
グラナダはスペイン南西部に位置する、古くから異文化の融合した都市です。スペインの国内・国外両方から旅行者が訪れる観光地ですが、マドリードやバルセロナよりもこじんまりとした素敵な街です。
スペインやフランスに留学していたら、ちょっと足を延ばしてみてください。
グラナダってどんな街?
グラナダは様々な宗教や建築形式など文化の混じり合ったとてもユニークな都市です。街の一方には大聖堂があり、もう一方にはアルハンブラ宮殿を始めとするイスラムを象徴するような建築、そしてさらに丘の上まで行くとユダヤ教のシナゴーグがあります。
いろんな民族や文化の人々が生活した歴史を感じることができます。料理もアラビックな料理から外国人がスペイン料理ですぐにイメージするようなイベリコ豚やパエリアまで様々なものが楽しめます。
アルハンブラ宮殿へ行ってみよう!
グラナダといえば、アルハンブラ宮殿が有名です。

アルハンブラ宮殿は混雑している夏には事前予約をしなければ行けないほどですが、冬だとすんなり入場できました。見学・入場したい内容によってチケットの種類も様々です。すごく広いので、時間を多めにみて見学に行くことがおすすめです。
フラメンコ発祥の地
また、グラナダはフラメンコ発祥の地ともいわれ、フラメンコが上演される洞窟の中のレストランなどがたくさんあります。一般的にはショーとドリンクがセットの料金が設定されていますが、レストランの場合、お食事も追加ですることができます。お値段は€20〜です。
グラナダの気候
グラナダはスペイン国内でも南の方にあります。わたしはグラナダへ向かう直前まで北の方にいたので、暖かくなるかなーと思って行きましたが、実際は山間地域になるので朝と夜には気温は冷え込みます。ただ、昼間は快晴が多く、日差しはとってもあたたかいです。
服装は寒暖差に対応できるような服装で行きましょう。冬は簡単に脱げてかさばりすぎず、かつあたたかいマフラーや手袋、夏であれば薄手のジャケットや春夏用スカーフなどがあるといいでしょう。
グラナダ市街での移動と宿泊
グラナダはどこに泊まるかにもよりますが、ほぼ徒歩での移動が可能です。グラナダはやはり観光地であるので、ホステルやホテルは充実しています。ホステルやホテルの場合、街の中心地の中にあるので、徒歩だけで十分移動ができるでしょう。
もちろん、Airbnbの物件も充実しています。わたしは街の中心地から徒歩20分ほどにあるマンションに住んでいるホストの一部屋をお借りしました。滞在中はそのマンションから友人と二人で街まで歩いていましたが、もともと歩くことが好きなのもあって、楽しく歩ける距離でした。
ただ、街の中心地はバスターミナルやRENFE(国鉄)の駅から少し離れているので、荷物が多くてもタクシーは使いたくないという場合には中心地から少し離れていても列車やバスの駅に近い方がおすすめです。
タパスにトライ
スペインと言えばタパス!なのですが、みなさんタパスとはなにかご存知ですか?
タパスとは伝統的にはワインやビールなどのアルコールが、 おつまみのような小皿料理とセットで提供されるメニューのことです。
しかし、現在ではマドリードなどグラナダ以外の都市では、タパスというと必ずしも、小皿料理と共に提供されるドリンクを示すわけではなく、ただの小皿料理を意味することも。グラナダはスペインの中でも数少ない伝統的なタパスが体験できる街なのです。

タパスと一口に言っても、お店によって出て来るお料理は様々です。タパスはドリンクのオーダーを重ねるごとに、料理がどんどん豪華になっていくのが伝統式です。
なので、一つのバーやレストランで時間をかけて、たくさん注文することがおすすめです。タパスが提供されるようなお店では、ドリンクだけのオーダーで、ちゃんとしたお料理を一皿も注文しなくてもちろんOKです。
おわりに
個人的には冬のグラナダとっても楽しかったので、みなさまにもおすすめです。マドリードやバルセロナよりも小さい街なので、徒歩でどこへでも行けるのは経済的で便利でした。
冬であったためか、観光客が多すぎなかったのも良かったです。ただし、英語が伝わる場所はマドリードよりも圧倒的に少ないので、スペイン語が話せる人と行く、もしくは日常会話程度のスペイン語を身に着けてから行くと良いかもしれません。また、マドリードよりもグラナダの方が乞食の人や押し売りが多い印象でした。治安には注意が必要です。
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