【超リアル体験談】フィジー留学に向かない3つのタイプ
「フィジー留学って安いって聞くけど実際どうなの?」
「実際にフィジー留学した人の話が聞きたい!」
そんな悩みを持ってこのページにたどり着いたのではないでしょうか?
私も留学前は色々な人の体験談を読み漁りました。でもどの体験談も結局いいことしか書いておらず、マイナスな部分は隠していたように感じました。私が本当に知りたかったのは留学生の”リアルな声”でした。
なぜ私が最終的にフィジーを留学先として選んだのか、実際に留学してみてどうだったのか、その全てをみなさんにお話します。
留学先が決められない、何か決め手となるものが欲しいといった方にぜひ読んでもらいたい記事になっています。
留学しようと思ったキッカケ
もともと海外には興味があったのですが、「英語が話せたらかっこいいな」という程度で本気で勉強したことはありませんでした。大学時代に海外に行ったのは3回。その3回共英語が話せる友人と行ったので、旅行中困ることはありませんでした。ただ、流暢に英語を操る友人がとてもカッコよく、その時に「話せたらいいな」から「話したい!」という気持ちに変わったのを覚えています。
大学を卒業して入った会社で、しばらくの間がんばってやっていこうと思っていたのですが、私の気持ちはすでに海外に向いていました。一度そうなってしまうと、仕事に身が入らなくなり、「どうせいつか辞めるから」というスタンスで仕事をするようになってしまいました。
社会人になって気付けば文句ばかりを言っている日々になり、そんな毎日に嫌気がさして見切り発車で会社を辞めて留学することを決めたのです。
留学先にフィジーを選んだ理由
海外についてあまり知識がなかったのでどこの国に留学しようか決めかねていました。
日本の学校教育はアメリカ英語なのでアメリカの学校に行こうかとも思ったのですが、調べてみると学費がかなり高く、その時あった貯金では厳しいことがわかりました。もちろんお金を貯めてから渡航と言う手段もあったのですが、熱し易く冷め易い私の性格が心配だったので、間髪を入れずに旅立ちたかったのです。
自分の貯金額と相談したときに選べる選択肢として、フィリピン留学とフィジー留学がありました。何が決め手になったのかというと、フィジー留学のパンフレットに現地の人の満面の笑みと共に【世界で最も幸せな国】と書いてあり、単純にそのキャッチフレーズに惹かれました。
正直フィリピンに対してそれほど良いイメージはなく気が進まなかったのもあります。
留学先をフィジーに決めたものの実は渡航前はフィジーについての知識は全くありませんでした。
渡航前の英語力
初めての留学で、半ば思いつきで飛び出した部分があったので、英語力はほぼゼロ。どれだけできなかったのかと言うと、ホームスティ先の家族に自己紹介ができないレベルでした。
全く話せないと自分でもわかっていたので、日本を発つ前にホストファミリー向けに手紙を書き、初日に読んで渡しました。その内容は「I like japanese foods. We are a family of 5.」のような、本当に初歩的なものでした。(笑)
ある程度の語学力があることに越したことはありませんが、フィジー留学は英語力がなくても大丈夫です。現に私がそうでした。ちゃんと真面目に勉強すれば、たったワンセミスター(3ヶ月半)でも驚くほど成長できますよ!
フィジー留学のリアル
日本人が多い
日本人が多いとは聞いていましたが、想像以上に多くてびっくりしました。ですが同時に安心した自分もいました。英語が全く話せなかったので、日本語でコミュニケーションがとれる安心感は計り知れないものでした。景色は南国、そこにいる人は日本人といった感じです。
英語が第二言語
フィジーにはフィジアンとインディアンがいます。フィジアンはフィジー語、インディアンはヒンドゥー語を母国語とするので、彼らにとって英語は第二言語です。正直な話、英語の発音はネイティブではありません。
私はインディアンの家庭にお世話になったのですが、ホストファミリー同士の会話はヒンドゥー、私との会話は英語というように使い分けられていました。ホームスティをすると勝手に毎日英語のシャワーを浴びられると思っている人は、この現実は知っておかなければいけないでしょう。
ホームスティの実情
ホームスティと聞くと、なんだかおしゃれな家を想像しませんか?フィジーは裕福な国ではありません。テレビで見るような外国の家に住めると思ったらその考えは捨てた方がいいです。実際に私が暮らしていたときに、断水が起こり5日間ほど水が使えないことがありました。その時は、タンクに貯めていた水で1日に使う水を制限しなんとかやりくりをしました。あと、ボイラーのトラブルで暖かいお湯が出ない日も何日かありました。
語学学校の授業の進め方
入学した日に英語のテストを受けます。そのテスト結果をもとに7クラスに分けられたのですが、私はレベル2からのスタートでした。1クラス13〜15人程度なので質問は比較的しやすかったです。学校全体でEOP(English Only Policy)というスローガンを掲げていて、学校内では英語以外の言語では話してはいけません。ただ、同じレベルの人がクラスメイトなので、お互いにコミュニケーションを取ろうとしても、レベル2では単語しか出てこず結構苦労しました。
治安が悪い
フィジーは治安が悪いです。”フィジーアタック”と呼ばれるものがあり、日本人留学生を狙った強盗が多発していました。学校からも注意発起が度々あり、夜道は絶対に歩かない、明るい時間の登下校でもなるべく1人にはならない、等気をつけていました。
フィジー留学に向かない3タイプの人
日本人コミュニティが好き
これがフィジー留学に1番向いていないタイプの人間です。先生以外はほぼ日本人です。街の中心までも歩いていけるので、放課後に買い物に行ったり、カフェに行ったりする学生が多かったです。私は可能な限り英語と触れ合っていたかったので、誘いを断りホームスティ先にまっすぐ帰っていました。
すでに英語力がかなり高い人
主観ですが、フィジー留学は初級・中級者向けだと思っています。「これから英語を始めたい」という人には、フィジアンが話すゆっくりな英語がちょうどいいと思います。ただ上級者の人にとっては、やや物足りない気がします。
不便なことを楽しめない人
フィジーに暮らしていると、「なんでこんなものもないんだ」「聞いていた話と違う」っていうこと結構あるんです。私が住んでいたのはたった3ヶ月半でしたが、こんなことを思ったのは数えきれないほどあります。私の場合、「まぁでもなんか面白いからいっか♩」と切り替えることができたので、フィジーを全力で楽しむことができました。周りも私みたいな人が多く、ある程度楽観的に物事を考えられる人たちでした。
フィジー留学で、実際に英語力は伸びたのか
みなさんが一番気になるところだと思います。結論から話すと、英語力は伸びました。
私は3ヶ月半(ワンセミスター)滞在したのですが、期間中テストを2回受けてレベル2のクラスからレベル4のクラスまで上がることができました。
私はホストファミリーを徹底的に利用させてもらいました。誘われたイベントはどこへでもついていき、家では常にリビングで待機し英語を使える機会を探していました。他にも街に行ったら公園で暇そうにしている人たちに話しかけたりもしていました。彼らは基本おしゃべりが大好きなので、何時間でも付き合ってくれます。本人が英語環境を意識的に作ればいくらでも英語力を伸ばせられる場所です。
魅力もいっぱいあるフィジー留学!
フィジー留学のマイナスな部分も多く紹介しましたが、私はフィジーに留学して良かったと心から思ってますし、自信を持って人に勧めることができます。
確かに日本人が多いですが、学校では先生に積極的に話しかける、ホストファミリーと常に一緒にいるなど勉強方法はいくらでもあります。
フィジーの1番の魅力は現地に住んでいる人です。世界で最も幸せな国というキャッチコピーは嘘ではありませんでした。出会う人出会う人口を揃えて「自分の国が大好きだ」と言っていたのが印象的でした。自信を持って「日本が大好きだ」と言える人は、一体日本全体で何人いるでしょう。幸せは伝染すると言いますが、私はフィジーに住んでいる間、多くの幸せをもらいました。不便なことも多かったですが、その不便を楽しみ今あるものにいかに感謝をすることができるかが、留学生活を豊かにするポイントだと思っています。
フィジー留学をしたら、英語はもちろん生きる力も学べること間違いありません。
まとめ
フィジー留学のリアル、いかがでしたか?フィジーに限らず、海外の生活は未知のもの。臆せず、チャレンジしてみてください。
特に語学力に自信がない方は、留学エージェントを活用すると安心。現地の情報や、手配などもお任せできます。
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