オーストラリアで永住権を取得しよう!メリットや取得方法は?
「すでに結婚を考えているパートナーと出会った」
「もう少しオーストラリアのスローライフを楽しみたい」
などオーストラリアを一度訪れた人は、綺麗な海や自然、ゆったりとした時間、周囲を気にしない自由な生活など、ずっと住んでいたくなりますよね。
オーストラリアは生活の質、医療や教育、経済や政治的な自由といった分野でも、世界の中でも住みやすい国と言われています。
永住権をゲットすれば日本国籍の私たちもオーストラリアに期限なく居続けられることができます!
その他にも永住権を取得することで、オーストラリアでとても生活しやすくなります。
今回は具体的には永住権ゲットすることでどんな利点があるのかについてお話していきます!
■永住権をもつメリット
・オーストラリアに一生滞在することができる。
これはもちろんです!ビザが切れる期限が迫るたびに気にかけなくてもよくなりますし、 出入国が自由にできるようになります。
・外国人価格でなく、オーストラリア人価格として利用できるようになる。
大学等に行く場合もローカルと外国人とでは金額が違います。
これらすべてオーストラリア人と同じ価格で利用できるようになります。
・メディカルケア(国民保険)に加入できる。
国内の公立病院での費用が無料になります。子供ができた時も無料になりますよ。
・失業保険がうけられる
オーストラリアはこのような生活保障が手厚いとされています。
2年滞在後には仕事が見つからない期間は無期限で失業手当を受け取ることができます。
・仕事が見つけやすくなる。
(ビザの期限や就労に関する制限がないため採用してくれる会社も多くなります。)
■永住権獲得後の国籍はどうなる?
永住権を取得してもパスポートは日本のまま、国籍も日本人のままです。
永住権取得後2年滞在すると「市民権」を申請でき、オーストラリア市民申請を行うことができます。ただ、私の周りの永住権を持つ日本人は多くの方が国籍は「日本のまま」にしている方が多くいました。
■永住権を取得後、申請時の方向性とは変わってしまった場合。
一旦永住権を取得したらパートナーと別れてしまっても、職業を変えても永住権を取り消されることはありませんので、その後もオーストラリアに滞在することができます!!
永住権を取得したあとであればそのあとに日本人の結婚した場合、新しいパートナーの方も今度はあなたがスポンサーとなってパートナービザを申請できます。
つまり永住権を取得すれば無敵です!!!!笑
■永住権取得の道のり
英語だけでなく自身のスキルをつけて永住権までゲットできちゃう!
なんてことができたら理想的ですよね。
そのための流れやどのような職種が永住権を獲得できるのかご紹介していきます!
永住権を取得するため道のりは様々ですが、大きく二つ手段があります。
1、自分の技術を生かす
2、オーストラリア人または永住権を持っている人とパートナーになる
大きく分類するとどちらかに当てはまります。
2のパートナービザに関してはローカルの人と出会いスポンサーになってもらうことでビザをゲットできますが、自分自身で永住権をゲットしたいという方に1の自分の技術を生かして永住権を取得する方法をご紹介します。
この方法であれば
例えば「日本人同士のカップル」や、「日本とブラジル人」のカップルなど、お互いに多国籍であっても、どちらが技術を習得し、永住権を取得できれば、相手はその永住権にのっかり、パートナー申請を進めれば、2人でオーストラリアに移住し続けることもできます。
ただ、大前提にパートナーを見つけて永住権を申請するよりも、自分自身で技術を身に着けてから申請するものですので、学校に行く費用や取得まで時間を要し、「よりハードな獲得方法」と言えます!!!
また、2018年3月にビザの制度に変更があり、以前より条件が厳しくなりました。
これまでは日本人向けの求人もあり、学歴は問わず専門性があれば適用されることもあったため、移住する人が多くいました。
しかし、オーストラリアの失業率が高まったことが原因で、外国人労働者を制限する政策をとったからです。
このことをよく理解した上で、永住権取得を目標としてもらえたらと思います。
■独立技術ビザ(Skilled Independent Subclass 189 visa)とは?
独立移住ビザとは最も一般的な移住ビザで、若く学歴と技能があり、オーストラリアで就職することを問題ないとされた場合に申請が可能となる永住権の1つです。
ポイントシステム制となっており、英語レベル・実務経験・年齢・学歴・住んでいる地域等をポイント化し、規定のポイントを満たせば申請ができるというシステムです。
職種によって合格ポイントが異なります。
オーストラリアでは専門職が不足しておりこれから紹介する職種、特に技術職においては外国人労働者を必要としている状況のため、「これらの技術を身に着けている限られた人にはビザを与えますよ」といったようなものなのです。
そのため、特に不足している職種においてはより高いポイントがもらえます。
■永住権申請までのながれ
①ビザに必要なポイントが満たしているか確認する
②スキルアセスメントを合格する
③Expression of interest(EOI)を提出する
④移民局から送られてくる招待状を待つ
⑤招待状を受け取ったら発行日から60日以内にビザの申請をする
⑥申請結果をまつ
配偶者(入籍済)、事実婚関係(未入籍)、子供、両親などの家族がいる場合はビザの申請時に同時に申請することが可能です。
ビザ発給後に申請することも可能ですが、大変なプロセスのため可能な限り同時申請を行うのが望ましいです。
■EOI申請における注意点
EOIはビザの申請ではないため申請してもブリッジングビザはおりません。
もし申請する前に保有しているビザが切れてしまう場合、オーストラリアに滞在できませんのでご注意ください。
(ほかのビザを申請する必要があります。)
つまり、ビザが切れる前に招待状を受け取る必要があります。
EOI申請後は移民局の職員が関わることはできず、システムによって自動的に審査され、タイミングやポイントを考慮しランク付けされます。
ポイントが高い人から順に招待状を受け取ることができます。
EOIの情報は更新が可能で、申請後にポイントが変わった場合はランクがあげられます。
■申請における必須の条件
・IELTS6.0以上を保有している
・年齢18歳以上45歳以下である
・65ポイント以上持っている
・スキルアセスメントを合格している
・移民局からの招待状を受け取っている
・犯罪歴・起訴歴等がない
等の条件があります!!
■永住権を獲得できる具体的な職種
・シェフ
・パティシエ
・保育士
・看護師
・車の整備士
・会計士
・大工
・電気工事士
・タイル・ブロック職人
・歯科技工士
などがあります。なのでこれらの永住権を取得できる職種の中から興味のあるものを選び、その専門学校に通い、技能をつけるというのが最短の道のりです。
職種についてはオーストラリア移民局によって突然方針を変更される場合もあります。
その場合、その職種の専門学校に通っていても永住権につながらなくなってしまう場合もありますので、ビザアドバイスの資格をもっているエージェントに相談することをお勧めします!!
また、職種によって各永住権獲得までに就学しなければいけないコースレベルや期間等が異なりますのでこちらも合わせてご相談ください。
■まとめ
永住権を取ればオーストラリア人同様の生活を送れるためビザに苦労することなく快適な生活を送ることができます。
最初に伝えておきますが、永住権を取得するまでの道のりは長く険しいものです…
審査は年々厳しくなっていますし、費用も多くかかります。
まずは学生ビザやワーホリで過ごし、オーストラリアが好きになったかたはぜひ検討してみてください!
またビザの案内ができるのは基本的にはビザコンサルタントの資格を持つ人のみとなります。
永住権関連のVISA申請については、情報が変更されることも多いため最新情報や申請が通りやすい書類準備など
正式な資格を保持している専門家に相談することをお勧めします。
永住権は一旦永住権を得たら職業を変えても永住権を取り消されることはありません!
生涯オーストラリアに住むことができますよ。
一度留学を経験している方や初めて留学に行く方でも将来海外に移住を考えている方はぜひ参考に!