語学学校の授業ってどんなことやるの?!クラスはどんな感じ?!
留学する方の多くは語学学校に通うと思います。また、これから留学を考えている方、どんな授業をやるのか気になるかと思います。ついていけるか不安ですよね。
そこで、日本とどんなことが違うのかまとめてみました。
私が通ったのは、どちらも大学付属の語学学校で、ニュージーランド1カ月とオーストラリアの6カ月間です。授業の進め方はあまり大差ありませんでした。
授業で実際に学んだこと。この日は衣類などの言い方から始まり、She has blue eyesなどの見た目の描写を言う勉強をしました。

クラス分け
入学初日に筆記と会話のクラス分けテストをします。筆記は文法重視の新聞記事などの穴埋め問題が出されます。意外と難しかったです。会話のテストは「なぜ、英語を勉強しようと思ったのか」や「将来の夢はなにか」など意外と簡単な質問でした。どちらかというと筆記より、会話のテストの方が重視される気がします。そのため、会話のスキルが弱い日本人は文法ができても下のクラスに充てられてしまうことが多いです。
以下は私が過ごしてきた中で見てきた日本人の英語レベルです。
〈Elementary〉
・相手が言っていることがほとんど理解できず、黙ってしまう
・理解できても会話で文法が組み立てられなく、ぐちゃぐちゃ、単語のみで話す人。
(授業内容はABCや、Hello! How are you?などの基本的なところをゲームを交えて勉強します。)
〈Pre-intermediate〉
・文法を組み立て、ゆっくりと何とか会話ができるが、ワンパターンの会話、フレーズのみの知識。
(このレベルから、文法の勉強をしっかりやります。)
〈Intermediate〉
・日常会話が出来るようになる。お店などでもだいぶ会話ができるようになる。
(Intermediateの生徒から一定の英語力があると認められ、IELTSなどのレベルの高い補講クラスを受けられるようになりました。)
〈Upper-Intermedia〉
・国際社会問題などのディスカッションなどもできるようになる。
・その他、ディスカッションに特化したクラスなど学校によって特別なクラスがあったりします。
各レベルのクラスで10週間滞在し、最後の週のSpeaking、Writing、Reading、Listening 、Grammar(文法)の各それぞれのテストで一定の成績を取るとレベルが上がります。
ちなみに私はPre-intermediateから始め、Intermediateまですすみました。
授業内容
基本的には日本でやっていた英文法の勉強です。先生が文法の説明をしたり、教科書の問題やプリントをやったりと、ここは全て英語で行われているという事を除けば、あまり日本の授業と変わりません。
Pre-intermediateでやった文法をIntermediateで応用を効かせながらまたやります。同じことをやるので飽きてしまうかもしれませんが、やはり忘れてしまうので、2回繰り返すことによって、「あ、これPre-intermediateでやったな」と、思い出してもう一回やることが大事だそうです。そして定着させます。
また、私たちは日本の学校で文法は何年間も勉強していますが、意外と間違って教えられている場所も多いです。また英語で教えられたほうが実際に使っている人から教わるからか、とてもわかりやすいです。
私はこれを経験して、確かに基礎が定着して、会話がスムーズに進むようになりました。
授業はもちろん英語で進めます。最初は先生がなにを言っているのかさっぱりわからないし、他の生徒は自分よりしゃべれるように感じるし、泣きそうになりました。
ですが、1カ月もすればほとんど聞き取れるようになりました。どの子も言っているのですが、突然聞けるきるようになります(笑)そのお陰で、できるように感じていたほかの生徒の間違いも聞き取れるようになるので、やはり私と同じくらいのレベルだったのだなと感じました(笑)
ただ、自分より先に入った生徒は、その授業に慣れているだけです。そのため、慣れた後は難なくついていけます。特に日本人は文法をある程度は勉強しているので、その基盤があればすぐについていけるでしょう。慣れるまで大変ですが、絶対に大丈夫なので、諦めずに授業に集中しましょう。
辞書
先生からは翻訳機や和英辞典ではなく、スマホで英英辞典のアプリをダウンロードするのを勧められました。英語を英語で覚えるという感覚で勉強するという事が大事だそうです。なので、スマホの辞書での使用はOKです。
また、スマホを使ったゲーム学習もあります。そのため、電子辞書は留学に必要ないものなのかなと感じました。これだったら、日本でもできますね。
課外授業
先生によってはたくさん行くクラスもあります。クラスのみんなで、先生が運転するバスに乗り、ビーチに行ったり、国立公園でハイキング、シティに行ったりします。課外授業とは言いますがほぼ自由行動なので、観光です(笑)
クラスのみんなと会話が増えるイベントでもあるので、良い英語学習になりました。
日本の授業と違うところ
ディスカッションや、プレゼンテーションのなどのじっと座って先生の話を聞く授業ではなくて、アクティブな授業が多かったです。
プレゼンテーション
Pre-intermediateでは課外学習などの経験を来週までにまとめる、カンペはなし。
Intermediateにあがると「作るべき法律、なくしたほうが良い法律」など調べる必要があるお題を1日で作ってきて、カンペなしという大分スパルタなものでした。
また、そこは日本ではないので、黙って聞いている人はいません。特に社会問題系になると先生、生徒が揃って質問や意見を投げかけてくるので、答えなくてはいけない、意見を言わなくてはいけないのです。そこで台本をしっかり組むより、幅広くお題について、知る必要があったため、カンペは作らず、知識を蓄えておき、質問が来たら、その場で、考えをまとめていました。そのほうが、自分の英語力が試されるので。
ディスカッション
1日に1回はやりました。「犬と猫どっちが好きか」のようなものから、「AIは人には悪影響をあたえるか」など様々です。
やはり、他の国の留学生は、主張が強いので、たまに喧嘩のようになる事もあります。私やほかの日本人生徒もディスカッションの授業はほとんどやったことがなく、お国柄的にも意見を言うことに苦手意識があります。最初は圧倒されました。最初からは難しいので、単語一つでも発する努力をしてみるといいです。
その他
飲食が可能でした。マグカップでお茶を飲んでいる人。お腹がすいたからとリンゴやバナナ、ニンジンをかじっている人。お菓子をつまみながら授業を受けている人。ヨーグルトやシリアル、マフィンなど朝ごはんを食べる人まで。さらには先生も(笑)先生いわく、「勉強に当分は必要よ!!」だそうです。
また、椅子の上で胡坐、体育すわりをしながら受けても怒られたりしないですし、みんな自由にリラックスして授業を受けています。
まとめ
いかがでしたか。言葉も違うし、意見を問われることや発言をする授業が多く、
日本の授業スタイルと大分違うので最初は戸惑うかと思います。ですが、その違いを楽しむことが大事です。
また、クラスメイトとの異文化交流など楽しみをたくさん見つけてみてください。