JICAボランティアになろう! 青年海外協力隊編

青年海外協力隊は電車内での広告などで知っているひとは多いかもしれません。青年海外協力隊は若い日本人を海外の支援が必要な国々に派遣し、専門技術などで貢献するボランティアプログラムです。青年海外協力隊に参加経験のあるJさんに聞いてきました。Jさんはカリブ海地方に派遣され、環境面での支援を行っていました。

海外ボランティア

JICAボランティアって

JICA(日本国際協力機構)は1960年から、発展途上国へ開発支援のために役立つ技術や経験を伝えるためにボランティアを派遣しています。JICAボランティアには主に4種類あります。青年海外協力隊、シニア海外ボランティア、日系社会青年ボランティア、日系社会シニア・ボランティアの4つです。今回は青年海外協力隊について紹介していきます。(ほかのJICAボランティアについても引き続き書いてきます!)

青年海外協力隊

青年海外協力隊では開発途上国にいる人々のために、生かせる経験や技術を持った人々をを派遣し、現地の人と共に生活しながら協力し、国づくりの手助けをするボランティアプログラムです。青年海外協力隊では毎年春と秋の2回募集を行って、原則2年間派遣します。(短期しかできないという人はこちら)派遣先は現在73か国あります。JICAボランティアに選ばれると渡航前に日本国内での研修があります。

青年海外協力隊はボランティアですが、参加者は金銭面などでの支援を受けることが可能です。現地生活費、住居費、渡航費、活動経費などが支給されます。活動終了後には、日本で社会復帰をするための国内手当などの援助も受けることができます。派遣に伴う保険や災害補償、共済制度なども充実しています。

官公庁や一部企業で働いている人は現職参加をすることも可能です。現職参加とは派遣前の所属先に身分を残したまま参加するための制度です。JICAは働く人の所属先推薦制度、派遣期間選択制度、派遣中の人材補てん制度など、現職参加のための様々な制度を設けています。

海外ボランティア

どんなボランティア活動ができる?

現在募集されている職種のある分野は

  • 行政・計画
  • 商業・観光
  • 公共・交易事業
  • 人的資源
  • 農林水産
  • 保険・医療
  • 鉱工業
  • 社会福祉
  • エネルギー

などです。これらの分野の中で特に自分の専門がなくても青年海外協力隊に参加青年海外協力隊に参加することはできます。それぞれの分野に関連した教育や福祉などでは資格がなくても参加できるケースが多いそうです。但し、これらの資格や技能なしで応募できる職種は人気が高いそうです。資格がなくても応募できるといっても、もしも資格を持っている場合には優遇される傾向にあります。

派遣が決定するとその分野についても研修が日本国内で行われることになるので、事前の準備も心配入りません。

海外のこどもたち

応募資格は?

応募期間終了時現在満20歳から39歳の日本国籍を持つ人なら誰でも応募することはできます。但し、職種によっては特別な経験や資格を求められることがあるので注意しましょう。研修制度が充実しているため、言語が出来なくても応募できます。稀にですが、必要な経験や資格がなくても熱意をもってアピールすると、要項を満たしていなくても選ばれることがあるんだとか。Jさんは環境の担当として応募しましたが、それまで環境に関する勉強や業務の経験は皆無で、ただただ青年海外協力隊に参加したいために熱意をアピールして見事採用されたそうです。

おわりに ~Jさんから~

青年海外協力隊はボランティア活動なので留学とは違いますが、ボランティアが好きで、海外が好きな人にはかなりおすすめです。待遇が良いことや支援する事業の幅が広いことなど、他のボランティアにはない魅力がたくさんあります。様々な制度のおかげで、学生だけではなく社会人でも参加しやすくなっているので、様々な人が自分の技術や経験をシェアして支援をしていくことができます。

協力隊の活動は楽しいばかりだけではなく、大変なこともたくさんあります。自分とは違う文化や考え方を持つ人と働くことは大変で、途中で諦めそうになることも必ずあると思います。それでもこの2年間で経験したことは自分を成長させてくれましたし、新たな目標を見つけさせてくれました。これからも多くの人が参加して支援が続いていってほしいです。ちょっとでも興味をもったら、応募してほしいと思います。

Jさんありがとうございました!

参考

http://www.jica.go.jp/volunteer/application/seinen/

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