留学中の愉しみの一つに、現地の伝統的なイベントに参加することがあります。今回は、タイのお正月の話です。正月といっても、元旦、2月上旬、4月中旬の3回のあります。
お正月といえば、こたつに紅白にみかんに初もうでに。。。師走の忙しさから解放され、家族友人でゆったり過ごす、日本人にとって伝統ある大切な休日、、、ですが、果たしてタイではどのように正月を過ごすのでしょうか。
正月でも暑いタイ
ご存じ、タイが位置する東南アジアは年中夏のような気候であるこで知られており、お正月だからこたつが必要になるような気温になる、なんていう奇跡はおきず笑、例にもれず正月でも暑いです。1月は乾季なので、それでも比較的涼しいですが。。。
また、日本のように正月のための特別な料理、というのはタイではありません。正月にあわせて閉まってしまうレストランも多いため、各家々、家族親戚又は友人で集まって料理を作って食べるのが主流のようです。日本のように、実家に帰省して家族と過ごす人が多いですが、日本のように、一年に一度の親戚勢ぞろい!のような大きなイベントではなく、いつもの休日よりちょっと長いから実家に帰ってきた、くらいのモチベーションの人が多いようです。
また、若い人はコンサートやバーに出かけ、カウントダウンする等、年代によって過ごし方も変わるようです。私の住む東北地方では、東北地方の民俗音楽であるモーラムのコンサートが31日から1日明朝にかけて夜通し行われていました。地方ならではのイベントですね!
旧正月
タイトルで、タイはお正月が3回?と書きましたが、さあここからが日本では体験できない正月たちです!
旧正月(Chinese New Year)はご存知の方が多いと思いますが、その英語名の通り、2月上旬ころおこなわれる中国のお正月です。華僑が従来多く、またビジネス的に成功し、影響力ある華僑がタイではこの旧正月はひょっとすると上記の正月より大きなお祭りです。
日本では、中国系の人たちがこの時期日本を訪れ、たくさんの商品を買って帰る、いわゆる爆買 が有名ですね。タイでもこれをします笑
旧正月が近くなると、デパートや商店街では中国語併記が目立ち、びっくりするくらいどこもかしこもセールをはじめます!ただでさえタイは物価が安いのに!日本人ですが私も便乗してたくさん服やカバン、日用品を購入してしまいました汗
セールだけではなく、中華系の神様を祭る神社にお参りに行ったり、中国等へ旅行へ行ったり等、正月よりもお祭りムードが見受けられました。
ソンクラーン
さあ、やってきました!タイのお正月大本命ソンクラーン!
毎年、一年で一番暑いだろうといわれる4月13日、14日、15日の三日間にわたって行われます。伝統的には、仏像や年長者の手に水を(優しく)かけてお清めをする行事ですが、この頃は日本でもタイが好きな人はご存知の通り、通行人にとりあえず(激しく)水をぶつけ掛け合う水かけ祭りで有名です。
近年ではソンクラーンが観光目玉となり、海外からもソンクラーンのためだけにタイに行く!という方も少なくはないそうです。人の多いところだと、水着にゴーグルに水鉄砲に、と、まるでなんだかサバイバルゲームみたいなお祭りになっているようです笑 道を歩いていると、横切ったトラックからホースで水をかけられたり、かけたり笑、この時期はスマホ歩きができませんね!笑
そしてこの時期は、タイ人にとって一大帰省ラッシュ!地方からの出稼ぎが多いバンコクでは、この時期人がいつもより少なく、閑散とした状態になるそうです。
また、このソンクラーンはタイだけではなく、近隣のラオスやミャンマーでも同じようなお祭りがお正月として行われます。
いかがでしたでしょうか、タイの正月たち!3回、それぞれ独自のお正月を迎えるのもタイならでは。なかなか楽しい経験になりますよ!
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