもしれません。

また、留学期間2週間で本当に効果はあるか?お金はムダにならないか?と不安を感じることもあるでしょう。

ここからは「2週間のフィリピン留学は本当に行く価値があるか?」を考えていきます。

フィリピン留学が「おすすめしない」と言われる理由

「留学費用がリーズナブル」「英語初心者でも安心」と人気の高いフィリピン留学ですが、もちろんデメリットや気をつけたい点も存在します。

簡単にまとめると「思ったより勉強が大変!」「日本とフィリピンとのギャップになじめない!」ことが注意点として挙げられます。

  • カリキュラムはややスパルタ傾向(毎日6〜8時間の学習、主にマンツーマンレッスン)
  • イギリスやアメリカのようなネイティブ発音は学べない
  • 場所によってはネット環境が不安定
  • 水道水や屋台の料理は衛生面で不安があり、お腹を壊すことも
  • 気候や環境の関係で虫が多く、虫嫌いの人には厳しい面も
  • シャワーの水圧が弱めの寮や施設もある
  • 治安があまり良くない地域もあるため注意が必要
  • 日本人や他のアジア圏の留学生が多く、多国籍な雰囲気はやや控えめ

とはいえ、「フィリピン留学に行って本当に良かった!」という声が多いのも事実です。日本とは異なる文化や暮らしを実際に体験するのは、留学ならではの面白さでもありますよね。

生活の違いもポジティブに捉えて、フィリピン留学を思いっきり楽しんでみてはいかがでしょうか。

2週間留学でどれくらい効果は出る?

実際のところ、2週間の留学ではどれくらいの効果があるのか?Stargateで2週間勉強をしたことのあるスタッフSさんに話を聞いてみました。

英語力ゼロで留学したというSさんは、2週間の留学でかなり相手の言っていることが分かるようになったそう。

ただ自分で話すのはまだハードルを感じたとのことでした。もちろん留学する前に比べたら「英語で話す」ことに対するハードルはかなり低くなったので、それだけでも大きな成果だったから、2週間の留学でもちゃんと効果は感じられたとのことでした。

留学費用が高い!節約のコツを紹介

イギリスやアメリカなどよりは安くとも、フィリピン留学の費用も大きな金額であることはたしか。留学費用を節約するアイデアを紹介します。

航空券を早めに取る

飛行機のチケットは搭乗日が近いほど金額の上がる仕組みになっています。留学日程が決まったらなるべく早く航空券を予約しましょう。

条件次第では数倍の値段差が出てきます。

語学学校・コース・部屋タイプを見直す

留学する学校や申し込むコース、寮の部屋タイプを変えるだけでも数万円の節約が可能です。

特に簡単なのは、寮の部屋タイプをなるべく内部寮・大部屋にすること。さきほどシミュレートしたように、簡単に2万円4万円などの節約が可能です。

そう簡単に変えられる部分ではないので難しいですが、もし費用面で困っていることがあれば、チャット相談・カウンセリングも可能なので、お気軽にご連絡ください。

インスタで相談
line相談

留学時期を変える

留学時期によっても費用は変わります。

例えば夏は繁忙期なので追加料金が発生することもあります。また世間が夏休みシーズンなので飛行機代も高くなりやすいです。

逆に、時期によっては学校がセール(プロモーション)をするので、その分お安く留学が可能です。

留学エージェントによっては割引の有無を教えてくれないこともありますが、留学Voiceは今使える割引を全て確認し、最安で行けるようお見積もりします!

留学ボイスなら手数料なし!その分安く留学できる

一般的に留学エージェントを利用して申込をすると、エージェント利用手数料がかかります。手数料は3万~30万が相場と言われていて、なかなかいいお値段です。

しかし留学ボイスは利用手数料0円!学校の料金そのままの、最安値で留学ができます!

まとめ

2週間のフィリピン留学に必要な費用と、留学の効果、短期留学におすすめな語学学校について紹介してきました。

もし気になる学校があれば、気軽に「××の学校について知りたい!」と連絡してくださいね。

ほかにも気になること、留学について不安に思っていることがあれば、気軽にカウンセラーに相談してみてください。

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(参考)

パスポート|東京都生活文化スポーツ局

パスポートの氏名と間違って申し込みをしてしまいました。(JAL 国内ツアー・海外ツアーに関するQ&A)

千代田区ホームページ - 戸籍の証明書

Philippine Embassy – Tokyo, Japan | 無査証短期滞在

フィリピン入国管理局の規定改定 SSP I CARD の支払いについて(CPILS)

GoSURF - Consumable Mobile Data Promos - Globe Prepaid