スイスの大学における学校や生徒の雰囲気とは?

スイスのクリスマス

試験期間真っ最中でクリスマスマーケットにいまだに行けていないスイスに留学中のkuraraです!今回はスイスの大学の雰囲気についてご紹介いたします。

スイスの大学の中の様子とは?

ヨーロッパに留学するともれなく期待してしまうのが、洋館のような建物での勉学!

大学やキャンパスによって意外と近代的で驚きます。

私のキャンパスは比較的新しいので(雰囲気としては昭和60年前後設立)なんだか日本にいるような気分になります・・・。

食堂がたくさん併設されていて、お昼休みは長蛇の列です。

1食当たり650円~1500円となかなかのお値段です(学割適用しても)。

キャンパス内であれば買った食事をお盆に乗せたままどこへ持ち出しても全然大丈夫、授業中に食べていても特に気にしない様子です。

スイスの大学における生徒の年齢層

スイスにおいては州にもよりますが大学進学率が大体20%と言われており、年齢層も幅広いのが印象的です。

同じ課程でも22歳だったり32歳だったりしますが(大体修士1年生だと22歳~24歳が私の周りには多いです)

全く誰も年齢は気にしませんし、たとえ時間をかけて勉学に励んでいたとしても馬鹿にされているところを目の当たりにしたことは一度もありません。

スイスへの留学生は多いの?

特に留学生が多いのは経済と化学系分野です。

留学生が600名前後いるという私の大学において一番多いのは中国人、その次によく知り合うのはスカンディナビアンです。

彼らのコミュニティがすぐ形成されるほど、スイスではそれらの地域からの留学生が多い傾向にあるようです。

 

一方、日本人はマイノリティに分類され、私の学部には私しかいません。

日本からの留学生は圧倒的に少ないと思います。

私が大学の留学生向けワークショップで把握した日本人の数は4人、語学コースで知り合った日本人学生に聞いてみたところ、1学期のみの交換留学生が10人弱いると言っていました。

スイス

図書館は激混み!

日本の大学で試験中に図書館に行っても席の争奪戦になったことはなかったのですが、こちらの学生はとにかくよく図書館で勉強しています。

試験が近づいてくると、朝の10時には、ほぼ図書館の自習ペースは満席になっています。

そして、全然帰らない!夜の7時くらいになると帰路につきはじめます。

サークル活動はない?!

日本で大学に入学したら履修登録よりも大事なのが(?)サークルに入ることです!

が、こちらの大学には基本的にそのようなシステムはありません。

私の大学ではボランティア団体や生徒会など20前後の団体があるようですが、勧誘活動も広報活動もほとんどないです(そもそも入学式がなかった…)。

皆授業が終わると趣味や勉強、バイトに勤しんでいるみたいです。

授業の終わりには拍手または机をコンコン?!

初めてスイスで授業を受けてびっくりしたのは、授業が終わった後“机をコンコン”する所作!

「何か先生にブーイングでも?!」と勘違いしましたが、その後拍手の代わりであると判明しました。

日本だったら普通の授業が終わっても拍手なんてしませんよね・・・。

ちなみに外部からの講師が来る場合や大きな教室での授業の場合は机をコンコンせず拍手します。

この2種類の称賛の仕方の違いはいまだによく理解できていません。

どこでも座るしどこでも勉強する

上述のように図書館は常に混んでいます。

それもあってか学生は本当にどこでも勉強しています。階段でも踊り場でも・・・。

そんなところに座っていると怒られるような気がしますが、みんなやっているうえ、先生も「そこらへんで小さいグループを作ってディスカッションしなさい」と指示してきます。

これもちょっとしたカルチャーショックです。

よく学校内でイベントやパーティーを開催している

大学は研究する場所である、という考え方からなのかもしれませんが、頻繁に講師を呼んでその後懇親会を行なっています。

対象でない限りはその懇親会パーティーに参加できないのですが、学生だけのコミュニティに限定されていないことがうかがえて、通りすがりでも大学がイベント仕様に装飾されているのをみるとこちらもワクワクしてきますし、勉強だけの場所ではないと思えます。

 

いかがでしたでしょうか?

少しでもスイスの大学の様子がわかると留学後の自分のイメージがしやすくなって準備が楽しく感じられると嬉しいです!

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