フランスでのインターンシップ(スタージュ)の実情 ~STEP1 計画~
最近では、主に日本の大学生が就職活動をする上でアピールポイントとなる“インターンシップ”。
インターンシップは学生だけでなく社会人となっても受けることができる職業体験のような制度です。
海外でできるならぜひ経験したいけど…どっちがいいのか悩んでいるそこのあなた!
フランスと日本ではどのように違うのでしょうか?まず特徴からみてみましょう!
フランスと日本でのインターンシップの違いとは?
大きな違いは期間の長さです。
日本は最短1日から最長2週間くらいまでのインターンシップが主流ですが、フランスに限らず欧米では1か月から3か月が通常です。
日本では、自分で応募して短期のインターンシップを複数経験したというアピールすることが多いようですが、フランスでは学校のカリキュラムに入っており卒業必要単位としてカウントが多く、成績にも直結します。
受け入れる側も態度がよろしくない学生がいると次学年の受け入れを再検討するので、インターンシップの学生に求めるものは社会人とあまり大差がない印象をフランスでは受けました。
私自身、フランスだけでなく日本の企業でもインターンシップの経験があり、後に受け入れる側となりましたが、短期でのインターンシップはどちらかというと、この業界を知ってもらうためという側面が強く、座談会やPR動画を視聴するなどの時間が設けられていることが多いです。
あくまで個人的な意見ですが、インターンシップをしていたからといって必ずしもその受け入れ先への就職活動時に有利であるというわけではないといえます。
フランスでインターンシップをしようと思った理由
私がフランスでのインターンシップを希望した動機は、日本でそのような経験をしている学生はほとんどおらず、インパクトが強いと感じたからです。
公用語が英語の国だと、英語しか話せないと思われやすいですが、そのほかの国ならたとえ仕事場では日本語や英語を話したとしても、生活の場では現地語(私の場合はフランス語)を話す必要があった、とアピールすることができ「日・英・仏のトリリンガル?!」と思ってもらえそうだ!と思ったのです。
また、せっかくなら休みの日に観光したい国がいいなぁというのも動機のひとつです。その国の食や文化に興味がないと、慣れない海外での長期滞在はつらくなる可能性があるので、人生で一度は絶対に行ってみたい国にするのがよいと思います。
フランスでのインターンシップに向けて準備したこと
私の場合、専攻と直接関係のある分野の企業へインターンシップをしましたが、その企業の特性や競合他社、取引先などは事前に調べました。インターンシップが始まると業務に必要な最低限の知識は教えてくれますが、事前に覚えていればその分の時間が省け、より実践的な業務に携わるチャンスが増えます。
何でもわからないことは教えてもらうのではなく、何がわかっていればよいのかを考え、自分でできる範囲で知っておくという姿勢はその後どこにいても活かせるのでぜひトライしてほしいです。
フランス語だけでなく、英語もある程度会話はできるように準備しました。フランス語よりも英語のほうが義務教育で長く勉強しているので知っている単語も多く、それだけで生活することは意外とできます。
ちなみに当時の語学力は、フランス語・・・あいさつ程度、英語・・・TOEIC600前後でした。
全然トリリンガルとは言えない状況ですが、それでもなんとかなりました。本当に。
当時インターンシップは今ほど求められていなかったので、フランスでのインターンシップ経験というのは非常にめずらしく、前述の通り語学力が高くなくともツッコまれることなく、堂々と「海外での長期インターンシップ」として自己アピールに使うことができました。
次回フランスでのインターンシップに向けた事前準備についてもう少し掘り下げていきます!
フランスでのインターンシップ(スタージュ)の実情 ~STEP2 事前準備~
フランスでのインターンシップ(スタージュ)の実情 ~STEP3 滞在してからの生活スケジュール~
フランスでのインターンシップ(スタージュ)の実情 ~STEP4 いろいろな疑問や不安を解消しよう~
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