こんにちは、Mattです。
私には、9年間の中国滞在経験、2ヵ月のアメリカでのホームステイ経験、1年間の香港留学経験があります。
今回は、私がそれらの経験を通し、常々感じてきたことについて書こうと思います。
ものごとを固定観念で判断しない
みなさん、「中国」と聞いて思い浮かぶコトバは何ですか?
中国に関わりのない方々に「中国に住んでいた」と話すと、大抵の方に「危なくなかった?」と訊かれます。
私自身、移住する前まではそう思っていました。
しかし、実際に住んでみると、そうでもないことに気付きます。
確かに、私が中国に住み始めた13年前は、今ほど日本食も売られていなければ、交通機関もそこまで整備されておらず、不便だと思う部分も多々ありました。
けれど、昔も今も、「人の気さくさと親切さ」は変わりません。
「靴紐ほどけてるよ!」
「カバンのチャック空いてるよ!」
「日本語教えてよ!」
全員ではありませんが、私の周りには、まるで自分が親戚のおじさんかのように、知らない人に話しかけてくる人がたくさんいました。
そして食べ物に関しても、アヒルの舌、鶏の足、勇気を出して食べてみたらすごく美味しかったです。
周りの人々の反応や噂から得た情報ではなく、自分の目で見て感じたことが大切です。
自分の中にある固定観念を壊し、思い切って色んな人に関わりながら様々なことにチャレンジすることが、自分の視野を広げることに繋がります。
皆さんも是非、勇気をもって積極的に新しい環境に飛び込んでみてください。
言語が話せないことは、恥ずかしいことではない
みなさんが「○○語が話せるよ!」と言うときは、どの程度話せるときでしょうか。
日本人は、日常会話に全く困らない程度にならないと、「話せる」と言えない傾向があります。
しかし、外国の方々はどうでしょうか。
"I can speak Japanese! コンニチワ!アリガトゴザイマス!スミマセン!"
私は、自信をもってそう言っている方を何人も見てきました。
そして、"オイシイ!"のひとことだけを話す外国人に対し、「日本語上手だね」と嫌味なく伝えている日本人も何人も見てきました。
そんなもんです。
英語を母国語としない人に対し、初めから完璧な英語を求める人はいません。
私は中学校からインターナショナルスクールに通い始めましたが、最初は話せないことは恥ずかしいことだと思っていたので、数か月間殻に閉じこもっていました。
そしてその間、同じ時期に入った日本人の友人は、日常会話ができるようになっていました。
私とその友人の違いを思い返してみると、彼女は話せないことを恥ずかしく思わずに、むしろ新しく学んだ単語を積極的に使い、そして何よりそれを楽しんでいました。
なのでみなさんも、話せないことを恥ずかしがらず、どんどん英語を使っていきましょう!
英語の勉強は怠るべきではない
ついさきほど、「完璧な英語は求められていない」と書きましたが、それは「ある程度会話ができれば勉強する必要はない」ということではありません。
正直、言葉が分からなくてもノリで乗り切れることはたくさんあります。
実のある会話でなければ殆ど乗り切れると思います。
しかし、授業は乗り切れません。
ここで私の失敗談を紹介します。
日本人と一緒にいすぎた。
私は中学生の頃にも一度引っ越しているので、二校のインターナショナルスクールへ通った経験があります。
最初の学校では日本人も多く、英語がうまく話せない不安から日本人と一緒にいることが多くありました。
そしてその結果、その学校では英語力が全く伸びませんでした。
しかし二校目の学校には日本人が私しかおらず、半ば強制的に英語を話すことになりました。
結果、英語力は日に日に向上し、練習の大切さを感じました。
できるだけ多くの国の人と交流することや、日本人とも英語で会話することなどを心掛けると良いでしょう。
アカデミック英語を勉強しなかった。
日常会話に使う英語と、授業などに使うアカデミック英語は異なります。
私たちは日本語であれば、日常会話で使わない言葉でも、学校で学んでいない言葉でも、なんとなく分かることが多々あります。
それを英語に置き換えると、例えば歴史の授業を英語で学ぶとき、ネイティブの人たちは専門用語さえ覚えれば、あとは歴史を記憶するだけです。
しかし、英語力が日常会話レベルの人が同じものを勉強すると、そうはいきません。
専門用語はもちろん、教科書の至るところに分からない単語があり、まずは様々な単語を理解するところから始めなければいけません。
私は一夜漬けで勉強するタイプなので、中学・高校時代はよく、夕方に勉強を始めてテストの直前まで苦しむことが多くありました(悪いのは自分)。
なので、日常会話で使わないような単語も覚えることなど、日頃から努力を重ねることを心掛けてみてください。
以上が、私が自身の海外経験を通して感じてきたことです。
充実した留学生活を送るために、少しでも参考にしていただけたらと思います。